スミエ / 「声」のボイストレーナー

歌でも話し方でもなく「声の出し方」のレッスン。 【楠瀬誠志郎 こえの学校Breavo-…

スミエ / 「声」のボイストレーナー

歌でも話し方でもなく「声の出し方」のレッスン。 【楠瀬誠志郎 こえの学校Breavo-para公認インストラクター】 声をカラダに響かせると、本当の自分が目覚めはじめます。 本当の自分の声で生きていこう。

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そもそも、ボイストレーニングって?

#2 (2023/4/13 加筆修正) こんにちは 「声」のボイストレーナーのスミエです ***************************************************** そもそも、ボイトレ ものすごーーーーく、日本では認知度が低い。 さらに、ボイトレと言えばたいてい歌手とか特別な人のものだと思われている… でも、ボイトレは特別な人だけがやるんじゃ勿体ないのです。 ボイトレは2種類ありますよ たぶん一般的にイメージされることが多いのは

    • 目線水平で見る世界

      声出す時の姿勢。 これが案外大切で 先日も、ちょっと姿勢が気になる人に 突っ込んでみました。 彼女は 少しアゴが上がっていて 顔も前に落ち気味。 これが声を出す邪魔してそう。 なので カラダのまっすぐの認識と 前に出ている頭を引っ込め アゴ先を下ろす。 そんな修正をしてみると 声が全然違うところから出て ムダな緊張が抜けて 声は出しやすくなった。 アゴ先が上を向いていると 目線は少し斜め上になる。 なので、彼女には 目線を水平にして生活してみて、と 宿題を出し

      • 解き放て〜いい姿勢の呪縛

        『起立、気をつけ、礼!』 バリバリの昭和世代の私には めちゃめちゃ馴染みのあるフレーズだけど 最近って、このフレーズは 存在してるの?? 「気をつけ」の姿勢って いい姿勢のイメージな気がしますが 声の現場では いわゆる “いい姿勢” が いい姿勢だとは限らないです。 姿勢良くしようとすると なぜだか人は胸張ってしまいがちで ついでに猫背は良くないなんて思うと 余計に胸を張って、胸に緊張が入る... このちょっと間違った “いい姿勢” が 声を出す時に邪魔をする。

        • 「生きるのもラクになるよ」

          「生きるのもラクになるよ」 これは最近レッスンに 参加してくれてる人の言葉。 *** 友人と運営してるコミュニティで レッスンよりもう少しゆるい サークルみたいな形で カラダをゆるめたり 声を出したりしてます。 そこでは痛くない辛くない簡単な方法で カラダの柔軟を引き出したり 誤解されまくっている ホントの腹式呼吸のやり方などに 取り組んでいる。 たかが呼吸かもしれないけど ちゃんとできると カラダから余計な力が抜ける。 辛くなくストレッチができると これも余分

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        • 大吉とはなまる
          9本

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          なるべく、ゆるめに

          少し前のレッスンで いつもピタっとしたパンツを履いて レッスンをしてる生徒さんが めずらしくダボっとしたパンツでご参加。 いつもよりウエストにも ダボっと余裕がある。 その状態で息を吸ったり吐いたりしてたら なんだかおかしい... いつもの調子が出ない! そこで本人気づいた! いつもパンツの締め付けに 助けられていたって事に。 いつものパンツはピタっとしてて ギュッとウエストに食い込むくらい。 そのギュッと締め付ける力がなくなり お腹がフリーになったら 自分で

          カラダは繋がりで動いている

          最近のボイトレのレッスンでは カラダの動かし方の話をよくしてます。 ごく当たり前の話だけど 現代人はすっぽり抜けてる事が多い。 例えば... 手をあげようとすると 動いているのは「手」だけじゃなく 手に繋がっている部分も 連動して動くから手があがる。 カラダの部分って その一部分だけが動くわけじゃない。 カラダは皮膚やら筋肉やら筋膜 部分と部分、いろーんなものが連動して その繋がりの中で動きが生まれる。 本来いちいち考えなくても 自然に繋がりは生まれるはずだけど

          カラダは繋がりで動いている

          息は吸うじゃなく、入ってくるもの

          ボイトレのレッスンを受けてる時 「死んじゃいそう」と思うくらい 長ーい時間,息を吸ったり吐いたりする時間がありました。 ホントーに長いので 師匠にどんな感じでやってますか??と 聞いてみたところ 「ちょっとこのヒト 頭おかしいのかなー??」と 当時もう1人の私が心の奥で呟いた... でも今は、『ですよね〜!』と思ってる。 まあ、永遠は言い過ぎだけど それくらい一息を長ーく吸ったり 吐いたりできる感覚はあるのです。 でも、レッスンの時 「息を吸って〜」というと 「吸

          息は吸うじゃなく、入ってくるもの

          本気で本気で、真似てみて

          私は5、6年前にコンタクトを卒業して 以後ずっとメガネ生活 メガネにしたおかげで 視力が回復してきて単純に嬉しい。 ただ、メガネをかける時 メガネの鼻に当たる部分を なかなかベストポジションに持っていけず、ついつい下がったポジションにかけてしまうクセがある。 ベスポジに持っていかないと 眼球とレンズの位置がズレるので あんまり良くない。 わかっちゃいるけど ちょい座りが悪くて ついつい下げちゃう... 最近、ふと メガネ屋さんで フレームの調整してもらう時の 神が

