記事一覧
アメリカからのお土産 Trader Joe's
仲良しのいとこがアメリカから一時帰国しているので会った。
2つ年上のいとこは幼い頃から食に対する好奇心と愛が旺盛な子だった。知らない味があれば何でも試したい。やったことのない組み合わせは、そこに失敗の危険性があろうと試したい。そしてびっくりしたり、がっかりしたりしたい。
味に保守的な子供だった私はそんないとこの姿を横で見ながらハラハラし、ギョッとし、同時に羨ましいなと思っていた。
彼女はいまは現
土門蘭さんの「死ぬまで生きる日記」を読んだ
「楽しい」や「嬉しい」という感情は味わえるのに、どうして「死にたい」と思うのか。
著者、土門蘭さんが二年間にわたって受けたカウンセリングの記録を軸にしたエッセイ。
読みながら所々共感したり、私自身も内側を深く潜り、古い感情を拾うことになる。それを眺めたり気づきが起きたりしながら読んでいった。
所々で涙が止まらなくなったりもした。
この著者と全く同じではないが、似たような感情はわたしにも経験があ
『スローターハウス5 』カート・ヴォネガット・ジュニア
急に寒くなってしまったので、読書の秋というものを味わい損ねた感じなのですが、最近読んだ本。
『スローターハウス5 』(屠殺場5号)
カート・ヴォネガット・ジュニア
伊藤典夫・訳
村上春樹が影響を受けた作家だということと、戦争実体験を書いたSF小説、というところが気になって手に取りました。
独特の、ちょっとへんちくりんな文体がよかった。翻訳あるあるだとおもうのですが、なかなかスルスルとは読め