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2021年3月の記事一覧

教育ママの「本物」と「偽物」。

教育ママの「本物」と「偽物」。

「教育ママの人生は充実していて、幸せだと感じている」という、調査結果がある。生活の中心が子どもであり、子どもの将来を明るくするためには、何でもする母親。それが、教育ママの姿である。

子どものための犠牲になることを苦にせず、それを“充実している”と感じることができるのなら、幸せなことである。

だが、子どもには独自の世界があり、親はそこに入り込むことはできない。あなたの本当の幸せは他にある。と言っ

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【気になる】いつになったら、「PTA」は解散するのか?

【気になる】いつになったら、「PTA」は解散するのか?

最近は、PTA不要論が語られるようになりましたが、
解散する気配はまったくありません。

特に必要とも思えない行事に、
忙しい保護者が駆り出されます。

集まる必要もないのに、定期的な役員会があったり。

不況で働かなければいけない人を
無理やり役員にしたり。

多くの人が、
「PTAなんか、やめてしまえばいいのに」
と思っています。

なのに、いまだ存在し続けています。

それは、なぜか?

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【気になる】小中学校のPC1人1台? ムダッ!

【気になる】小中学校のPC1人1台? ムダッ!

小中学校で、
パソコンを1人1台配置するそうです。

国会議員と業界との癒着でしかありません。

1人1台ということは、授業のすべてで
パソコンを使うということでしょうか。

でなければ、1日3時間は使う?

あり得ません。

多くて、週に1、2回。
パソコンルームがあれば充分です。

全員がパソコンを使うとなると、
担任のスキルが問題になります。

使えるスキルと教えるスキルは、
まったく違いま

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世界を食い尽くす日本。

世界を食い尽くす日本。

一時期、うなぎの稚魚が激減し、
うなぎの価格が高騰した。

だが、稚魚の減少はあまり改善せず、
うなぎは高額なまま取り引きされている。

夏の行事として、
「土用の丑の日」を楽しみにしている庶民には、
もう手の届かない存在となるかもしれない。

と思っていたら、明るいニュースもある。

熊本の企業が、インドネシアのジャワ島で
うなぎの養殖を始めている。

現在は、
インドネシア国内への出荷に留まっ

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学力が低いと幸せになれないって本当?

学力が低いと幸せになれないって本当?

子どもを想って親は言う。「勉強なんかできなくても、幸せならそれで良い」。この考えは改めなければならない。勉強のできない子どもが大きくなったら、幸せを掴みにくい、という現実を知っているだろうか。

その根拠となるのが、「2014年度全国学力テスト(小中学生)」「都道府県別離婚率ランキング2014」「全47都道府県幸福度ランキング2014」の結果である。少し古いデータだが、この3つを照らし合わせると、

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自分磨きを忘れない女性は美しい。

自分磨きを忘れない女性は美しい。

女性の社会進出とともに増えてきた、
アラフォーシングル。

責任ある地位にも就き、
男性を従え、バリバリ仕事をこなす。

社会の眼も徐々にではあるが、
そんな女性を認めつつある。

年齢的に言えば、
昔なら「行き遅れ」「負け組」と呼ばれたが、
いまは若干違ってきた。

美魔女ブームがあったように、既婚・未婚に関係なく、
輝いていれば注目される存在となっている。

「もう歳だから」と卑屈にならない、

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金で“地位”が買える、「戒名」の不思議。

金で“地位”が買える、「戒名」の不思議。

人が亡くなると、仏の弟子となり、新たな名前を授けられる。それが「戒名」。そう思われているのだが、本来は違う。

生前に仏門に入り、戒律を守り、仏道修行を行うと誓った出家者にだけ授けられる名前が「戒名」である。いつの頃からか、故人専用の名前として、つけられるようになった。

そして、「戒名」には、なぜか“位(くらい)”が存在する。

仏の世界では、生前の身分の上下や精進・報恩の多少に関係なく、すべて

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SNSは、性格ブスをパワーアップさせる。

SNSは、性格ブスをパワーアップさせる。

ツイッターやフェイスブックなどに対する誹謗中傷に悩み、疲れ果てる人が急増している。やめてしまう人もたくさんいる。そう、やめれば良いのである。やらなければ、そんなくだらないことに悩み、時間を費やすこともなくなる。

