【一般化】 様々な事象を一般化(単純化)して考えようとする人がいます。ある意味では優れた手法です。 しかし歴史は人が作っています。人には個性があります。ですから歴史学では対象を過度に一般化してしまうと見失うものが出てきます。 歴史学は数学や物理学とは異なります。(恩師の言葉)
【心を知る】 歴史を知るためには、ある程度人の心の動きを理解しておくことも大事です。 このような場合自分ならどう動くのか、あの人ならどう動くのか、その理由は何か、その理由の背景にはどんな事実があるのか… そういった考えを廻らせる事が多角的な理解の契機となります。(恩師の言葉)
【共通項】 AとBという歴史的事象の共通項を求めるとします。 専門家は、Aの動向を追ってBへと辿り着き、Bの動向を追ってAに回帰します。即ち双方向から検証します。 しかし素人さんは、予断を持って最初からAとBの共通点のみを探し求め、自己に都合よく解釈しがちです。(恩師の言葉)