モリモリ先生 新日本地図輿地全図 New Comprehensive Atlas of Japan

2021年2月に京都移住。京都移住前は、北京香港シンガポール東京に20年生活。現在は京…

モリモリ先生 新日本地図輿地全図 New Comprehensive Atlas of Japan

2021年2月に京都移住。京都移住前は、北京香港シンガポール東京に20年生活。現在は京都の最新情報を中心に日本全国の情報を発信。京都は日本文化の中心地。そして日本は世界に誇る文化歴史国家。その魅力を発信していきます。目指すは現代の伊能忠敬。あと北前船の歴史が大好きです(^^)

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  • 京都時間.jp

    京都は、その歴史的な寺院、美しい庭園、年間を通じての祭り、そして伝統的な日本文化を今に伝える街として世界的に知られています。このマガジンでは、京都の魅力をさまざまな角度から紹介し、訪れるべき場所、体験すべき文化イベントなど京都独自の歴史文化について詳しく掘り下げます。また、京都の季節ごとの風景の変化、地元の人々や訪問者にどのような意味を持っているのかなどを深堀りした文章を紹介しています。この記事を通じて、京都の豊かな文化遺産とその現代における息吹を、読者に伝えることを目指します。

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【京都時間.jp】第10回 心の平穏と自然の美を再発見 清水寺の紅葉ライトアップ

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    • 【北海道時間.jp】第4回:函館の夢空間 ラッキーピエロの魅力

      ここ函館にある「ラッキーピエロ」は、北海道を代表する人気グルメスポットです。単なるハンバーガー店を遥かに超えた、五感で体感する新感覚のレストランとして、国内外から注目が高まっています。店内の空間演出から、ワクワク感と非日常体験が始まります。それぞれの店舗が全く別の世界観を表現しており、入店するだけで夢の国へタイムスリップしたかのようです。サーカス一色の館内、カウボーイの西部劇がテーマの店舗、レトロな喫茶店の世界観を体現する店舗など、それぞれに凝った構成と小物使いで、誠に見事な

      • 【北海道時間.jp】第3回:函館市旧イギリス領事館の軌跡とリチャード・ユースデンの功績

        函館市旧イギリス領事館の概要 函館市元町に位置する旧イギリス領事館は、かつての歴史を今に伝える貴重な建物です。1859年に函館市に設置された領事館の中で、アメリカとロシアに次いで3番目に古いものであり、その歴史は非常に深いものです。この領事館は、幾度もの大火によって再建されながらも、函館の異国情緒あふれる風景の一部として重要な役割を果たしてきました。現在の建物は1913年に完成し、1934年まで領事館として使用されましたが、現在は開港記念館として一般に公開されています。 歴

        • 【北海道時間.jp】第2回:明治時代の息吹を感じて 旧函館区公会堂の歴史と魅力

          歴史と背景 函館は、明治時代に入り北海道の中心的な都市として発展を遂げました。1907年12月16日の大火により、町会所や商業会議所などの重要な建物が焼失する被害に見舞われました。この悲劇を契機に、函館の面目を一新すべく、新たな集会施設の建設が住民から熱望されるようになりました。 この機運を受け、函館に本拠を置く豪商・相馬哲平氏が中心となり、多額の寄付を呼びかけました。相馬氏自身も5万円の多額の寄附を行い、地域社会が一丸となって計画を後押ししました。こうした努力の結実として

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          【千葉時間.jp】第1回:伊能忠敬の挑戦 - 全国測量に捧げた情熱と努力の軌跡

          伊能忠敬記念館を訪れて 伊能忠敬の業績について、歴史上の偉人というのは訪れる前から知っていましたが、彼の業績とその偉大さに改めて感銘を受けました。この記念館は、忠敬の旧宅の近くになり、彼の人生と業績を年代順に詳しく紹介しています。特に、忠敬が全国測量に挑んだ50歳以降の後半生についての展示は、彼の努力と情熱を感じさせるものでした。 佐原時代 佐原時代の展示では、江戸時代の佐原の町並みと伊能家の歴史が紹介されています。特に、忠敬が佐原の名主として地域社会に貢献しつつ、家業の醸

