鈴木良実

人の心にある力の活性化を、一生求めていきます! 大学でAI関連を、会社生活では、ソフト…

鈴木良実

人の心にある力の活性化を、一生求めていきます! 大学でAI関連を、会社生活では、ソフト技術者・社員教育・管理職など色々経験しました。 また、大乗仏教や哲学・社会学も独学で学びました。七十過ぎですが気は若いです。

マガジン

  • 瞑想について

    瞑想について色々書きましたのでまとめます

  • 日米文明論

    現在の私達に大きく影響している『アメリカ文明』この特徴について、日本文明と比較して考えました。

  • 課長になるそして維持する

    課長になり、そして組織を維持し、部下を育てる過程を小説形式で、シミュレーションしました。

  • 動機付けについて

    動機付けについて、日本文明と西洋文明の違いなどから、色々と書きたい。

  • 仕事で成功する知識活用

    40年ほどのメーカー勤務の経験から、会社生活で、知識を生かす方法について、色々と書いています。

最近の記事

  • 固定された記事

自分の軸は心の力の活性化

始めに私が書いている記事は AI、哲学、宗教、社会学、経営学、社員育成など いろいろな分野に広がっています。これでは 何の専門なのか解らない という感じを持たれた人もいると思います。 しかし、私の軸は 心の力の活性化 です。これに役立つと思い、色々な観点からnoteを書いています。 ここで 心の力 にこだわるのは 頭脳だけではない という想いからです。 振り返り高校まで この発想は、高校生時代の成功体験があります。私は高校生時代に、カッパブックス等の

    • 科学知識の使い方

      科学的な知識の使い方には 特定の原理からの展開 現実の世界から関係を見いだす と言う二つの道があります。 前者の代表的な例は 法律の適用 です。基本原理である、憲法前文の世界から、憲法そして他の六法と、展開する議論法です。 後者の一例は 経済の議論です 社会の色々な要素が、人々の動機として働く、こうした世界を上手く切り取り、モデル化して、因果関係を見いだします。 例えば サマータイムの是非の議論 において 人々の健康を求める権利 朝日を浴び健康になる

      • 知識の影響を止めて想像

        前に 不浄観について|鈴木良実 (note.com) を書きました。今回は 私たちの知識の影響 について考えます。 前にも書きましたが 死体を前にして瞑想する不浄観 は、摩訶止観などに書かれてた修行法で、日本では平安時代までは、あったようです。さて、この修行が行われた時代を考えると 死体が野辺に捨てられていた 状態でした。従って 実際に死体が朽ち果てる姿 を見ることが出来ました。 さて、私たちは学校教育などで 人体内部構造 を学んでいます。骨格や筋肉の

        • 和魂の現実性を見直す

          私たちは「和魂洋才」という言葉を、聞いたことが、ある人は少なくないでしょう。しかしその前の「和魂漢才」を聞いた人は、少ないのではないでしょうか?さて、ここで使われている「和魂」ですが、両者には大きな違いがあります。 まず、「和魂漢才」は、平安時代に遣唐使廃止の議論などからでています。この場合 漢才:儒教などの理論的知識 和魂:現実に合わせた智慧 という意味合いがあります。日本の文明は 中華文明のいいとこ取り が特徴です。聖徳太子の17条憲法から律令政治も、中華文明や

        • 固定された記事

        自分の軸は心の力の活性化

        マガジン

        • 瞑想について
          40本
        • 日米文明論
          105本
        • 動機付けについて
          49本
        • 課長になるそして維持する
          39本
        • 仕事で成功する知識活用
          97本
        • お稲荷様
          5本

        記事

          一本道動機付けの弊害

          我が国の学校教育は よい成績を取れば良い大学へ 良い大学からは良い企業へ という 一つの方向への動機付け で、勉強の意欲をかき立てています。 また、会社に入ってからは 課長などへの出世 と言う、これまた一本道での動機付けが行われていました。 しかしながら、このような動機付けでは ピーターの法則 人は自分が無能と証明されるまで出世する 従って組織の大部分は無能人材の集まり と言う状況になります。 なお、戦前の日本の軍隊などでは 大卒とは別の出世コース 一

          一本道動機付けの弊害

          文書作成のフロー

          文書作成のフロー

          感情を抑える教育

          動機付けについて、感情面の力を活かす方向で、何度か書きました。 しかしながら、我が国の教育には 感情の力を抑える 方向が大きく働いているように見えます。 この理由を考えてみました。 私の仮説は 復讐心を捨てさせる ことが 国政の安定に重要だった です。 これは、明治の教育制度の設立時点を考えると 維新前の殺戮状況 その恨みは色々と残る と言う状況でした。それを、新政府の力で、なんとか押さえ込んでいたのです。例えば、幕末で尊皇攘夷で知られている、水戸藩では

