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《有料・冒頭試読》【マリーンズ略史 92~05/-76- 投手陣成長を裏で支えた捕手・清水将海】


(76)投手陣成長を裏で支えた捕手・清水将海 (1997年~2004年在籍)

 マリーンズは低迷期が続いたが、その要因の一つが捕手が固定出来なかったことだ。捕手には巧みなインサイドワークが投手陣の安定につながるが、やはり打席に立つ以上、一定の打撃力も必要になる。
 1997年に衝撃的なデビューを果たしてファンから「やっとキャッチャーが出て来た」と安堵した気持ちは今でも忘れがたい。安定したインサイドワークは成長を続け、投手陣からも信頼を得て投手陣が安定した裏には、間違いなく清水将海の力があった。しかし、バッティング力は如何ともしがたく、里崎智也、橋本将という打撃力の高い2人の成長にかなわなかった。

 【デビュー開幕戦でお立ち台も…】

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