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Tiny House

instagramを見ていると、今まで調べもしなかったジャンルの投稿がタイムラインに登場することがある。想像するに、流行りのAIが性別年齢からおススメ投稿をチョイスしてくれているのだろう。

ある時、珍しく気になった投稿があった。
それがTiny Houseだ。
写真を見るとよくある一軒家とは異なり、小さな作業小屋の様に見える"それ"がTiny Houseで、どうやられっきとした家なのだそうだ。

家なのだからキッチン、バスルーム、リビング、ベッドなどが必要になる。ちゃんと敷地内に配置できるのか?という私の心配を他所に、狭い範囲にお洒落な家具と共に全てが配置されており、いかにも居心地の良さそうな空間を創っているのだ。

その投稿を見て以来、私はTiny Houseに住みたくなってしまった。


Tiny Houseへの憧れは日々高まるが、スマートフォンの写真を眺めているだけでは住めない。かと言って、お気に入りのTiny Houseがすぐ見つかる訳でもない。しかし、何もせずに待ってはいられない。

初めて一人で海外旅行へ行く事を決めた時のように、憧れの空間に自分が居るのを想像しながらふわふわした気持ちが満ちていた。


これまでマイホームが欲しいとは1ミリも思ったことはない。それどころか部屋のインテリアにもこだわりがなく、和風、アジアン、北欧系など統一感の無い"モノ"が雑然と置かれているだけの空間に長年住んでいるのだ。

そんな人間がお洒落なTiny Houseに住む事を夢見ている。
誰もが苦笑いするだろう。


私はふわふわした気持ちをエネルギーに変え、重い腰をあげて断捨離から手をつけることにした。Tiny Houseには入りきらない荷物が、我が家にはきっとたくさんあるのだ。

「不要なものを処分し身軽を目指す」という第一の目標が出来た今だから思う。
AIのマーケティング戦略にはまるのも、悪くないのかもしれない。

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