          感情を抑える教育

          心の底から楽しむ動機付け

          今の日本社会では 心の底から納得した動機付け が出来ていないようです。よくある事例は 良い大学に入れ 良い会社に入れ で勉強させても それで何をしたいの? には答えられない人たちです。さらに言えば、会社生活においては 出世したい だけで 課長になったら何するの? 部長になりたい 部長になったら何するの? 重役になりたい ~~ と言う状態の人がいます。 さて、この問題に対する一つの答えは 関係者も含めてよくする と言う活動です。もう少し言うと 自分を

          心の底から楽しむ動機付け

          古典・漢文の試験有害論

          高校の国語教育に於いて 古典漢文の不要論 がSNS等に出ています。私の意見は 古典の教養は重要 但し 入試など試験には疑問 です。 理由は 無理に客観的にした試験 に対する反発です。無理に客観的にする一つの手法は 文法の問題などを主として出題 です。また別の面では 現在文への翻訳 漢文の書き下し文への展開 等です。これは、私達のような「教養としての古典・漢文」の立場では 多く出ている現在文訳や 漢文の書き下し を読めばよいと思っています。もう少し言え

          古典・漢文の試験有害論

          文書作成に必要な力

          総合職としての会社生活では、文書作成の機会が多くあります。そこで文書作成能力を高めておくと、時間の有効活用も出来ますし、自分の能力を正しく認めて貰えます。そのためここで、文書作成に必要な力について、説明します。 1 文書全体の制御1.1 目的と読み手の明確化 文書を作成するために、「何のために作成するか?」を明確にする必要があります。まず読 者と、彼の活躍する状況をキチンと想定します。同じ読者でも、目的によって要求する内容は異なります。 目的にあわせて、記述することで余分

          文書作成に必要な力

          1枚に表す力

          学生から会社員への切り替えで、大切なことの一つは 決められた範囲の厳密->全体を見た確からしさ の切り替えがあります。 このことを理解できない人が、特に技術系の真面目な人に多くいます。私は、新入社員育成などで、こうしたトラブルを見てきました。彼らは 自分で決めた範囲の技術力 をアピールしますが、その力は一つの要素で、それだけで充分ではありません。こうした人たちが漏らす不満の一つは 「この会社では、技術でなくA3用紙1枚の文書を作る力が重要」 です。確かに会社では

          1枚に表す力

          発言できる資格は?

          会社生活において、建前では 「自由に発言してよい」 と言われますが、実際は調子に乗って発言すると 「分をわきまえない」 と顰蹙を買うことが多くあります。 さて、このような「発言資格」について、17世紀末から18世紀頭に、デカルトに対立したイタリアの社会学者ヴィーコは 「聴講生は聴くだけで発言は許されない、しかるべき力を示した後に発言が許される」 と言う大学の仕組みについて述べています。 私は、この問題について、ルーマンの社会システム記述に対する トートロジー

          発言できる資格は?

          納得の二つの道

          私たちの納得の方法には、大きく分けて二つの道があります。つまり 単純化して原因結果を明確化 経験などで太らせてイメージを持つ と言う道です。つまり、細く絞り込むか、広げてそれを囲む世界に入り込む発想です。1.の単純化の道は、いわゆる、西洋文明の伝統に連なる 科学的思考 の発想です。ユークリッドの幾何学は、図形の本質的な要素だけで議論します。ニュートンの力学は、物体の質量を一点にまとめた「質点」の関係で、成立しました。 さて、2.の太らせる道は、東洋文明の流れが強く

          納得の二つの道

          日本的な市民革命

          昨日の記事あるモノから秩序を生む|鈴木良実 (note.com)に、関連して 承久の乱 承久の乱 - Wikipedia についてもう少し言いたいことがあります。私は、承久の乱から北条泰時の御成敗式目制定までを  日本的な市民革命 だと考えています。御成敗式目については 御成敗式目 - Wikipedia を参考にして下さい。 さて、この発想はすでに山本七平が、「日本的革命の哲学」で 一部書いていますが、私は、山本七平には 市民 という観点が弱いと思います。つ

          日本的な市民革命

          あるモノから秩序を生む

          先日書いた 現実の泥から結晶したモノ|鈴木良実 (note.com) にある、創造の2方向について、もう少し考えてみました。つまり 澄んだ理論が先行 混沌の泥の中から結晶化 という二つの道です。西洋文明や、中華文明では 澄める天が濁る地を導く という発想で 理論知識が先行し指導する が主体になります。 しかしながら、日本の文明では、これだけでなく 今あるモノから秩序を生む 発想があります。古くは、聖徳太子の十七条憲法や、北条泰時の御成敗式目です。 この発

          あるモノから秩序を生む

          大学教育の二つの方向

          大学の教育には、理系なら トップレベルの研究者を育てる 先端技術成果を理解する と言う目標があります。 例えば、電磁気学を教えるとき 静電力の法則からマックスウェルの方程式に至る マックスウエルの方程式を教えてその適用法を教える と言う二つの道があります。1.の道は、先人の発見の道を追体験し、そこから 発見者の心に至る と言う考えです。一方、2.の道は、電磁気学の基本法則を学んで、それが実際のアンテナなどに実践できるように、演習問題を解いていきます。 さて

          大学教育の二つの方向