モリモリ先生 新日本地図輿地全図 New Comprehensive Atlas of Japan

2024年7月から北海道木古内町に移住。北海道移住前は、京都東京香港シンガポール香港北…

モリモリ先生 新日本地図輿地全図 New Comprehensive Atlas of Japan

2024年7月から北海道木古内町に移住。北海道移住前は、京都東京香港シンガポール香港北京で生活。現在は北海道木古内町で働くかたわら、北海道情報を中心に日本全国の情報を発信。目指すは現代の伊能忠敬!人を中心とした新しい地図を作りたい!北前船の歴史が大好きです(^^)

マガジン

  • 京都時間.jp

    京都は、その歴史的な寺院、美しい庭園、年間を通じての祭り、そして伝統的な日本文化を今に伝える街として世界的に知られています。このマガジンでは、京都の魅力をさまざまな角度から紹介し、訪れるべき場所、体験すべき文化イベントなど京都独自の歴史文化について詳しく掘り下げます。また、京都の季節ごとの風景の変化、地元の人々や訪問者にどのような意味を持っているのかなどを深堀りした文章を紹介しています。この記事を通じて、京都の豊かな文化遺産とその現代における息吹を、読者に伝えることを目指します。

記事一覧

固定された記事
この記事は
マガジンの購入者だけが読めます。

【京都時間.jp】第10回 心の平穏と自然の美を再発見 清水寺の紅葉ライトアップ

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

【北海道時間.jp】第8回:自然と人間の営みが生んだ奇跡:美瑛町の青い池

青い池に向かう道中から、期待と興奮が高まっていきました。十勝岳の麓に位置する美瑛町の東南部、標高約500メートルの地点に辿り着くと、そこには想像を遥かに超える光景…

【北海道時間.jp】第7回:海底に眠る巨大インフラ 青函トンネルの秘密を探る

福島町青函トンネル記念館への訪問は、歴史と技術の融合を体感できる貴重な機会でした。この記念館は、世界最長の海底トンネルである青函トンネルの建設記録と土木技術を展…

【北海道時間.jp】第6回:火山の鼓動を感じて - 昭和新山への旅

北海道の大地に、人類の目の前で誕生した火山があります。その名は昭和新山です。太平洋戦争の混乱の中、静かに、しかし力強く地表を押し上げ、わずか2年で400メートルを超…

【北海道時間.jp】第5回 紫の絨毯が織りなす北海道の夢 - ファーム富田、開拓と情熱の物語

北海道の広大な大地に、果てしなく広がる紫のじゅうたん。その美しさに魅了され、私はファーム富田への旅に出ました。空知郡中富良野町に位置するこの農園は、ラベンダーを…

【北海道時間.jp】第4回:函館の夢空間 ラッキーピエロの魅力

ここ函館にある「ラッキーピエロ」は、北海道を代表する人気グルメスポットです。単なるハンバーガー店を遥かに超えた、五感で体感する新感覚のレストランとして、国内外か…

【北海道時間.jp】第3回:函館市旧イギリス領事館の軌跡とリチャード・ユースデンの功績

函館市旧イギリス領事館の概要 函館市元町に位置する旧イギリス領事館は、かつての歴史を今に伝える貴重な建物です。1859年に函館市に設置された領事館の中で、アメリカと…

【北海道時間.jp】第2回:明治時代の息吹を感じて 旧函館区公会堂の歴史と魅力

歴史と背景 函館は、明治時代に入り北海道の中心的な都市として発展を遂げました。1907年12月16日の大火により、町会所や商業会議所などの重要な建物が焼失する被害に見舞…

【千葉時間.jp】第1回:伊能忠敬の挑戦 - 全国測量に捧げた情熱と努力の軌跡

伊能忠敬記念館を訪れて 伊能忠敬の業績について、歴史上の偉人というのは訪れる前から知っていましたが、彼の業績とその偉大さに改めて感銘を受けました。この記念館は、…

【岐阜時間.jp】第2回:飛騨高山の心に出会う宮川朝市 〜伝統と人情に彩られた朝市の魅力〜

岐阜県高山市の川沿いに広がる「宮川朝市」は、日本三大朝市の一つとして名高い、飛騨を代表する観光名所です。この朝市には、飛騨の人々が長い年月をかけて育んできた豊か…

