【朝霧高原で出版社やってます】流行りのローカルではないローカルで本を売る
先週末、上京して地下鉄の駅で無料配布している『メトロミニッツ』を手にしたら、リニューアルして『メトロミニッツローカリズム』なんていう名前になっていた。リニューアルは2年前らしいが、都会では「ローカル」が日々こんなふうに物語化されている。びっくりしたのは編集長による巻頭コラム。10人中10人を振り向かせる時代は終わった、どうしたら1人に「すごく」気に入ってもらえるか、と。でも、大量部数を刷って大人数が乗り降りする地下鉄駅で配布する形は変ってない。そして、その物語は全て「商品」に