マザーグースの会/京都与謝野町 読み聞かせボランティアグループ 

1999年に旧野田川町に住む絵本好きな母親たちが集い、読み聞かせボランティアグループと…

マザーグースの会/京都与謝野町 読み聞かせボランティアグループ 

1999年に旧野田川町に住む絵本好きな母親たちが集い、読み聞かせボランティアグループとしてマザーグースの会が発足しました。その後23年間 絵本を通して豊かな心を育んでほしいとの思いで、小学校、図書館、子育て支援センター、高齢者施設などでお話し会を続けています。閉じる

記事一覧

【絵本紹介】 「フンころがさず」 奥深いメッセージと子供たちの感想

「フンころがさず」は、タイトルからして想像をかきたてる興味深い絵本です。物語の主人公は、なんと「フンコロガシ」そのまんまの名前です。この名前が物語の核心をなす重…

【絵本紹介】 「オットー 戦火をくぐったテディベア」 とオットー・フランク

トミー・ウンゲラーの自伝 このお話しは彼の半生を基に創った自伝的絵本とのことです。特にどこを探しても詳しいことは出てきませんが、彼の人生を知ると、このストーリー…

【絵本紹介】 オットー 戦火をくぐったテディベア 高学年への読み聞かせ

おはなし会では、必ず社会問題や戦争などを扱った本を年齢に合わせて入れています。「オットー  戦火をくぐったテディベア」は、もう10年以上前に各小学校で読み聞かせを…

クラウドファンディングの年齢の壁

目標額に対して109%の達成率できました。この成功には、多くの方々のご支援がありましたこと、心より感謝申し上げます。 成功と教訓  クラウドファンディングを通じて、…

【絵本紹介】 感動の一冊 バスが来ましたよ

子供たちにあふれた感動 「バスが来ましたよ」この一言が、病気で全盲となった山崎さんの通勤を10年以上支えました。声をかけたのは山崎さんと同じバスで小学校に通う、さ…

【絵本紹介】 読み聞かせボランティアが選んだ本 

子供たちの笑顔や感想が私たちの活力源です。 3月12日 本年度のおはなし会が、町内の4つの小学校で終わりました。 (1校は、インフルエンザ蔓延のために急遽中止になり…

"感激とハプニングの制作発表会"  

お詫びの言葉から  3月9日、私たちの紙芝居動画「細井和喜蔵ものがたり」制作発表会を終えました。なんと約130人もの方々がお越しいただき、その温かいサポートに感謝の気…

「おばさんの心で紡ぐ伝記」

専門家でもないおばさんの集まりが、時を追いかけ、人の生涯を伝記として綴ること。 人の生涯を伝記として描く事は、私たちおばさんの集まりが手がけた特別な冒険です。専…

温かな結びつき

小さな同じ町の中で、子供たちの未来を支える 読み聞かせボランティアグループ「よむよむ」の皆さんから、紙芝居動画「細井和喜蔵ものがたり」制作発表会におけるクラウド…

町の誇りと過去の影 「女工哀史」の作者の生まれた織物の町

町の誇りと過去の影 私たちの発表会のチラシです。  その一節には、 「きれいな着物を織っている女工の手はどす黒く汚れ上等な着物を一枚も持っていない」 との文言を入れ…

年齢バレ!? 地元での新聞記事と心のバランス 紹介はして欲しいけど。。

地元(田舎)で新聞記事に載ることになったとしたら、一つ気になるのが年齢(写真も)の問題です。これが公になると、心の中で「うわぁ、もう少し秘密にしていたかったな」…

新聞の取材を受けました。 紙芝居動画 「細井和喜蔵ものがたり」発表会について

これまでで計3社から、紙芝居動画「細井和喜蔵ものがたり」について、発表会について の取材を受けました。 私たちの代表Nさんが持つ卓越な記憶力と幅広い教養から引き…

細井和喜蔵の世界(Facebook より)