          【千葉時間.jp】第1回:伊能忠敬の挑戦 - 全国測量に捧げた情熱と努力の軌跡

          【岐阜時間.jp】第2回:飛騨高山の心に出会う宮川朝市 〜伝統と人情に彩られた朝市の魅力〜

          岐阜県高山市の川沿いに広がる「宮川朝市」は、日本三大朝市の一つとして名高い、飛騨を代表する観光名所です。この朝市には、飛騨の人々が長い年月をかけて育んできた豊かな自然や伝統文化、そして人情味あふれる温かい心が凝縮されています。 宮川の清流に面した道路沿いには、朝靄に包まれた白いテントが所狭しと立ち並びます。そこには、飛騨の大地で育まれた新鮮な野菜や果物、手作りの雑貨や工芸品が陳列され、活気あふれる賑わいを見せています。出店者の掛け声が市場に響き渡り、買い物客を惹きつけます。

          【岐阜時間.jp】第2回:飛騨高山の心に出会う宮川朝市 〜伝統と人情に彩られた朝市の魅力〜

          【富山時間.jp】第1回 北前船の時代に思いを馳せる富山の名所「旧馬場家」

          富山市岩瀬地区に佇む「旧馬場家」は、かつて日本海を往来した北前船の面影を色濃く残す、貴重な史跡です。江戸時代から明治にかけて、北前船は単なる物資の運搬にとどまらず、各地の文化を運ぶ役割を果たしてきました。 旧馬場家の広大な敷地に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが「トオリニワ」と呼ばれる長さ30メートルの物資の行き来した通路です。かつてはここを通り、北前船から米や塩、魚介類などが搬入されていたそうです。この通路の突き当たりにある白壁の西門は、昭和初期まで神通川に面して

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          【岐阜時間.jp】第1回 日枝神社:古刹と新世界が交わる神秘の地

          飛騨高山の旧市街から少し足を延ばすと、まるで時間が止まったかのような神秘的な場所に出会います。ここは、樹齢1000年を誇る大スギと鮮やかな朱色の鳥居が参拝者を魅了する「日枝神社」です。この神社に足を踏み入れると、異世界に迷い込んだかのような非日常的な空気に包まれ、その特別な雰囲気に圧倒されます。 古刹の歴史を辿る旅 日枝神社は鎌倉時代、平時輔によって創建。創建当初から長い年月を経て、幾度かの移転を重ねながらも、今に至るまで高山市民の信仰の対象として大切に守り継がれてきてい

          【岐阜時間.jp】第1回 日枝神社:古刹と新世界が交わる神秘の地

          【長崎時間.jp】第1回 軍艦島の記憶:日本の産業革命を支えた島の物語

          軍艦島を訪れて 長崎県長崎市に位置する端島(はしま)、通称軍艦島(ぐんかんじま)は、かつて「羽島」とも書かれていた小さな島です。この島は、明治から昭和にかけての日本の産業発展を象徴する場所として知られています。軍艦島は、海底炭鉱によって繁栄し、日本初の鉄筋コンクリート造の高層集合住宅が建てられるなど、1960年代には東京を凌ぐ人口密度を誇りました。しかし、1974年に炭鉱が閉山し、住民が去った後は無人島となりました。2015年には、国際記念物遺跡会議(イコモス)により「明治

          【長崎時間.jp】第1回 軍艦島の記憶:日本の産業革命を支えた島の物語

          【青森時間.jp】第2回 日本が誇る桜の名所 弘前城と弘前公園の桜物語

          日本の北東に位置する青森県弘前市。この小高い丘の上に佇むのが、1611年に津軽為信によって築城された雄々しい弘前城です。当時の城主であった津軽氏の居館として、数多くの歴史的な出来事の舞台となってきたこの城は、長らく東北地方を支配した大名家の拠点として君臨してきました。その厳かな城壁と堀が、過去の激動を今に伝える静寂な証人のようです。 そんな由緒ある弘前城のすぐ近くに、広大な弘前公園が広がっています。春になるとこの公園は、名実ともに「日本一の桜」と呼ばれるにふさわしい、圧倒的

          【青森時間.jp】第2回 日本が誇る桜の名所 弘前城と弘前公園の桜物語

          【北海道時間.jp】第1回:トラピスト修道院 北海道の大地に根付く祈りと労働の軌跡

          杉やポプラの優雅な並木道を進むと、静かな修道院の風景が広がります。北海道北斗市にあるこの「灯台の聖母大修道院」は、日本で最初に設立された男子トラピスト修道院です。1896年、シトー修道会の教えに則り、祈りと労働の生活を送ることを誓った9人の修道士によって創設されました。 トラピスト会とは何か トラピスト会は正式には「厳律シトー会」と呼ばれるカトリック修道会の一つです。ベネディクト会規に基づき、究極の目標はキリストへの同一化にあります。隠修的な生活を送りながら、祈りと肉体労