【富山時間.jp】第1回 北前船の時代に思いを馳せる富山の名所「旧馬場家」

富山市岩瀬地区に佇む「旧馬場家」は、かつて日本海を往来した北前船の面影を色濃く残す、貴重な史跡です。江戸時代から明治にかけて、北前船は単なる物資の運搬にとどまら…

【岐阜時間.jp】第1回 日枝神社:古刹と新世界が交わる神秘の地

飛騨高山の旧市街から少し足を延ばすと、まるで時間が止まったかのような神秘的な場所に出会います。ここは、樹齢1000年を誇る大スギと鮮やかな朱色の鳥居が参拝者を魅了す…

【長崎時間.jp】第1回 軍艦島の記憶:日本の産業革命を支えた島の物語

軍艦島を訪れて 長崎県長崎市に位置する端島(はしま)、通称軍艦島(ぐんかんじま)は、かつて「羽島」とも書かれていた小さな島です。この島は、明治から昭和にかけての…

【青森時間.jp】第2回 日本が誇る桜の名所 弘前城と弘前公園の桜物語

日本の北東に位置する青森県弘前市。この小高い丘の上に佇むのが、1611年に津軽為信によって築城された雄々しい弘前城です。当時の城主であった津軽氏の居館として、数多く…

【北海道時間.jp】第1回:トラピスト修道院 北海道の大地に根付く祈りと労働の軌跡

杉やポプラの優雅な並木道を進むと、静かな修道院の風景が広がります。北海道北斗市にあるこの「灯台の聖母大修道院」は、日本で最初に設立された男子トラピスト修道院です…

【京都時間.jp】 第39回 日本海に面する漁村の景観美 海の京都・伊根の舟屋群

日本海に面した京都府最北端の伊根町。人口わずか2,000人足らずのこの小さな漁村には、年間30万人を超える観光客が訪れる人気の観光地があります。それが、伊根湾に立ち並…

【北海道時間.jp】第8回:自然と人間の営みが生んだ奇跡:美瑛町の青い池

【北海道時間.jp】第8回:自然と人間の営みが生んだ奇跡:美瑛町の青い池

青い池に向かう道中から、期待と興奮が高まっていきました。十勝岳の麓に位置する美瑛町の東南部、標高約500メートルの地点に辿り着くと、そこには想像を遥かに超える光景が広がっていました。

目の前に現れた池の色は、言葉では表現しきれないほどの鮮やかな青。その透明度の高さと深みのある青さに、思わず息を飲みました。水面に映る空と周囲の森の緑が、この青さをさらに引き立てています。そして、池の中に立ち枯れた木

もっとみる
【北海道時間.jp】第7回:海底に眠る巨大インフラ 青函トンネルの秘密を探る

【北海道時間.jp】第7回:海底に眠る巨大インフラ 青函トンネルの秘密を探る

福島町青函トンネル記念館への訪問は、歴史と技術の融合を体感できる貴重な機会でした。この記念館は、世界最長の海底トンネルである青函トンネルの建設記録と土木技術を展示する施設です。外観は海底トンネルを連想させる円筒形の建物が特徴的で、まるで海中から姿を現したかのようなユニークなデザインが訪れる人々に強い印象を与えます。建物の入り口付近には、トンネル建設に使用された実際の重機が展示されており、その圧倒的

もっとみる
【北海道時間.jp】第6回:火山の鼓動を感じて - 昭和新山への旅

【北海道時間.jp】第6回:火山の鼓動を感じて - 昭和新山への旅

北海道の大地に、人類の目の前で誕生した火山があります。その名は昭和新山です。太平洋戦争の混乱の中、静かに、しかし力強く地表を押し上げ、わずか2年で400メートルを超える山となった奇跡の火山です。私は、この不思議な山の姿を自分の目で見たいと思い、北海道有珠郡壮瞥町へと向かいました。

洞爺湖から車で20分ほど。遠くに昭和新山の姿が見えてきます。赤茶けた山肌が特徴的です。近づくにつれ、その存在感が増し

もっとみる
【北海道時間.jp】第5回 紫の絨毯が織りなす北海道の夢 - ファーム富田、開拓と情熱の物語

【北海道時間.jp】第5回 紫の絨毯が織りなす北海道の夢 - ファーム富田、開拓と情熱の物語

北海道の広大な大地に、果てしなく広がる紫のじゅうたん。その美しさに魅了され、私はファーム富田への旅に出ました。空知郡中富良野町に位置するこの農園は、ラベンダーを中心とした花々の楽園です。しかし、その美しい景観の裏には、北海道の開拓と共に歩んできた壮大な歴史が隠されています。

