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しばらくNOTEでブログ書いてみます。過去のブログは、http://jqut.blog98.fc2.com/ でご覧いただけます。
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#人事の仕事

「ぜんぶテレワークのせいだ」の思考停止から抜け出し、マネジメントレベルを上げていこう~マネジメント考➀

「ぜんぶテレワークのせいだ」の思考停止から抜け出し、マネジメントレベルを上げていこう~マネジメント考➀

コロナ禍のテレワーク勤務から、リアル出勤回帰を進めている企業が少なくないと聞きます。まあ、いろいろな考え方があります。それはそれでよいです。テレワークでは、明らかにワンランク高いマネジメントのレベルが求められます。なので、素手でテレワークと戦いに行っては多くの職場は傷つきます。ワンランク高いマネジメントレベルを目指すという腹くくりが必要です。リアル出社に戻すというのは、自社のマネジメントレベルを向

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経営学習研究所『【帰ってきたラーニングバー】「マネジャーになりたくない問題」の本質とは何か?』、現場レポートです

経営学習研究所『【帰ってきたラーニングバー】「マネジャーになりたくない問題」の本質とは何か?』、現場レポートです

一般社団法人経営学習研究所、今年のシアターモールは昨年に引き続き「帰ってきたLearning Bar」でした。テーマは、『「マネジャーになりたくない問題」の本質とは何か?』。私はLearning Barの影響でこの世界に(どの世界だ?)入ってようなものなので、とても感慨深いものがあります。たぶん初参加から16年は時が経っています。今回は「」をテーマに130の方に申し込みいただき、内田洋行様に素敵な

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人事に欠かせない6カ条 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第32回 (2024.03)

人事に欠かせない6カ条 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第32回 (2024.03)

「ビジネスやテクノロジーの最先端トレンドを伝えてきた日経産業新聞は2024年3月29日付で休刊します。1973年10月の創刊以来、50年間にわたり皆様のご愛顧を頂きました」。
日本経済新聞社からのリリース文ですが、3月29日付を持って日経産業新聞は休刊しました。それに伴い、連載させていただいていた日経産業新聞連載「HRマネジメントを考える」も終了しました。32回に渡っての連載でした。とても、よい勉

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定年制と平均寿命の乖離に考える

定年制と平均寿命の乖離に考える

日本における定年制度は、明治時代の後期に一部の大企業で始まったものです。1902年に定められた日本郵船の就業規則には、55歳定年制が明記されているそうです。この時代の男性の平均寿命は43歳です。ただし、当時は新生児の死亡率がまだ高い時代であり、それを補正すると50歳程度になるようです。それでも、平均寿命よりも定年の方が後に来ていた時代なのです。文字通りの「終身雇用」が実現できていた時代です。  

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全ての業務は人材開発に通ず ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第31回 (2023.12)

全ての業務は人材開発に通ず ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第31回 (2023.12)

「ビジネスやテクノロジーの最先端トレンドを伝えてきた日経産業新聞は2024年3月29日付で休刊します。1973年10月の創刊以来、50年間にわたり皆様のご愛顧を頂きました。」
日本経済新聞社からのリリース文ですが、3月29日付を持って日経産業新聞は休刊しました。それに伴い、日経産業新聞連載「HRマネジメントを考える」も終了しました。休刊日までに再録の遅れた分の取り戻しをしようとしたのですが、間に合

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「敷居の低い人事部に」 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第30回 (2023.09)

「敷居の低い人事部に」 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第30回 (2023.09)

日経産業新聞の記事の再録、第30回まで来ました。「日本一敷居の低い人事部」というのは、私の入る会社の人事部のスローガンの1つですが、さすがに新聞でNO.1表示はまずいので、「日本一」をカットしたタイトルになっています。スローガン、作るの、相変わらず好きです。

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日経産業新聞 HRマネジメントを考える (2023.09)
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キャリア支援が仕事の質変える ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第28回 (2023.03)

キャリア支援が仕事の質変える ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第28回 (2023.03)

