アメリカからのお土産　Trader Joe's

仲良しのいとこがアメリカから一時帰国しているので会った。

2つ年上のいとこは幼い頃から食に対する好奇心と愛が旺盛な子だった。知らない味があれば何でも試したい。やったことのない組み合わせは、そこに失敗の危険性があろうと試したい。そしてびっくりしたり、がっかりしたりしたい。
味に保守的な子供だった私はそんないとこの姿を横で見ながらハラハラし、ギョッとし、同時に羨ましいなと思っていた。
彼女はいまは現地で臨床栄養士として病院に勤務している。

そんな彼女が帰国の度にお土産にくれるのが、アメリカで人気のスーパーマーケット、Trader Joe's（トレーダー・ジョーズ。略してトレジョ）の食品たち。私はいつもそれを楽しみにしている。

左からショッピングバッグ、アーティチョークの中心部分のピクルス、バニラアーモンドバター、チャイティーミント、ピーナッツバターパウダー

「なになに、それどんな味？」と興味をそそられた。パッケージも可愛いくて開封するのが勿体無い。
そしてこのショッピングバッグはツボどストライクだった。元気が出るカラー、可愛いボトルの絵。しかも撥水だから、今みたいな雨が降り続く日々には持ってこい。早速買い出しに連れて行った。

「ピーナッツバター自体は日本でも手に入るけど、パウダーになったものはななかなか無いから、これで良質なタンパク質をとってね」
「このアーモンドバターも気軽にタンパク質5g取れるから忙しい時とかにおすすめ」
「今回のバッグはワインボトルを立てて入れられるようになってるよ」
「あとはジャケ買い♪」

こうしていとこはいつもアメリカでのグロサリーストアの空気感を持って帰ってきてくれ、わたしは凝り固まった味覚の感性のストレッチを受ける。