ファーム富田の物語は、北海道の開拓史と共に始まります。1897年、北海道国有未開地処分法が制定され、多くの人々が夢を抱いて

もっとみる
【北海道時間.jp】第4回:函館の夢空間 ラッキーピエロの魅力

【北海道時間.jp】第4回:函館の夢空間 ラッキーピエロの魅力

ここ函館にある「ラッキーピエロ」は、北海道を代表する人気グルメスポットです。単なるハンバーガー店を遥かに超えた、五感で体感する新感覚のレストランとして、国内外から注目が高まっています。店内の空間演出から、ワクワク感と非日常体験が始まります。それぞれの店舗が全く別の世界観を表現しており、入店するだけで夢の国へタイムスリップしたかのようです。サーカス一色の館内、カウボーイの西部劇がテーマの店舗、レトロ

もっとみる
【北海道時間.jp】第3回:函館市旧イギリス領事館の軌跡とリチャード・ユースデンの功績

【北海道時間.jp】第3回:函館市旧イギリス領事館の軌跡とリチャード・ユースデンの功績

函館市旧イギリス領事館の概要
函館市元町に位置する旧イギリス領事館は、かつての歴史を今に伝える貴重な建物です。1859年に函館市に設置された領事館の中で、アメリカとロシアに次いで3番目に古いものであり、その歴史は非常に深いものです。この領事館は、幾度もの大火によって再建されながらも、函館の異国情緒あふれる風景の一部として重要な役割を果たしてきました。現在の建物は1913年に完成し、1934年まで領

もっとみる
【北海道時間.jp】第2回:明治時代の息吹を感じて 旧函館区公会堂の歴史と魅力

【北海道時間.jp】第2回:明治時代の息吹を感じて 旧函館区公会堂の歴史と魅力

歴史と背景
函館は、明治時代に入り北海道の中心的な都市として発展を遂げました。1907年12月16日の大火により、町会所や商業会議所などの重要な建物が焼失する被害に見舞われました。この悲劇を契機に、函館の面目を一新すべく、新たな集会施設の建設が住民から熱望されるようになりました。

この機運を受け、函館に本拠を置く豪商・相馬哲平氏が中心となり、多額の寄付を呼びかけました。相馬氏自身も5万円の多額の

もっとみる
 【千葉時間.jp】第1回:伊能忠敬の挑戦 - 全国測量に捧げた情熱と努力の軌跡

【千葉時間.jp】第1回:伊能忠敬の挑戦 - 全国測量に捧げた情熱と努力の軌跡

伊能忠敬記念館を訪れて
伊能忠敬の業績について、歴史上の偉人というのは訪れる前から知っていましたが、彼の業績とその偉大さに改めて感銘を受けました。この記念館は、忠敬の旧宅の近くになり、彼の人生と業績を年代順に詳しく紹介しています。特に、忠敬が全国測量に挑んだ50歳以降の後半生についての展示は、彼の努力と情熱を感じさせるものでした。

佐原時代
佐原時代の展示では、江戸時代の佐原の町並みと伊能家の歴

もっとみる
【岐阜時間.jp】第2回:飛騨高山の心に出会う宮川朝市 〜伝統と人情に彩られた朝市の魅力〜

【岐阜時間.jp】第2回:飛騨高山の心に出会う宮川朝市 〜伝統と人情に彩られた朝市の魅力〜

岐阜県高山市の川沿いに広がる「宮川朝市」は、日本三大朝市の一つとして名高い、飛騨を代表する観光名所です。この朝市には、飛騨の人々が長い年月をかけて育んできた豊かな自然や伝統文化、そして人情味あふれる温かい心が凝縮されています。

宮川の清流に面した道路沿いには、朝靄に包まれた白いテントが所狭しと立ち並びます。そこには、飛騨の大地で育まれた新鮮な野菜や果物、手作りの雑貨や工芸品が陳列され、活気あふれ

