記事一覧
モノと物語 #1:僕のじいちゃん
また来てしまった。
僕はため息をつきながらいつもの絵の前に立った。
日本から留学に来ていたルームメイトがどうしても行きたいと一緒に行ったメトロポリタン美術館で、この絵のことを思い出したのだ。
「これ、僕のじいちゃんにそっくりなんだよ。」
「マジで?髭すげえな。」
その時はそんな会話をしただけだった。
大学を卒業し、ニューヨークで働くようになってからもたまにここに来ている。というより、自然と
どうぶつの森の深みを目の前にして
「私、どうぶつの森が好きなの。」
ゲームを全くしない私にそう話してくれた70代と思われる女性は、その面白さを少女のようなキラキラした目で紹介してくれた。
女性の言うどうぶつの森は、「あつまれどうぶつの森」というゲームのことだ。
ゲーム内にある自分の島でマイホームを建てたり畑を作ったりするのはもちろんのこと、株や商品売買などの経済活動も行えるゲームだそうだ。
島の所有者の許可が下りれば、飛行機
今日もコツコツ花の種を蒔く
私は小さな家に住む、所謂一般人。世間ではサスティナブル、SDGsなどのワードをよく聞くけれど、「未来のために今できる事」がどうにも思いつかずに今日まで過ごしてきてしまった。
そんな私でも、今年から一つだけ始めたことがある。
近所の公園整備のボランティアだ。
私の1日は近所の公園への朝の散歩からはじまる。
変化に乏しい何気ない毎日でも、花や香りで季節を感じさせてくれる。
仕事で失敗してしまった