紙芝居動画「細井和喜蔵ものがたり」の紹介をしていただきました。 永年の努力を評価してくださって嬉しいです。舞い上がります。

与謝野町広報に取り上げていただきました。 2024年2月号「よさの人」

糸井定次氏と共に 紙芝居「エイエンノヘイワ」 これまでの軌跡 

フランクエバンス氏のあゆみ 「エイエンノヘイワ」解説動画 ショートムービー

「エイエンノヘイワ」上演のあとの糸井定次氏の講演をまとめたものです。 現在公開はしておりません。

【絵本紹介】 「フンころがさず」 奥深いメッセージと子供たちの感想

【絵本紹介】 「フンころがさず」 奥深いメッセージと子供たちの感想

「フンころがさず」は、タイトルからして想像をかきたてる興味深い絵本です。物語の主人公は、なんと「フンコロガシ」そのまんまの名前です。この名前が物語の核心をなす重要な要素となります。フンコロガシは、自分の名前に不満を抱き、周りからも異様な存在として見られることに憤りを感じます。

そこでフンコロガシは、自分の名前を変えることを決意します。しかし、その名前の変更案は思いついたものの、なかなか良いものが

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【絵本紹介】 「オットー 戦火をくぐったテディベア」 とオットー・フランク

【絵本紹介】 「オットー 戦火をくぐったテディベア」 とオットー・フランク

トミー・ウンゲラーの自伝
このお話しは彼の半生を基に創った自伝的絵本とのことです。特にどこを探しても詳しいことは出てきませんが、彼の人生を知ると、このストーリーとの重なりが見えてきて興味深いです。

アンネフランクの父との関連は?

ウンゲラー 自身も、故郷のフランスのドイツとの国境でドイツからフランスに併合された歴史を持つアルザス地方でドイツ占領を経験しています。彼は名前を変え、ドイツ語を話すこ

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【絵本紹介】 オットー 戦火をくぐったテディベア 高学年への読み聞かせ

【絵本紹介】 オットー 戦火をくぐったテディベア 高学年への読み聞かせ

おはなし会では、必ず社会問題や戦争などを扱った本を年齢に合わせて入れています。「オットー  戦火をくぐったテディベア」は、もう10年以上前に各小学校で読み聞かせをしたこの本ですが、良い本なので久しぶりに高学年に読みました。
テディベア「オットー」の目線で悲しみや困難を淡々と語った物語です。

あらすじ 
ドイツで作られた、本物のテディベアのオットー。なかよしの少年デビッドとオスカーと三人で、楽し

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クラウドファンディングの年齢の壁

クラウドファンディングの年齢の壁

目標額に対して109%の達成率できました。この成功には、多くの方々のご支援がありましたこと、心より感謝申し上げます。
成功と教訓
 クラウドファンディングを通じて、私たちは数々の貴重な教訓を得ることができました。最初は期待した反応が得られず、その道のりは決して簡単ではありませんでした。

支援してくれる人々はいましたが、友人たちはスマートフォンの支援方法に戸惑い、結局私が代理で手続きを進めることに

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【絵本紹介】 感動の一冊 バスが来ましたよ

【絵本紹介】 感動の一冊 バスが来ましたよ

子供たちにあふれた感動
「バスが来ましたよ」この一言が、病気で全盲となった山崎さんの通勤を10年以上支えました。声をかけたのは山崎さんと同じバスで小学校に通う、さきちゃん。そして、さきちゃんが卒業してもその声掛けはさきちゃんの妹や他の子へと引き継がれ、続いていきました。

10年以上にわたって続く小さな親切のリレーの物語 この物語が実話であることがさらに感動を深めていきます。

今年度、最も感動的

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【絵本紹介】 読み聞かせボランティアが選んだ本 

【絵本紹介】 読み聞かせボランティアが選んだ本 

子供たちの笑顔や感想が私たちの活力源です。
3月12日 本年度のおはなし会が、町内の4つの小学校で終わりました。 (1校は、インフルエンザ蔓延のために急遽中止になりました 残念)
学校規模によって、低学年、中学年、高学年に分かれるところと、低学年、高学年と分かれるところがあります。
次の記事から今年度小学校でのおはなし会で選んだ本の紹介を少しづつしていこうと思います。
まず全体はこのような組み合わ

