函館郊外 津軽海峡沿いの浜に マグロの大群がおしよせた 浜に打ちあげられ暴れるマグロを 折れ曲がった長いこん棒で、叩いた 明治から大正にかけ こんな大漁が4回あり 一晩でまぐろ成金となった 網元もあった 一本釣りとか延縄でマグロ1尾を 追いかける今の世とは隔世の感がある
澄みわたった夜空 津軽海峡に満月 ほどなく帯状の雲が流れ 月が見え隠れ 「雲間の月」 わび茶の始祖 村田珠光 「月も雲間のなきは嫌にて候」 こうこうと輝いている満月より 雲で見え隠れしている月 完全な美より不完全な美 足りない美がよい これぞ 茶の湯の美意識 珠光