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2020年3月の記事一覧

13.地上の感覚刺激に耐えられない子どもたち

13.地上の感覚刺激に耐えられない子どもたち

 
現代の社会では、生まれたばかりのころから、世の中に溢れる強い感覚印象が次々と襲ってきます。

自然界には存在しないような、音、光、匂い、味、手触り。
そういったものが、めまぐるしく移り変わっていく。

あまりにも不自然で、強く、そして絶え間ない感覚刺激に出会うこと。
それを、耐えがたいものと感じる子どもたちは、まるで
『なんとか地上での感覚刺激を受け取るまい』
と、努力しているような感覚の

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障害児と母親

障害児と母親

障害児の母親の8割が「私が死ぬまでこの子面倒を見なきゃいけない」と思っているのではないだろうか。

基本的に子供が親より先に死ぬことは少ない。親の方が遅かれ早かれ先に死ぬ。
そうなった場合、残された子供は1人で生きていかなきゃいけなくなる。ずっと親が付きっきりで面倒をみてもらっていた障害児は果たして親亡き後ちゃんと生きていけるのだろうか…

例えば私の場合。
3歳で病気になってから母親が私の面倒を

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この子は、本当にやる気が無いの?

この子は、本当にやる気が無いの?

子どもは、ちょっとぐらい苦手なことがあっても、
集団の中に入ると、みんなに着いていこうと必死で頑張って、
苦手の問題をなんとかやってのけようとします。

だからお家では、難しくなってしまう子どもでも、
担任の先生には
『大丈夫、なんの問題ないです』
って言われることがよくあるんですね。

大人は、目の前に心動くことがあっても、なかなか行動できない。
『これは自分には無理』
『できる訳ない』
『時間

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noteで学べるシステマ講座 第7回「やっぱりリラックスできない理由」

noteで学べるシステマ講座 第7回「やっぱりリラックスできない理由」

あなたはリラックスできません。

私もリラックスできません。

永遠にリラックスできません。

これは呪縛ではありません。むしろ気をらくにしてもらいたいのです。

前回は「リラックスする」という命令を脳は出すことができない、という方向から説明しました。

でもどんな手を使ってでも、やっぱりリラックスすることはできません。なぜこんなに「リラックスできない」ということを繰り返し言うのか。

それは「リ

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『ロゴスの市』との出逢い

『ロゴスの市』との出逢い

私は、ある人に恋をしていた。本当は好きになってはいけない人に。それは、身を焦がすような、その人を想うだけで震えるような恋だった。
彼は毎週末、私に、私たちに、世の中の色々な事件や経済界の近況について教えてくれた。様々な物の見方があることを教えてくれた。その度に、彼自身の少し過激な意見も明示してくれた。私たちは、だから、自分ならどう考えるか、どう動くかについて思いを巡らすことができた。刺激的な時間だ

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卒業式 祝辞ネタ

卒業式 祝辞ネタ

卒業シーズンです

しかし、今年は特別な年になりましたね(なってしまったかな)

中学 高校 3年生が一番楽しむべき、受験後の勉強しなくてよい3月の貴重な時間が、休校となってしまった。

友人との別れを惜しむ間もなく、進学、新生活・・・

と同情をしておりましたが、意外と昼間のサイゼには中高生が多い!そりゃそうなりますよね。

ということで、卒業式も卒業生とその関係者1名のみの参加。

来賓は不参

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飛びながらオペラアリアをうたう

飛びながらオペラアリアをうたう

”飛びながらオペラアリアをうたう”
真剣にやるとものの数秒で息が切れる。

皆さんもやってみてほしい。
ジャンプしながら何のうたでもいい、一曲うたいきるということを。
本当に辛いから。



なんでこんなことをするかというと、これもれっきとした練習方法。
特に高音を出したいときにぴったりです。(膝はガクガクになりますが…)