          【北海道時間.jp】第1回:トラピスト修道院 北海道の大地に根付く祈りと労働の軌跡

          【京都時間.jp】 第39回 日本海に面する漁村の景観美 海の京都・伊根の舟屋群

          日本海に面した京都府最北端の伊根町。人口わずか2,000人足らずのこの小さな漁村には、年間30万人を超える観光客が訪れる人気の観光地があります。それが、伊根湾に立ち並ぶ「伊根の舟屋」です。 舟屋とは、もともと漁具や小型漁船を収納するための船倉兼民家のこと。時代とともに居住空間としても使われるようになり、今では重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。外観が無骨な木造の船倉が、まるで絵画のように美しく湾に向かって連なる風景は、日本でも稀有な景観美を生み出しています。 こ

          【京都時間.jp】 第39回 日本海に面する漁村の景観美 海の京都・伊根の舟屋群

          【京都時間.jp】第38回 京都に残る隠れ花街「島原」 古都の風情を感じる

          京都といえば、金閣寺や清水寺、伏見稲荷など数多くの有名な名所旧跡が存在する古都です。しかし、町家が立ち並ぶ下京区の静かな住宅街一角に、かつての遊里の華やかな面影が色濃く残る風情ある空間があることをご存知でしょうか。それが島原(しまばら)という、京都で最も古い由緒を誇る花街なのです。 島原の起源は室町時代に遡ります。当時、足利義満公が現在の東洞院通七条下るあたりに、いわゆる遊所となる"傾城町"を許可したのがその始まりです。しかし桃山時代の1589年、豊臣秀吉公の許可を得て二条

          【京都時間.jp】第38回 京都に残る隠れ花街「島原」 古都の風情を感じる

          【京都時間.jp】第37回 国宝系図: 神聖なる地 深遠なる歴史が紡ぐ古代からの信仰と伝統

          元伊勢籠神社の歴史とその神秘性は、京都府宮津市に根ざし、古代日本の信仰心と文化的伝統を現代に伝える貴重な遺産です。この神社は、その起源、御祭神、由緒、社殿様式、そして社会的・宗教的地位を通じて、深い歴史的意味合いを持ちます。そしてこの神社に伝わる海部氏系図は、平安時代初期に書写された日本最古の国宝系図で、始祖から平安初期までの直系当主を簡潔に記しています。稲荷山鉄剣銘に類似した形式をもち、古い形を今に伝える貴重な史料となっています。 御祭神と神話の背景 元伊勢籠神社の主祭神

          【京都時間.jp】第37回 国宝系図: 神聖なる地 深遠なる歴史が紡ぐ古代からの信仰と伝統

          【福島時間.jp】第2回 福島の未来を紡ぐ: フタバスーパーゼロミルの挑戦

          福島県双葉町にあるフタバスーパーゼロミル。この施設は、繊維メーカー浅野撚糸の挑戦と革新、そして地域とのつながりの物語がくっきりと体現される特別な場所です。ここを訪れることで、単なる企業の歴史を超えた、深い示唆と勇気に満ちた理念を体験することができます。 1967年、浅野撚糸は化学繊維の複合撚糸メーカーとして創業。しかし2000年代に入ると、海外製品の高品質かつ低価格攻勢に見舞われ、窮地に立たされることになります。そこで経営陣は、単に生き残るだけでなく、業界でたけうことを決意

          【福島時間.jp】第2回 福島の未来を紡ぐ: フタバスーパーゼロミルの挑戦

          【東京時間.jp】第2回 日本橋:東京の歴史と文化の交差点

          東京の心臓部に位置する日本橋は、江戸時代に徳川家康の都市計画における象徴的な存在でした。1603年の江戸幕府の開設と同時に架けられた木造の橋は、東京の玄関口として、経済と文化の中心地へと発展しました。400年以上の時を経ても、この地は国内外を問わず、日本の経済、文化、交通の要として重要な役割を担い続けています。 江戸五街道の起点である日本橋は、全国からの旅人や商人、武士など、さまざまな人々が行き交う賑わいを見せました。当時、問屋や質屋、両替商など多くの商家や宿場町が並び、物

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