スポーツは出来る人のもの
#180
スポーツトレーナーさんが
『スポーツは出来る人のものなんです』
と言った。
ちょっとこれだけ聞くと乱暴な話に
聞こえるかもしれないけど
上手い人は細かいやり方なんて
教えられてはいないけど、出来ちゃう。
出来ちゃう人が
さらにうまくなる方法論はあって
どんどん技術を高めていくけど
うまく出来ない人は
競技を辞めていくので
うまく出来ない人のための方法論って
実はあまりない。
だから,スポーツって
出来る人のもの、とも言える。
そんな話なんですが
私はこれ聞いて、確かに一理あるなーと。
こうやって極めて極めた先に
大谷選手みたいな人がいるのよね。
スポーツに限らず
カラダを使ってやることって
ざっくり言うと、どれも割とこの構図。
***
私も声に関しては
完全に「出来ない組」出身の人で
やり方を教えてくれる人を探すのに
とてもとても苦労しました。
最近でこそ、解剖学とか
しっかりとした理論が入ってきたので
だいぶいい方向に変わってきましたが
私がボイトレに取り組みはじめた
30年くらい前は
先生といえば、大抵は歌の上手い人で
「出来ない組」へのアプローチが全然なかった...
(私は元々は歌が歌えるようになりたかった人なのです)
私は、「出来ない組」だったので
諦めて辞めちゃうところなのですが
どういう訳か、これに関してはしつこくて
どーにか方法はないものかと思い
歌の手前の、そもそも声って
どうやって出すの??まで戻り
いろーんなことやって今に至ります。
いろいろやってわかったことは
上手い人って
カラダがちゃんと出来上がっている。
そもそものカラダの動かし方を知ってる。
それは理論的にではなく
本能的にカラダがわかってる。
才能とかセンスの前に
それらがすごく大きい。
じゃ、フツーの私たち
せめて使い方がわかるだけでも
違うんじゃないかと...
そう思ってやってみると
本来使う為に備わってる機能なので
一流の何物かになれないまでも
自分の中の最高くらいにはできる。
それだけ出来たら、実は相当楽しい。
そんなことに気づけたのも
「出来ない組」出身のおかげ。
人生無駄なことって
案外ないものですね(笑)
何事も
才能やセンスのせいにする前に
自分のカラダ、ちゃんと使えてるかな?と
自分を見つめてみるといいかもデス。
最後まで読んでくれて
ありがとう
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さあ、自分に戻ろう!
Koe Labo
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