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小さなローカル出版社フェア開催!@静岡市・ひばりブックス/2024.5.15-6.12
2024年5月15日(水)から6月12日までの約1ヶ月、静岡市にある「HiBARI books & coffee|ひばりブックス」で「小さなローカル出版社フェア」と題したブックフェアが開催されます。地域に根ざして活動する6社の本が特設コーナーに並びます。ぜひこの機会に、独自な感性で本づくりをしている小さなローカル出版社と出会っていただければと思います。
また、期間中の5月25日(土)には鎌倉の
【新刊】『土民生活流動体書簡集(一) バックレ可(笑)』 *取扱店更新2024.3.28
9月末、虹霓社の新レーベル「NIJI BOOKS」より『土民生活流動体書簡集(一) バックレ可(笑)』(土民生活流動体著/よしのももこ編)を刊行しました。全3巻予定。この作品は、今年1月に自主制作でリリースした小説『ジドウケシゴム』が作家・山下澄人さんによるすごい紹介文のあと押しも受け、半年足らずで初版第1刷完売となったよしのももこさんの第2作。執筆開始から3年、待望の新作は書簡体小説か、はたまた
もっとみる【朝霧高原で出版社やってます】メディアに書評が載りはじめる
これまで「地方で出版社をつくる」というタイトルでポツポツと書いてましたが、今回から「朝霧高原で出版社やってます」に変えて、日々の活動などについて書いていきたいと思います。
5月に刊行した『放浪の唄 ある人生記録』(高木護著)。
6/27付で高木護さんの故郷・熊本日日新聞で紹介していただいたのに続いて、7月23日には福岡の西日本新聞にも書評が掲載され。評者の作家・前山光則さんがとても心に残る評を
【note版】『杉並区長日記 地方自治の先駆者 新居格』
区長日記区長はスタンプ・マシンなり
わたしは、当選し就任すると早速、議長、副議長のところへいつ挨拶に行きますか、ときかれた。わたしはもちろん、「ノー」とはっきり答えたが、何といっても民主化は掛声だけの話であって、ちょうど向い側の郵便局が壁の色を黒からクリームに塗りかえただけで中味は少しも変わってないのと同じだと思った。
いまの役所は陳情政治である。平野農相には十三人の秘書がいて、毎日二百人から
地方で出版社をつくる【番外編】山のなかに読書室をつくる
昨年7月に「山の読書室/虹ブックス」という私設図書室+コワーキングスペースを夫婦で始めた。冬に入り、朝霧高原はあまりにも寒いので(だから夏は最高)、予約営業(事前に連絡くれたら開ける=暖房代の節約)にしていたところ、最近になってようやく暖かくなってきたので、この4月から通常営業を再開した。
そもそもこの場所は、いま流行り?の「本をコミニュケーションツールにした交流の場づくり」とかを全くメインにし
《ユートピア》に出会った男/海老原弘子
『石川三四郎 魂の導師』を巡って、スペインのアナキズムがライフワークの海老原弘子さんにエッセイをご寄稿いただきました。(虹霓社編集部)
スペインのアナキズムをライフワークとする私が石川三四郎に興味を持ったのは、スペインのアナキズムの源流「第一インターのアナキズム」の重要人物ルクリュ家と交流があったと聞いたからだ。亡命者として欧州に辿り着いた石川に支援の手を差し伸べたポールの父親は、著名なアナキス