もっとみる
【富山時間.jp】第1回 北前船の時代に思いを馳せる富山の名所「旧馬場家」

【富山時間.jp】第1回 北前船の時代に思いを馳せる富山の名所「旧馬場家」

富山市岩瀬地区に佇む「旧馬場家」は、かつて日本海を往来した北前船の面影を色濃く残す、貴重な史跡です。江戸時代から明治にかけて、北前船は単なる物資の運搬にとどまらず、各地の文化を運ぶ役割を果たしてきました。
旧馬場家の広大な敷地に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが「トオリニワ」と呼ばれる長さ30メートルの物資の行き来した通路です。かつてはここを通り、北前船から米や塩、魚介類などが搬入されて

もっとみる
【岐阜時間.jp】第1回 日枝神社:古刹と新世界が交わる神秘の地

【岐阜時間.jp】第1回 日枝神社:古刹と新世界が交わる神秘の地

飛騨高山の旧市街から少し足を延ばすと、まるで時間が止まったかのような神秘的な場所に出会います。ここは、樹齢1000年を誇る大スギと鮮やかな朱色の鳥居が参拝者を魅了する「日枝神社」です。この神社に足を踏み入れると、異世界に迷い込んだかのような非日常的な空気に包まれ、その特別な雰囲気に圧倒されます。

古刹の歴史を辿る旅

日枝神社は鎌倉時代、平時輔によって創建。創建当初から長い年月を経て、幾度かの移

もっとみる
【長崎時間.jp】第1回 軍艦島の記憶:日本の産業革命を支えた島の物語

【長崎時間.jp】第1回 軍艦島の記憶:日本の産業革命を支えた島の物語

軍艦島を訪れて

長崎県長崎市に位置する端島(はしま)、通称軍艦島(ぐんかんじま)は、かつて「羽島」とも書かれていた小さな島です。この島は、明治から昭和にかけての日本の産業発展を象徴する場所として知られています。軍艦島は、海底炭鉱によって繁栄し、日本初の鉄筋コンクリート造の高層集合住宅が建てられるなど、1960年代には東京を凌ぐ人口密度を誇りました。しかし、1974年に炭鉱が閉山し、住民が去った後

もっとみる
【青森時間.jp】第2回 日本が誇る桜の名所 弘前城と弘前公園の桜物語

【青森時間.jp】第2回 日本が誇る桜の名所 弘前城と弘前公園の桜物語

日本の北東に位置する青森県弘前市。この小高い丘の上に佇むのが、1611年に津軽為信によって築城された雄々しい弘前城です。当時の城主であった津軽氏の居館として、数多くの歴史的な出来事の舞台となってきたこの城は、長らく東北地方を支配した大名家の拠点として君臨してきました。その厳かな城壁と堀が、過去の激動を今に伝える静寂な証人のようです。

そんな由緒ある弘前城のすぐ近くに、広大な弘前公園が広がっていま

もっとみる
【北海道時間.jp】第1回:トラピスト修道院 北海道の大地に根付く祈りと労働の軌跡

【北海道時間.jp】第1回:トラピスト修道院 北海道の大地に根付く祈りと労働の軌跡

杉やポプラの優雅な並木道を進むと、静かな修道院の風景が広がります。北海道北斗市にあるこの「灯台の聖母大修道院」は、日本で最初に設立された男子トラピスト修道院です。1896年、シトー修道会の教えに則り、祈りと労働の生活を送ることを誓った9人の修道士によって創設されました。

トラピスト会とは何か

トラピスト会は正式には「厳律シトー会」と呼ばれるカトリック修道会の一つです。ベネディクト会規に基づき、

もっとみる
【京都時間.jp】 第39回 日本海に面する漁村の景観美 海の京都・伊根の舟屋群

【京都時間.jp】 第39回 日本海に面する漁村の景観美 海の京都・伊根の舟屋群

日本海に面した京都府最北端の伊根町。人口わずか2,000人足らずのこの小さな漁村には、年間30万人を超える観光客が訪れる人気の観光地があります。それが、伊根湾に立ち並ぶ「伊根の舟屋」です。

舟屋とは、もともと漁具や小型漁船を収納するための船倉兼民家のこと。時代とともに居住空間としても使われるようになり、今では重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。外観が無骨な木造の船倉が、まるで絵画のよう

もっとみる