りりこ

カートゥーンを中心に、アメリカの文化を紹介、分析(のようなもの)、ロサンゼルス留学中の…

りりこ

カートゥーンを中心に、アメリカの文化を紹介、分析(のようなもの)、ロサンゼルス留学中の体験談、ほか生き方、音楽•映画◦ドラマ◦読書の記録、感想とか。

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記事一覧

南カリフォルニア滞在記 ノースリッジ①

以前の記事にも書いたのですが、10代の後半から20代の前半までアメリカロサンゼルス近郊で過ごしました。近頃、当時のことを振り返ることが増えたので、住んでいた街の…

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1年前
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私は他人に対する期待が薄い

友人に「りりこのいいところは他人に全然期待してないところ」と言われたことがある。それが「いいところ」 なのかどうかはわからなかったが、確かに私は他人への期待が薄…

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2年前
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エリザベスと英国王室のちょっとしたおさらい 映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」を見て

エリザベスは今年で即位70周年になるプラチナジュービリーを迎えた。 今日は即位70周年を記念した映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」を見に行ったので、映画の感想を交え…

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2年前

-アメリカのキリスト教的コミュニティ‐ Netflixドキュメンタリー「我々の父親」を見て

この記事に書くことは私の主観であり、特定の宗教や集団を非難するものではない ということを先に述べておく。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アメリカ…

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2年前
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何でもかんでも「人間」に原因を見出そうとする人

どんな仕事でも「人的ミス」は不可避である。だが同時に「人的ミス」でない事例も往々にして存在する。と私は思う。 そういうときに原因を「人間」に見出そうとするのって…

りりこ
2年前
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文章を締めるのが苦手 というはなし。

noteを書きながらいつも思うのだが、私は文章を締めるのが苦手だ。 自分の思ったことを言語化すること自体は苦手ではない。ボキャ貧ではないし、どちらかと言えば得意なほ…

りりこ
2年前
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【読書記録】小関 隆著「イギリス1960年代ービートルズからサッチャーへー」

1960年代のイギリスの社会をざっくり把握するには最適な一冊だと思う。  私がこの本を読んだ動機は「ビートルズ」なのだが、「ビートルズ論」を読みたかったわけではない…

りりこ
2年前
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生き方についてのエッセイ① 「自信」のなさがもたらす破滅

「自信」は自分がよりよい人生を送るためには必要不可欠だ とこの年齢になって、よくよく思い知らされる。 私には自信がない。 それがいまの自分の首を絞めている。 ざっ…

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2年前
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性自認に関する短いエッセイ

私は生物学上女で、性自認も女で、いわゆるヘテロセクシュアルなのだが 時々無性に「女」であることが嫌になる。 生理のときとか、女性特有の嫉妬とか、マウント取りそう…

りりこ
2年前
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ディズニーとキャンセルカルチャーとポリコレ

最近よく耳にする「キャンセルカルチャー」という言葉。 世界規模で、キャンセルカルチャーがある種トレンドのようになっており ディズニー社もその煽りを受けています。 …

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3年前
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絶対普遍の真理などない という「真理」

「人を殺しては、いけない」と誰かに言われたら、 「そんなの当たり前だろ。」と思いますか? それとも 「なぜなんだろう?」と思いますか? きっと前者が多いでしょう。…

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3年前
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アメリカンフードレシピ Ambrosia Salad

アメリカンな料理を紹介する、アメリカンフードレシピ2回目は、夏にぴったりの爽やかなスイーツ、Ambrosia Salad (アンブロージアサラダ)です。 いわゆるフルーツサラ…

りりこ
3年前
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アメリカンフードレシピ Sloppy Joe

今回はSloppy Joe(スロッピージョー)というハンバーガーのような料理をご紹介します。 アメリカ人であれば食べたことがない人はいないというほどポピュラーな家庭料理です…

りりこ
3年前

犯罪ドキュメンタリーファイル アンドリュー・クナーナン

第2回目は、ヴェルサーチを暗殺した男、アンドリュー・クナーナンです。 ----------------------- アンドリュー・クナーナン(1969-1997) あの有名デザイナー、ヴェル…

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3年前
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私が犯罪ドキュメンタリーを見る理由 人間存在への興味

こんにちは、りりこです。 今回は私が犯罪ドキュメンタリーを見る理由をお話ししたいと思います。 犯罪ドキュメンタリーを見る最大の理由は「人間存在への興味」からです…

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3年前
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犯罪ドキュメンタリーファイル リチャード・ラミレス