なぜ、誹謗中傷などという下劣なことをするのか。投稿者の余計なひと言がカンにさわるのかもしれない。嫌いな人を攻撃したいのかもしれない。

ならば、下品な言葉を遣わず、批判・批評として、礼儀

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母を「火葬式」で見送って、感じたこと。

母を「火葬式」で見送って、感じたこと。

母が亡くなった時のこと。本人の意向もあり、葬儀は行わず、火葬のみで見送った。

私は自分用にと登録していた葬儀社に連絡し、格安の「火葬式」を依頼した。

遺体の搬送、安置、役所への手続き、斎場での見送りまでを含めた、非常に簡易なものだが、すべてを含んだ費用が約17万円。

価格の安さもさることながら、私はその“楽さ”に驚いた。

十数年前の父の葬儀を思い出し、「火葬式」を選んだことは正解だったと確

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学歴を求めず、知性を求めよ!

学歴を求めず、知性を求めよ!

「いまだ学歴社会なのか」、そんな疑問がふと湧いて出た。異性の学歴を気にする人が、いまだ結構いるらしい。

学歴が高いと、頭が良いのか? 学歴が高いと、高収入なのか? 学歴に何を求めているのだろうか。自分にないものを求めているのか?

「エリート美女」が、マスコミでよく取り上げられている。高学歴で仕事をバリバリこなし、おまけにお洒落で美人。女性から見ても、憧れの存在となっている。

確かに、見ために

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エコバッグを持ち歩いても、レジ袋は必要になる!

エコバッグを持ち歩いても、レジ袋は必要になる!

レジ袋の有料化が始まり、エコバッグを持ち歩く人を多く見かけるようになりました。これで廃プラスチックが少なくなる……とは思えません。その理由は、人びとのレジ袋活用法にあります。

買い物でもらったレジ袋は、多くの家庭内で再利用されています。不要なものを仕舞っておくために使ったり、旅行の着替えを入れたり、ゴミ箱が汚れないように被せたり。

これが無くなると、かなり不便なことになります。ものを入れるため

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京都の小学生が背負う「ランリュック」って何?

京都の小学生が背負う「ランリュック」って何?

京都府南部および滋賀県・大阪府・奈良県の一部で、公立小学校約120校以上の小学生が、ランドセルを背負っていないことをご存知だろうか。

1つ数万円もするお洒落な革製高級ランドセルではなく、布製のリュックサック状の鞄を通学に利用している。

その名も「ランリュック」(正式名称はランリック)。

ランドセルの丈夫さとリュックサックの軽さを合わせ持つ、機能性重視の鞄である。

交通安全のために、道路の危

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小学生に“格差社会”を思い知らせる、高級ランドセル市場。

小学生に“格差社会”を思い知らせる、高級ランドセル市場。

幼稚園年長組の夏休みから始まる、ランドセルの売り込み合戦。夏休みに祖父母からプレゼントしてもらうことを前提にした、新しい販売戦略である。

孫のためなら高額な出費もいとわない祖父母を狙い、年々高級なランドセルが登場している。

色は黒と赤しかなく、何のデザイン性もなかったランドセルが、素材や色も多彩になり、「お洒落」「可愛い」「カッコいい」ものが、たくさん出ている。

職人が手縫いするものやオーダ

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悪い道へのお誘いは、スマホより親子関係にある。

悪い道へのお誘いは、スマホより親子関係にある。

18歳以下の子どもに持たせた携帯やスマホのメールを覗き見たことのある母親が、約8割もいることがわかった。私はかなり驚いた。

犯罪に巻き込まれていないか、いじめに遭っていないか、悪い友だちとつき合っていないか…。心配するのはわかるが、そこまで我が子を信用できないものか。見ていて、子どもの変化に気づかないのか。「何も言わないから、わからない」では、親としての資質が疑われる。

私には息子がいて、高校

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