鈴木良実

人の心にある力の活性化を、一生求めていきます! 大学でAI関連を、会社生活では、ソフト…

鈴木良実

人の心にある力の活性化を、一生求めていきます! 大学でAI関連を、会社生活では、ソフト技術者・社員教育・管理職など色々経験しました。 また、大乗仏教や哲学・社会学も独学で学びました。七十過ぎですが気は若いです。

マガジン

  • 独学の方法など

    独学の方法を、読書などを中心に、体験談を中心にまとめました。

  • 社会学関連

    マックス・ヴェーバーの著作を読み、色々と応用を考えました

  • 仕事で成功する知識活用

    40年ほどのメーカー勤務の経験から、会社生活で、知識を生かす方法について、色々と書いています。

  • 課長になるそして維持する

    課長になり、そして組織を維持し、部下を育てる過程を小説形式で、シミュレーションしました。

  • 瞑想について

    瞑想について色々書きましたのでまとめます

最近の記事

  • 固定された記事

自分の軸は心の力の活性化

始めに私が書いている記事は AI、哲学、宗教、社会学、経営学、社員育成など いろいろな分野に広がっています。これでは 何の専門なのか解らない という感じを持たれた人もいると思います。 しかし、私の軸は 心の力の活性化 です。これに役立つと思い、色々な観点からnoteを書いています。 ここで 心の力 にこだわるのは 頭脳だけではない という想いからです。 振り返り高校まで この発想は、高校生時代の成功体験があります。私は高校生時代に、カッパブックス等の

    • 言葉の上滑り

      昨日思いついた 水戸学は漢才で和魂に響くか? について、もう少し江戸時代を考えました。つまり 徳川の平和は 儒教教育の成果 と言う一面です。つまり 武士を忠孝という道徳で縛る 発想です。ここでは 儒教という漢才 が支柱として指導力を発揮します。 更に、平和な江戸時代には 寺子屋や学問所 武士から農民・町人まで、多くの人が 孔子の言葉などを学ぶ ようになります。つまり、それまで僧侶・学者などの独占から 漢才の大衆化 が実現していました。 この副作

      • 水戸学は、和魂洋才の魂と言われているが、実際は漢才でないか。朱子学などの理屈で、尊皇と言っても、魂がついていくのだろうか。大日本史などで、歴史を調べても、それを見る目が、朱子学などに引きずられている。これで魂が動くのだろうか?

        • 徳川慶喜の負け方

          第15代将軍徳川慶喜の、鳥羽伏見の戦い以降の、振る舞いについては、色々な説があります。特に、徳川幕府側では 裏切り者 と言う評価もあったようです。 私は、徳川慶喜の振る舞いは 母方の有栖川宮家に従い 天皇への忠誠を貫く と言う考えで、一貫していると思います。つまり 錦の御旗を完全なモノとする ため、しっかり負ける想いでの行動です。 そして新政府側も 東征大総督に有栖川宮熾仁親王 を許し 有栖川宮と血縁深い 徳川慶喜救済 のメッセージを送っています。

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        • 言葉の上滑り

        • 水戸学は、和魂洋才の魂と言われているが、実際は漢才でないか。朱子学などの理屈で、尊皇と言っても、魂がついていくのだろうか。大日本史などで、歴史を調べても、それを見る目が、朱子学などに引きずられている。これで魂が動くのだろうか?

        • 徳川慶喜の負け方

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        • 社会学関連
          33本
        • 仕事で成功する知識活用
          122本
        • 独学の方法など
          113本
        • 課長になるそして維持する
          52本
        • 瞑想について
          52本
        • 西田哲学関連
          51本

        記事

          水戸学が何故明治で力を失う

          昨日書いた、幕末の水戸藩騒動に関連して、歴史上の大転換について、少し議論しておきます。 幕末の、歴史を調べたら 尊皇への水戸学の影響 の大きさを、多くの人は感じると思います。 しかしながら、その反面 明治新政で水戸学が消える と言う状況について、不思議がる人もいるようです。 この問題に関しては、昨日も書いたように 諸生党と尊攘激派(天狗党)の戦いで 多くの人材が亡くなったから と言うのが、一つの説明になります。 さて、水戸藩から新政府の論功行賞での人材登用

