マガジンのカバー画像

写真・短編小説・詩

658
様々な内容にチャレンジしてみたいと思います😄皆様の人生において、何かのきっかけになりますように😊
運営しているクリエイター

2023年2月の記事一覧

私は私

私は私

流れる雲は速くても遅くても雲は雲

変わる雲はどんな形に変わろうと雲は雲

生まれ消える雲は湧いても消えても雲は雲

そんな雲と私も同じ

どうあろうと

私は私に変わりないのだろう

決めつけない

決めつけない

今日が良いから明日が良いとは限らない

今日が悪いから明日も悪いとは限らない

まだなんにも決まってないんだよ

まだなんにも

あの季節

あの季節

君が君でいれたあの季節は

私が私でいれた季節でした

あの季節はもう戻らないけど

記憶を辿ればたどり着ける

そして同じ気持ちになれる

あの季節は今

まさに春を迎えようとしています

元気でいますか

涙は心の水やり

涙は心の水やり

泣けばいいよ
いっぱい泣けばいい

涙は心の水やり

時間はかかるだろうけど
きっと芽が出て
優しい花を咲かせるよ

心のありか

心のありか

同じことでも
楽しかったり寂しかったり
嬉しかったり悲しかったり

不思議
そう婆やに言ったら
心のありかが違うんだって

心は動くものなんだ
そう婆やに言ったら
当然だって呆れてた

気まぐれに動くの
不思議そうな顔すると
いつも大事な場所にいるもんだって
婆やあたしの顔見て笑ってた

心はいつも大事な場所にいる
大事な場所ってどこだろう

心のありか
ひとまず探してみようかな

あなたのように

あなたのように

吹いて飛ぶような地位より
しっかりと根をはった実力を
雨で流されてしまうような名誉より
爽やかに咲き誇る人生を

そう言ってるんだよね

あなたを見ていると
心からそう思う

あなたのような人生を
私も生きたい

幸せの源泉

幸せの源泉

ものを手に入れて幸せになるのなら
すでに幸せになってる はず

幸せは
ものではなく
体験から生まれるもの

昔の自分にはわからなかったよ

あなたとの思い出は
今でも私に幸せを届けてくれる

あなたは正しかった

あなたは
幸せの源泉を知っていたんだね

心動

心動

時世の荒波の中では
私の振るう刀も
只々空を切るのみ
逆らえぬことを知りつつ
向かう身体は瞬く間に
荒波に飲み込まれてゆく

勝ち負けではない生き方
余念を抱かず心で向き合う
それでこそ
命を燃やすことが出来るのだろう

結果など知る間も無く
何かを遺す間も無く
瞬く間に飲み込まれてゆく

そんなものだろう

そう思い極めて振るう心刀でさえも
只々虚しく空を切るのみ
その無力さに可能性など存在しな

もっとみる
一瞬でもいい

一瞬でもいい

春霞よ春風よ

一瞬でいい
どうかあの人を歩かせてほしい

消える前に駆けつけて
必ず追いついてみせるから

春霞よ さあ あの人の姿を
さあ春風よ 私と共に

今を大切に

今を大切に

続きがあるとは限らない

終わってしまうかもしれない

今を大切にしよう

ね そうしよう

涙は枯れない

涙は枯れない

涙って枯れるの

私にはそんなことわからない
ただ
感情という雲が湧く限り
涙が枯れることはないのでしょう

涙は雨と同じ
雨はお空の涙
雨降ればこそ 空は晴れ渡る
涙流せばこそ 顔に笑顔が戻る

きっと枯れることはないのでしょう
生きている限りは

みんな素敵

みんな素敵

お空でピーチク飛ぶ鳥よ
そんなにお空は楽しいか
木立でミンミン鳴く蝉よ
そんなに唄うは楽しいか
お花は飛べない唄えない
なんと寂しい身の上よ
そしたらジロジロまん丸目
お母さんに大声で
可愛い綺麗と叫ぶのよ
そしたら鳥さん蝉さん鳴き止んで
うらやましそうに見てるのよ

他は良く見えるもの
みんな知らないようだけど
あたしはとっくに知っている
みんな素敵だってこと

まな板

まな板

色んな声を聴くのだろう
悲しさ 寂しさ 辛さ
そんな想いがにじんだ
最後の声を
振り下ろされる刃はいつも容赦ない
どんな切られ方をしても
その刃を受け止めるのはこのまな板

無念だ…
これでは浮かばれない…

そんな数え切れぬ想いも声も全て
しっかりと受け止める

私だったら…
絶対に耐えられないだろう

今日も静かにその時を待つまな板
せめて刃傷が増えないことを祈る