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ゴシック・ロックとはなにか? なぜ、エホバの証人やモルモン教徒は異端と見なされるのか? (現代なお生き続けるニカイア公会議の決定について。)
ロックはキリスト教文化圏で生まれた反逆の音楽芸能であり、リスナーの中心は反抗期のティーンエイジャーであり、準じて(良くも悪くも)十代の心を忘れない、こじらせた大人たちである。おのずとロックはサタニズム(悪魔主義)と縁が深い。なぜなら、キリスト教は万人に原罪を背負わせ、死後に最後の審判があるぞ、と恫喝する。しかし、サタニストは、原罪なんてものは悪しき洗脳にすぎない、そんな妄想から解き放たれて、人は生のよろこびを存分に味わうべきなのだ、いまを徹底的に楽しめ、と挑発する。おのずとそ
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画家 西村一成さんは愛知の一軒家で、おかあさんと猫と暮らしながら絵を描きつつけている。ドキュメンタリー映画『かいじゅう』
床に新聞紙が敷かれ、その上にベニヤ板、あるいは白い画用紙が置かれ、そこに西村さんは(ときにうなり声を上げながら)原色のアクリル絵の具を、あるいは墨汁を垂らす。その後ベニヤ板はたてかけられ、西村さんは色の上に色を重ね、あるいは色を墨で塗りつぶしたりして、方形のなかはカオスと自由の、あるいはときに暴力の空間になってゆく。 縁側の向こうには庭があって、緑が生い茂っている。西村さんは縁側に座り、柔らかく微笑んで煙草をくゆらしながら、庭の緑のなかに赤い実をつけるヘビイチゴを見やる。「