          土地の音、土地の周波数

          8月の末に旅行に行きました。 台風を飛び越して宮古島へ 宮古島はの〜んびり 空は広く、海はブルー 食べ物はめちゃくちゃ美味しく いいところでした。 夏休み最後の時期だったので ちびっ子連れのファミリーは ホテルにたくさんいたけど 不思議と島を観光してる時は あまり出会うこともなく どこも穏やか〜な空気。 一度だけ シュリンプが美味しいお店で アジア系のグループと出会いました。 ランチには遅い時間だったけど たくさんお客さんがいて それぞれお喋りしながら シュリンプを

          自分の力を取り戻していく

          ボイトレしてると 声が良くなっていく以外にも いろんないい事が起きます。 *** 先日、以前所属していたスクールの 生徒さんに久しぶりに会う機会があり ちょっとお話しをしました。 最近レッスンどうですか?と聞いてみると そんな言葉が返ってきました。 これって割と良く聞く話で 私も経験済みですが 気づいたら冷え性がラクになってたとか 風邪ひいても症状が軽くなっていく しまいに風邪を引かなくなるとか... 健康のためにやってるわけじゃないけど レッスンしてると結果、

          声は「出すもの」じゃなく、「響かせる」もの

          <声を出す> 世の中で大手を振っている このフレーズ。 言葉が世界を作るから 声は出すものって 世の中が思ってる。 でも、声は <響かせる>といいよ。 響かせるって、どう言うことか ピンとこないかもしれないけど 「声を出す」 「声を響かせる」 この2つをイメージすると 聞こえてくる音も カラダの使い方も なんだか違ってくる気がしません? 実際、音もカラダの使い方も違います。 私の感覚だと 「声を出す」はエッジが効いてて ちょっと頑張りを使う 対して「声を響

          声は「出すもの」じゃなく、「響かせる」もの

          ボイトレ的、「本当の自分に戻る」

          レッスンしてると 気づいていない自分のクセを 発見する事があります。 今日のレッスンでは 「舌に力が入ってる」と 気づいた人がいました。 気づかないことには 修正しようがないので コレはいい発見。 あとは力を抜けるように なればいいだけ。 ボイトレって 本来じゃないものを発見して それを手放していく作業とも言えます。 長いこと生きてると 余計なものがたっくさん くっついている。 カラダのクセや 考え方のクセ 自分に対するイメージ それが声を出すことや すんなり生

          ボイトレ的、「本当の自分に戻る」

          「伝える」という意思を持つ

          最近レッスンはじめた方が 近々大舞台でスピーチをする機会が あると言うので レッスン終わりに スピーチの練習をはじめました。 原稿を一度ざっと読んでもらうと まさに「読んでます」という感じで 声も気持ちも、カラダの外に 出てきていない状態。 そこから、相手に言葉を 受け取ってもらいやすい間をとり 話しはじめの音をはっきり 原稿の中の、より伝えたい言葉を 整理して 言葉を空中に漂わせず 聞いてほしい相手に向けて放る そんな風に読んでみると 最初に読んだ時とはまる

          「伝える」という意思を持つ

          ボイストレーナーが最近、思うこと

          大人になってから ずっと関わってるボイトレ。 もう30年くらいかな。 最初は単純に「声」のことだけに 興味関心が向いていた。 自分のことをなんとかしたかった。 そこから教える側にまわり コロナ騒動が始まり みんなの変化に気がついた。 あれ?カラダの状態がおかしい... 以前から声の前に 土台であるカラダの状態が 大事だとは思っていたけど パンデミックの3年間で 驚くほど人のカラダが衰えた。 各種カラダの施術者界隈でも カラダの状態が悪くなったと言う話は よく聞くと

          ボイストレーナーが最近、思うこと

          「声=喉」は、ちょっと違う

          私たちがちょっと誤解してる一つが 声=喉 ということ。 声に問題があると のどの状態に 着目してしまいがちだけど のどには声帯があるし 言語は声帯使って作るから 声の最終的アウトプット先と言えば もちろん「のど」とも言えるけど 声になる過程では カラダのいろんなところを使っていて やっと音になるので カラダの、どの部分も大事で でも、とりわけ大事なのは 実は、背中です。 背中がキレイで 背骨がしなやかであればあるほど 柔らかい音が鳴ります。 声は背中で出す、と

          「声=喉」は、ちょっと違う

          メインシステム?サブシステム?呼吸、あなたはどっち?

          息を吸う 息を吐く 教えられたわけでもなく この世に産み落とされた時から 自分で自然にやってること。 最近でこそ 「呼吸が浅い」というお悩みをきくけど 大抵の人は、深く考えないものだ。 私は声の出し方を教えているので 四六時中、呼吸の事考えてまして で、で、 知らない人が多そうなので ひとつ秘密をお伝えしますが 多くの人がやっている 「胸」に吸い込む呼吸。 これは呼吸の メインシステムじゃないです! あくまでサブシステムです。 じゃ、メインシステムは何か?

          メインシステム?サブシステム?呼吸、あなたはどっち?