人は頑張ろうとすると力が入ったり、前傾姿勢になります。
すると重心が上

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3話.勉強ができると退学にならないと知った高校時代

3話.勉強ができると退学にならないと知った高校時代

中学に入ると、見事なまでに環境が変わった。生徒のどこをどう探してもヤンキーは一人も見当たらない。比較的裕福な家庭の子供が多く、公立の中学に入ったらイジメられるか、なじめなさそうな雰囲気を醸し出した、いわゆる「変わった子」と言われる部類の子供が多かった。

そして、最も環境の違いを感じたのが、「勉強ができる生徒は敬われる」ということだ。これまで、小学校ではガリ勉と言われていた子供であっても、この中学

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全てを「学び」と受け止めてみる

全てを「学び」と受け止めてみる

- 2020/3/27: なぜそう感じたのか?子どもの小学校の授業参加に出る機会がありました。今の子ども達は本当に素晴らしい授業を受けていますよね。企業カルチャーの根幹ともいえるような...
先日はディベートを取り扱っていました。

旅行に行くなら、北海道と沖縄のどちらがいい?
アイスクリームは、カップとコーンどちらがいい?

そこでは、企業の物事の進め方の根幹たる部分が見事に実践されているのです

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先延ばし女、「フッ軽」女へ

先延ばし女、「フッ軽」女へ

スモールステップのおかげで先延ばし女がこの2か月弱で徐々に「フッ軽」女になりつつある(進行形の)話です。

プライベートで不要不急の外出を控えるようになって2か月弱が経過、一人で・家にいる時間が増えた。

10のうち8は一人で過ごすことが多く、週末2日のうちの1日は散策を楽しんでいる。

それなら状況はそこまで変わらないのでは?とも思うが、外の空気を感じる・日光に当たることは私にとって大切なことだ

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小説   『センセイ』

小説   『センセイ』

4月、わたしはセンセイを嫌いだった。
3月、わたしはセンセイとキスをした。夕方の理科室で、14年の人生で初めてのキスをした。
区で一番ダサいと言われた制服のプリーツスカートが揺れていた。身長145cmのセンセイの茶色いボブヘアに、そのとき初めて触れた。

あの春、確かにわたしとセンセイは恋をしていた。



月曜日の22時すぎ。シンクにたまったお皿を見て、腕まくりをする。
子ども用のウサギの絵の

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愛嬌ってなんだ

愛嬌ってなんだ

今日の午前に予定されていた2時間のミーティングが、開始3分前にキャンセルされた。理由は主催者側の都合が悪くなったとのことだった。彼に同情する。彼らの、政治的な問題なのだろう。メインで喋るはずだった彼は昨夜、緊張して眠れなさそうと言っていた。主催者側に属し、そして気の小さな彼は、ちょっと大きなサイズの会議になるとすぐに緊張してしまう。彼が発言する予定すらないのに、だ。いくらなんでも抱え込みすぎなんじ

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【成長を邪魔するもの】

【成長を邪魔するもの】

成長って色々あると思う。

自分の場合は「現状の姿から変わること全部」を成長やと思ってる。

その中でも「自分の理想の像に近づいていくこと」が一番の「成長」なのかなと思う。

その色々な「成長」の中で大切なことがある。
それは「素直さ」。

自分のことをしっかりと見てくれている人に対して、
しっかりと「意見を聞く姿勢」を取り入れること。
たったそれだけ。

こんなことを言っている自分は今までとても

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【心理学】学校がもたらす影響と特異性

【心理学】学校がもたらす影響と特異性

今年度が終わろうとしています。明日から新年度です。

この時期にゆっくり時間が取れて、やりたいと思っていた心理学の勉強ができたのはよかった。勉強することで、また生徒への対峙の仕方が変わるからね。「しったか」なのか、資料や教材をもとに「知識を得た」のかはとてつもなく違うから。

ということで、今回は「学校」について勉強してみました。備忘録も兼ねてまとめてみます。

学校という環境の特異性年齢が一定で

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