日経産業新聞「HRマネジメントを考える」の再録、第28回目。もう少しで追いつきます。今日は、現場のキャリア支援の話です。これがうまく回れば、いろいろなことが良くなります。そのために、人事部やキャリコンが役割を果たすことが大切ですね。
「HRマネジメントを考える」のバックナンバーをまとめたページを作りましたので、ご興味があれば過去のもご覧ください。

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マネージャーがいきいき働く姿を ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第25回 (2022.06)

マネージャーがいきいき働く姿を ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第25回 (2022.06)

日経産業新聞「HRマネジメントを考える」の再録、事情があって少しキャッチアップを急いでいます。バックナンバーのまとめページも作りました。ようやく、第25回目。このテーマは、ここ2年ほど人事として最も重要なテーマではないかと思っているものです。日経ビジネスの特集でも語らせていただきましたし、JMAMのセミナーでも語らせていただきました。なんとか社内でも実践していきたいと思っています。これがうまくいく

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HRマネジメントを考える

HRマネジメントを考える

ありがたいことに2017年12月から「HRマネジメントを考える」というリレー連載を7人の皆様と一緒に書かせていただいています。原稿からアーカイブを作成してみました。人事部長引継ぎシリーズとともに、私のHR観が詰まっているといえます。ご興味がわいた記事を是非、お読みいただければありがたいです。リンク貼るの、結構疲れました。

第01回(2017.12) 「越境学習」の効能 学びのサイクル作る

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就労で大切な居場所を作る ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第24回 (2022.03)

就労で大切な居場所を作る ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第24回 (2022.03)

日経産業新聞連載「HRマネジメントを考える」の再録、遅れた分の取り戻し3日目、第24回目です。2023年度新入社員を迎える前夜の記事です。働くということについて、ちょっと考えてみました。

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日経産業新聞 HRマネジメントを考える (2022.03)
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副業の次は「経費からの自由」 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第22回 (2021.09)

副業の次は「経費からの自由」 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第22回 (2021.09)

7人でリレー連載を続けている日経産業新聞「HRマネジメントを考える」からのここでの再録、随分とさぼってました。2年くらいさぼってますね。で、連載第22回目の引用になります。まだ、2021年だ。
キャリア自律をうたいながら、副業を認めないどころか、いきなり単身赴任を伴う異動発令をする意味不明な企業ってまだありますよね。自由を提供しない環境で自律しろってどういうことでしょうか。
いちいち会社が許可する

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劇的に進化もできた2年 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第23回 (2021.12)

劇的に進化もできた2年 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える 第23回 (2021.12)

日経産業新聞「HRマネジメントを考える」の再録、昨日に続いて第23回目です。2021年の暮れ。コロナ禍により世界が一変したのにも、だいぶ慣れていた頃ですね。必要は発明の母ではありませんが、あのウイルスは私たちの生活の様々な進化を加速させた面もあります。そして、結構、価値観も変わったんじゃないでしょうか。当時、前向きに変わった2年間を振り返った記事になります。「むやみに元に戻すという思考停止的な行為

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027 人材開発は人事のど真ん中

027 人材開発は人事のど真ん中

人的資本経営とかリスキリング・学び直しとか、言われてますね。

長く人事の仕事をしている立場からだと、人的資本経営なんか「何を今更当たり前のことを」と思うところも多いのですが、国が人材開発を後押ししてくれるのは、悪いことではありません。人材開発は、人事のど真ん中の仕事なのです。

人材開発担当は、以前は研修担当と呼ばれていました。研修担当は研修をすることが仕事なので、とてもdoableな名称です。

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026 1on1を制度ではなく文化として定着させる

026 1on1を制度ではなく文化として定着させる

私は、何にでもスローガンを立てるのが好きです。よいスローガンは、想いに彩りをつけます。先日、あるセミナー登壇のためにスライドを作っていたら、素敵なスローガンを思いついちゃったんてすよ。すでにちょびっと社内で使い始めています。それが、このタイトルです。

昔から1on1を嫌いだと言い続けています。1on1的な面談の効果は理解できますし、意図的にやることもあります。手法としては、とても有効だと思います

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