善とは何か。 人間が好き好んでする行為。それ自体が善であった場合、そして「助ける」ことが善であった場合、それは無条件的だから善であると例えば考えるのならば、善とは恐らく人間の行動原理そのもの自体のことしか差さないと私は思う。
詩なるものとは。 音楽家たらしめているものが「音」ならば、詩人たらしてめているものは「文字」あるいは「感情」あるいは「理性」なのでないだろうか。そして加えて、それの言語化、それの上で先駆者に似通ったそれを詩なるものだと私は考える。まあ、これだけの説明では若干の手抜かりがあるが。
実存について。 人間はどこまで客観的感覚を持ちうるのだろうか。まあ、それが解明された時に私が最も試したいのが、客観視の範囲及びその効用である。人間は可能性として決して主観的でない認識によって多くのものを存在させられる。しかし実際、客観視は悟性の範囲のさらなる延長を必要とするのだ。