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"感激とハプニングの制作発表会"  

"感激とハプニングの制作発表会"  

お詫びの言葉から
 3月9日、私たちの紙芝居動画「細井和喜蔵ものがたり」制作発表会を終えました。なんと約130人もの方々がお越しいただき、その温かいサポートに感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

お詫びの言葉から始まったこのイベント。チラシの明治時代の一節から、和喜蔵の受け入れが進んでいない現状に直面し、”詫びなくてもいいのでは”、、との葛藤に向き合いつつ、苦情を受けた町の立場にも敬意を払い

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「おばさんの心で紡ぐ伝記」

「おばさんの心で紡ぐ伝記」

専門家でもないおばさんの集まりが、時を追いかけ、人の生涯を伝記として綴ること。
人の生涯を伝記として描く事は、私たちおばさんの集まりが手がけた特別な冒険です。専門家、研究家ではないからこそ、柔らかな視点と心で、人物の生涯をやさしく伝記として描くことを心がけました。

その責任は、歴史の事実を描くことと、その人の性格や複雑な関係も理解し、人に優しく正直に伝えることにもあります。

しかし古い資料や

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温かな結びつき

温かな結びつき

小さな同じ町の中で、子供たちの未来を支える 読み聞かせボランティアグループ「よむよむ」の皆さんから、紙芝居動画「細井和喜蔵ものがたり」制作発表会におけるクラウドファンディングへの支援金が届きました。その温かな心遣いに触れ、感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

活動範囲が異なり、なかなか交流の機会がない状態ですが、メンバーの皆様一人一人に声をかけてくださり 応援してくださったのです。更に励ましと

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 町の誇りと過去の影 「女工哀史」の作者の生まれた織物の町

町の誇りと過去の影 「女工哀史」の作者の生まれた織物の町

町の誇りと過去の影
私たちの発表会のチラシです。 
その一節には、
「きれいな着物を織っている女工の手はどす黒く汚れ上等な着物を一枚も持っていない」
との文言を入れています。

この言葉の思いとしては女工哀史の作者「和喜蔵」をイメージしやすいこと、そして和喜蔵は、この女工たちの手が綺麗になるように、楽をさせてあげたいとの思いが一貫してあり、和喜蔵を労働環境の改善へと突き動かしたと言う点にあります。

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年齢バレ!? 地元での新聞記事と心のバランス 紹介はして欲しいけど。。

年齢バレ!? 地元での新聞記事と心のバランス 紹介はして欲しいけど。。

地元(田舎)で新聞記事に載ることになったとしたら、一つ気になるのが年齢(写真も)の問題です。これが公になると、心の中で「うわぁ、もう少し秘密にしていたかったな」とか、「今更ながら若く見られたかった!」なんて考えてしまう。

地元の知人との関係性:
特に高齢者やその手前の人たちは、地元で生活すると新聞記事に載ることがあると、知人や近所の人に自分の年齢がバレてしまう可能性があります。これはなんとも微妙

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新聞の取材を受けました。 紙芝居動画 「細井和喜蔵ものがたり」発表会について

新聞の取材を受けました。 紙芝居動画 「細井和喜蔵ものがたり」発表会について

これまでで計3社から、紙芝居動画「細井和喜蔵ものがたり」について、発表会について の取材を受けました。

私たちの代表Nさんが持つ卓越な記憶力と幅広い教養から引き出された様々な制作の背景について、新聞記者さんからの質問に 資料を差し出し、慎重かつ具体的な回答を行いました。その結果、取材がより深みを増し、理解が一層深まる印象を受けました。
地元の歴史や文化に焦点を当てた取材であること 興味深いものに

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