第1回は1984-85年にかけて、ロサンゼルスを震撼させたナイトストーカー、ことリチャード・ラミレス氏です。 ----------------------------------------- リチャード・ラ…

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3年前
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南カリフォルニア滞在記 ノースリッジ①

以前の記事にも書いたのですが、10代の後半から20代の前半までアメリカロサンゼルス近郊で過ごしました。近頃、当時のことを振り返ることが増えたので、住んでいた街のことを思い出しながら綴っていきたいと思います。

渡米して初めて住んだ街、ノースリッジから始めようと思います。

…いや、まあ正直ノースリッジってどこだよ…と思いますよね。私も思いました。

ノースリッジはロサンゼルス市郊外のサンフェルナン

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私は他人に対する期待が薄い

友人に「りりこのいいところは他人に全然期待してないところ」と言われたことがある。それが「いいところ」 なのかどうかはわからなかったが、確かに私は他人への期待が薄い。

期待してない というとなんだか上から目線だし、人のことをバカにしているように聞こえるがそういうことではなくて 他人が自分の望むとおりの反応や行動をすることをあまり「期待していない」のだ。

たとえば プレゼントをあげるとき 普通は相

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エリザベスと英国王室のちょっとしたおさらい 映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」を見て

エリザベスと英国王室のちょっとしたおさらい 映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」を見て

エリザベスは今年で即位70周年になるプラチナジュービリーを迎えた。
今日は即位70周年を記念した映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」を見に行ったので、映画の感想を交えつつ、エリザベス女王と近代の英国王室についておさらいしてみようと思う。

英連邦の象徴「エリザベス」エリザベス女王はイギリスの女王である。

というのはだれしもが知っていることだが、正しくは英連邦王国の君主である。ニュージーランドやオ

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-アメリカのキリスト教的コミュニティ‐ Netflixドキュメンタリー「我々の父親」を見て

この記事に書くことは私の主観であり、特定の宗教や集団を非難するものではない ということを先に述べておく。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アメリカの宗教というと真っ先に出てくるのは「プロテスタント系キリスト教」だと思う。

プロテスタント系の人口は、アメリカの約半分を締めるのであながちまちがいではない。しかし、当然のごとくアメリカには「カトリック系キリスト教徒」もいれば「ユダヤ系」

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何でもかんでも「人間」に原因を見出そうとする人

何でもかんでも「人間」に原因を見出そうとする人

どんな仕事でも「人的ミス」は不可避である。だが同時に「人的ミス」でない事例も往々にして存在する。と私は思う。

そういうときに原因を「人間」に見出そうとするのってすごくナンセンスだなあと私は思う。

たとえば天気が悪いのは誰かのせいじゃないし、機械が壊れるのは寿命かもしれない。

もちろん天気予報をみてない「人」が悪い、とか機械整備を怠った「人」がわるいとか、そういうこともあるだろう。でもその人が

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文章を締めるのが苦手 というはなし。

文章を締めるのが苦手 というはなし。

noteを書きながらいつも思うのだが、私は文章を締めるのが苦手だ。

自分の思ったことを言語化すること自体は苦手ではない。ボキャ貧ではないし、どちらかと言えば得意なほうだと思う。祖母にいわせりゃ私は「口から先に生まれてきた」らしいのだ。

しかし、まとまった文章のケツを締めるのがどうも苦手だ。
「言い切っちゃっていいのかなあ…」みたいな気持ちになる。
結局なんか「僕たちの冒険はまだまだこれからだ!

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【読書記録】小関 隆著「イギリス1960年代ービートルズからサッチャーへー」

【読書記録】小関 隆著「イギリス1960年代ービートルズからサッチャーへー」

1960年代のイギリスの社会をざっくり把握するには最適な一冊だと思う。

 私がこの本を読んだ動機は「ビートルズ」なのだが、「ビートルズ論」を読みたかったわけではない。知りたかったのは、当時の政治がどうとか、社会がどうとか、文化がどうとか、社会学的な内容である。
読み始めてすぐ、この本を選んで正解だと思った。

主題の通り本書は1960年代のイギリスに焦点を当てている。しかし副題には1980年代を

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生き方についてのエッセイ① 「自信」のなさがもたらす破滅

