南カリフォルニア滞在記 ノースリッジ①

以前の記事にも書いたのですが、10代の後半から20代の前半までアメリカロサンゼルス近郊で過ごしました。近頃、当時のことを振り返ることが増えたので、住んでいた街のことを思い出しながら綴っていきたいと思います。

渡米して初めて住んだ街、ノースリッジから始めようと思います。

…いや、まあ正直ノースリッジってどこだよ…と思いますよね。私も思いました。

ノースリッジはロサンゼルス市郊外のサンフェルナンド・バレーという地域にある街です。ロサンゼルスの中心街から、車で50分ののどかな街です。

地図でいうとロサンゼルス市街との距離感はこんなかんじ。

赤い四角で囲まれているのがノースリッジ

まあのどかなんですよね…本当に…いやあ…なにもない。
あるのは州立大学と小さなモールくらいです。
普通にスーパーとかはあります。
ただ一区画が広いのでスーパーまでも、なんか遠い。
車がないとちとキツイ。

首都圏育ちの私にとっては なにもないよー!うわー!という感じでしたが、カリフォルニア北部の山中に住んでいた友達に言わせると これはだいぶ栄えているほうだよ…という感想だったので、感じ方はそれぞれ…。適度に栄えていて適度に田舎ってかんじです。the郊外。土地が安く何もかもがデカいので、アメリカンスケールを体感するにはうってつけの場所かもしれません。

道が広い

そしてノースリッジはめちゃくちゃ暑い。
夏は40℃近く、湿度がないから木陰は涼しいよ〜とかいうんですけどね、いや普通に暑いよ。

ノースリッジは谷間の街なのですが、とても乾燥しているので、周囲の山でしばしば山火事がおきます。その煙が降りてきます。暑いなんてもんじゃない、そういうときはオーブンの中にいるみたいな気分です。まじで勘弁。

基本的に公共交通機関はバスです。
州立大学から少し離れたところにアムトラックという長距離列車の駅がありますが、市内の移動ができる公共交通機関はバスオンリー。
ある程度電車でどこでも行ける日本で育った私にとっては、結構衝撃的でした。アメリカは基本的に車社会とわかっててもびっくりでした。車ないとチョロい気持ちでお出かけとかできないんだな~ていう。
知らない土地でバス乗るの、すごい怖いなあと思っていたのですが、正直バス乗らんとどうにもならんので、気づいたらバス乗りこなすようになってしまいました。

主に経済的に自家用車を買えない層がバスを利用します。必ずしも有色人種=貧困層ではありません。しかし実際のところ圧倒的に有色人種の利用率が高いです。だからちょっと様子が違うというか、はじめはすごくソワソワするのですが慣れると普通にバスの中で居眠りできるくらいになります。(あまり推奨はできませんが…。)

南カリフォルニアは成り立ち上、ヒスパニック主にメキシコ系住民の割合がとても高いです。ロサンゼルスでは住民の45%がヒスパニックです。近郊のノースリッジも同様です。なのでバスではスペイン語ばっかり聞こえてきます。アメリカにいるのに英語じゃない。ちょっと不思議。

アメリカ人は地震慣れしてないと言われることが多いのですが、ノースリッジではすこし違います。1994年にノースリッジを含むサンフェルナンド・バレー一体は地震によりとても大きな被害を受けました。アメリカ人は地震はとても危険なものだという感覚が全体的に薄いと思っていたので、この地震のことを知ったとき少し驚きました。

ノースリッジ地震は、ヒラリー・ダフ主演映画シンデレラストーリーの冒頭にも登場しています。


ノースリッジ地震の被害


ヒラリー・ダフ演じる主人公はノースリッジ地震で父を亡くしてしまう


大きな地震は滅多に起こることはないのでとりあえずおいておいて、暑いということ以外は基本的に晴れて気持ちの良い日が多く、のびのびしているので、のんびりすごいしたい方にはオススメの街です

見るとことか楽しいスポットとかはまじで本当に特にないのでこの辺でノースリッジは終了です。

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