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哲と水
2024年3月19日 08:22
感謝というものを。それを分かち持っていた頃。僕は幸せだった。だってあんなにも。好いていたのだから。気持ちが高揚して。ついでに。自分をも好きだったのだから。[ありがとう]と。お互いに言い合えたのは。好いていたから。自分のことを忘れるくらいに。好いていたから。[胡散臭さい]だなんて。不届きなことはよしてください。違うのです、落ち着いてください
2024年3月15日 08:51
僕にとって時間とは。僕の状態のことである。自分の存在自体。それ自体を具現化しているだけ。でもそれは決して。その状態に性質を付与できない。だから僕は。楽しめないでいる。人間は実のところ。笑うから笑うのだ。笑う準備。それができているから笑えるのだ。故に人間は。笑わなくてはいけない。娯楽とは本当のところ。楽しむものである。まあつまりは。
2024年3月13日 08:37
この世は構成されている。まさしく認識によって。生命が物体が。彼らが万物を認識するから。それが原因で。世界は成立している。そして、万象とはまさしく。経験的認識の所産である。人間の悟性が。それがおおよそ認識しうるものは。もちろん皆存在している。それは確かなことである。がしかし。経験的悟性が。それが認識しうるものとは。実のところ。悟性の限界
2024年3月11日 09:42
不意にやってきたようなもの。どこからともなく。そうしてそうかと思えば。すぐに懐に。強引に入られ。権勢をもって。取り押さえられる。気づかぬ内に我々は。屈服する傾向にある。現世ではこんなことが。このような数奇なことが。度重なっているようだ。なるほど人間は。運命への従者なのだ。人間は度々。どうしようもない勢力に。襲われ苦慮する生き物だ。
2024年3月9日 09:36
本意を探れば人は。ひがむ。気にすれば人は。悲嘆する。不信に思えば人は。因縁をつける。誇大妄想の末に人は。その妄想に気付けない。そうしていつしか。知らぬ間に途端に。見失ってしまう。困惑して困惑して。最後には。何も分からなくなる。いや正確には。分かった気を装って。そうしてそれから。妄想と普遍性の間を。往来する。そしてやはり結局
2024年3月8日 08:54
消え行くものは消えうるのか。実体として。存在そのものとして。儚く朽ちたり。すなわち、段階というものが。かようなそれがあるような。そのような動的存在なのだろうか。そのような可変的存在なのだろうか。観念性と実存性について。それを己に問うたとき。主観視は実体を。客観視は実存を創造する。かように僕は答える。手法が違う故に異なってしまう。人間は認識でき
2024年3月5日 11:32
発狂して。暴れて。極端に暴虐で。言葉も拙い。なりふり構わず。下劣で浅慮で。自己に思うところが多くある。取り付く島は自己の内に内在している。そして最終的には。問うたことは皆。彼の中へ浸透していく。かかる者のことを。このようなナルシストのことを。僕は気違いだと考えている。無遠慮ということ。それはまさしく。人間存在としては異端である。か
2024年3月1日 11:44
男は女に問うた。女も男に問うた。そうしてお互い高じた。それはとっさのことだった。そして実際。男も女も。主観的であった。双方の事情。それにひどく。観念が牽曳(けんえい)されたのだ。相手が何を問うたか。それがたちまち。主観的事実へ変遷してしまう。相手を看破した気に。そういった気になる。そうして煎じ詰めて。歯がゆくなる。鬱積して困ずる。
2024年2月25日 11:20
一年の内で人間は。見慣れた異なる景色を。四度見ることができる。それを四度見れるのだ。移り行くものは必ず。変わらなぬ何かを包含している。それは四季から明らかである。おおよそ感じ取れるものは。それとは実のところ。変わらぬものである。いやそれだけではないが。がしかし人間は。変わらぬものを。それを感じ取れるから。それだから認識できるのだ。流動物を
2024年2月26日 17:01
高校生の彼は彼女を裏切った。残酷にも。顧みることなく切り捨てた。淫猥(いんわい)に彼女を。乱暴に彼女を犯しておいて。放擲(ほうてき)して去ってしまった。そうして現在は他ともつれている。うわさでは。彼と彼女はもう一生。会うことがなかったらしい。そしてその後は二人とも。実に幸せであったらしい。男の幸福は。客観におけるそれであった。女の幸福は。
2024年2月23日 08:54
ある女の淫らな。淫らなそれを見た時僕はたちまち。亡者となってしまった。たちまち放心してしまった。夢中になった。放漫になった。満たされた。動きたくなった。でも。考えることはできなかった。麗しいということ。それは実のところ。「感心」に過ぎない。まあ、僕はそう思っている。大好きな彼女の麗しさが。もしもそれが。その対象が胸だったとしたら。
2024年2月22日 08:02
愛してしまった。彼女を。どうしようもなく。荒唐無稽(こうとうむけい)に。脇目も振らず。無闇に好きになってしまった。好きなのだ。仕様がない。どうしても。愛撫(あいぶ)してやりたい。しかし。彼女を殴ってやりたくなった。それはどうにも。抑えられない欲望のようであった。いや違う。それは嫉妬や八つ当たりではない。否、そうでないはずだ。僕は知
2024年2月21日 08:42
問題は問題であり続けることができる。疑問のまま保管され続ける。知りたいと思い続けたまま放置される。ややもするとその場合がある。徐々に徐々に影を潜める。そうしていつしか。泡沫(うたかた)に消えてしまう。[分からないことが正解である]と。そう堪忍したからである。それは解こうとしないからではない。いやむしろ解きたい。解けないからでもない。無理だからではない
2024年2月20日 16:33
時々疑問に思うのだが。どうして僕は幸福になれないのか。何時まで経っても。どうして掴めぬものは掴めないのか。それは、掴めないから掴めぬままなのか。掴めていないものは本当に掴めていないのか。思うに、求めていないわけではない。掴もうとしていないわけではない。いや、そのはずだ。幸福への関心。そもそものそれが僕の中に。僕の恒久的探求の中に。それは果たして本当に