「自信」は自分がよりよい人生を送るためには必要不可欠だ
とこの年齢になって、よくよく思い知らされる。

私には自信がない。
それがいまの自分の首を絞めている。

ざっくりと私の経歴を書くと、以下の通りだ。

名門女子中高一貫私立校を卒業し渡米進学
帰国後、日本で大学に編入のち卒業

かなりぼかしてかいているのだが、
それでもこうやって書きだして客観的に見てみると、なんだか将来なんにでもなれそうな経

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性自認に関する短いエッセイ

私は生物学上女で、性自認も女で、いわゆるヘテロセクシュアルなのだが
時々無性に「女」であることが嫌になる。

生理のときとか、女性特有の嫉妬とか、マウント取りそうになっちゃったときとか。

中でも一番イヤなのは、社会で言う「女の幸せ」を掴んだ人に対してものすごい劣等感を持っちゃうとき。

ただ落ち込むだけならいいけど、「女の幸せ」を掴んだ人を妬ましいって思うのは
あまりにも醜い。

自分自身にも、

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ディズニーとキャンセルカルチャーとポリコレ

ディズニーとキャンセルカルチャーとポリコレ

最近よく耳にする「キャンセルカルチャー」という言葉。
世界規模で、キャンセルカルチャーがある種トレンドのようになっており
ディズニー社もその煽りを受けています。

Reimagine Tomorrowというポリティカルコレクトネス2021年9月2日ディズニー社公式アカウントから発表されたこのツイート。
「ディズニーのストーリーテラーとして、視聴者の意見や体験を自分たちのコンテンツに反映していく。デ

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絶対普遍の真理などない という「真理」

「人を殺しては、いけない」と誰かに言われたら、

「そんなの当たり前だろ。」と思いますか?
それとも
「なぜなんだろう?」と思いますか?

きっと前者が多いでしょう。しかし後者の方もいると思います。
それ以外のことを思いうかべる人もいると思います。

私は、様々な問題に関して考えを巡らせるたび、最終的に「全人類共通の絶対普遍の真理などないな」という考えにたどり着きます。

今日はそのことについて書

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アメリカンフードレシピ Ambrosia Salad

アメリカンな料理を紹介する、アメリカンフードレシピ2回目は、夏にぴったりの爽やかなスイーツ、Ambrosia Salad (アンブロージアサラダ)です。

いわゆるフルーツサラダですね。ただしこちらは激甘(笑)

それでは早速、今回もざっくり(雑なだけ!)レシピをご紹介。

<材料>
・お好きなフルーツ(フルーツミックス缶がおすすめです)
・マシュマロ
・ココナッツ
・生クリーム
・サワークリーム

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アメリカンフードレシピ Sloppy Joe

アメリカンフードレシピ Sloppy Joe

今回はSloppy Joe(スロッピージョー)というハンバーガーのような料理をご紹介します。
アメリカ人であれば食べたことがない人はいないというほどポピュラーな家庭料理です。簡単に言うと、ミートソースバーガーです(笑)

作り方はとても簡単です。

◆材料◆
・牛ひき肉
・玉ねぎ
・ウスターソース・ケチャップ(またはバーベキューソースでも)
・塩、胡椒
・バーガー用バンズ

◆作り方◆
①ウスター

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犯罪ドキュメンタリーファイル アンドリュー・クナーナン

第2回目は、ヴェルサーチを暗殺した男、アンドリュー・クナーナンです。

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アンドリュー・クナーナン(1969-1997)

あの有名デザイナー、ヴェルサーチを含む、資産家少なくとも5人を殺害し、逮捕目前に銃により自害した。

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彼は…なんというか…見栄っ張り

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私が犯罪ドキュメンタリーを見る理由 人間存在への興味

私が犯罪ドキュメンタリーを見る理由 人間存在への興味

こんにちは、りりこです。
今回は私が犯罪ドキュメンタリーを見る理由をお話ししたいと思います。

犯罪ドキュメンタリーを見る最大の理由は「人間存在への興味」からです。

普通に生きていると、誰かにムカついたりむしゃくしゃすることはあっても、本当に暴れたり、「殺してやろう」などということは夢にも思いません。

ですが、世の中では実際に犯罪や、殺人事件が起こっています。

彼らの想いや、行動の動機という

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犯罪ドキュメンタリーファイル リチャード・ラミレス

犯罪ドキュメンタリーファイル リチャード・ラミレス

第1回は1984-85年にかけて、ロサンゼルスを震撼させたナイトストーカー、ことリチャード・ラミレス氏です。

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リチャード・ラミレス(1960-2013)
1984-1985年にかけて、ロサンゼルス近郊で民家に侵入し、レイプ、強盗、を無差別に繰り返し、13人を殺害した。夜中に民家に侵入する犯罪スタイルから「ナイト

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