          水戸学が何故明治で力を失う

          絶対権威の社会実験 水戸藩

          昨日書いた 江戸時代の藩主の危なさ|鈴木良実 (note.com) が示すように、幕末の状態は 主義主張のためには藩主も排除(暗殺) と言う危険な思想が横行していました。特に、こうした思想家は 極端に走り中道も敵視 と言う危険性があります。 それに対する答えが、明治憲法の絶対権力での裁きでした。 さて、こうした過激派による、闘争状況を収めたのが、大政奉還後の水戸藩です。 当時の水戸藩では 諸生党:保守・佐幕派の過激派 天狗党:尊皇・改革の過激派 本圀寺党:

          絶対権威の社会実験 水戸藩

          江戸時代の藩主の危なさ

          昨日は、「孝明天皇暗殺説」について、少し書きましたが、幕末の各藩藩主についても 有力者が気に入らないと暗殺 されたらしい例は、少なからずあります。 暗殺で有名な事例は 大老井伊直弼の桜田門外での暗殺 ですが、その五ヶ月後に、その事件の黒幕と見られた 水戸の列公徳川斉昭が急死 しています。死因は、一応は持病の心筋梗塞となっていますが、井伊家臣などの報復という噂もありました。(この説は公的な文書では否定されています)なお、その後の水戸藩内の、尊皇・佐幕の戦いからも、

          江戸時代の藩主の危なさ

          その時代に生きる人に共感

          歴史を学ぶとき、その時代に生きる人に共感し 歴史的記述は「真なる小説」 を求める手法があります。 フランスの歴史学の手法|鈴木良実 (note.com) これを使って、明治憲法を考えて見ました。今の知恵では、色々と問題があるとされている憲法ですが、当時としてはそれなりの必然性があったと思います。 例えば、現在の教育では、悪く言われることが多い、天皇に関する条項です。第一条から第三条は以下の通りです。 大日本帝國憲法 - Wikisource 第一條 大日本帝國ハ萬世

          その時代に生きる人に共感

          学問各分野の役割

          私たちは、学校で色々な教科を学びます。しかし、その間の関係を、明確に教えられてはいません。しかしながら、色々な教科の使われ方から、関係を明らかにしておくと、勉強の効率化につながります。 こうした関係の一案として、ここで19世紀にイギリスで多様な分野で活躍した、ハーバート・スペンサーが展開した、「社会学のための学問進化論」の発想を見てみましょう。 ハーバート・スペンサー - Wikipedia 福沢諭吉の学問観 安西敏三著 スペンサーは、社会学を学ぶために、以下の4種類の学

          学問各分野の役割

          感謝の心で仕事をする

          会社で仕事をするとき、難しい問題が発生し、それを突破するために 個人の力に依存 と言う状態はよくあります。 さて、ここで大事なことは、こうした名人技を行う人間の多くは 自分の世界にこもって集中突破 (問題の世界に棲み込む) と言う場合が多いのです。これは 狭く深く追求 が必要です。誰も解ってくれないが、自分が切り拓くという気構えが必要です。 しかしながら、このような突破力を示した後は 広く見て協調した仕事 新しい技術を見て対応 等の幅広く、多くの人との協調

          感謝の心で仕事をする

          出来る化

          私達は 出来るようになる と言うときに、どのようなイメージを抱くでしょう。一つは 学んで知識を得る で、もう一つは 繰り返し練習して身に付ける でしょう。 しかしながら 知識だけでは実戦で使えない 場合がよくあります。この理由を考えると、現在の科学の体質として 理論知識は複雑な現実を切り取り 理想化して出来た という側面から、現実から離れた性格が、見えてきます。こうした過程の逆を実現すると、知識が使えるようになります。つまり 理論の骨組みに現実の肉付け

          皆がよくなるように願う

          私達の神仏へのお願いは、本来は以下のような手順で行います。例えば、稲荷大神を拝むなら 自らの身と心を浄めよこしまな願いを排除 稲荷心経で貪瞋痴の煩悩を除き この国全体がよくなるように祈る 伊勢の内宮・外宮の祝詞でこの国の安泰と五穀豊穣の繁栄を願い 自分が努力することを誓い支援を願う 稲荷祝詞で努力に対する支援を願い この成果が広く行き渡るように願う 稲荷大神様の力で皆がよくなる世界を瞑想 しています。このように 皆がよくなれば自分もよくなる 自分が努力するから神仏

          皆がよくなるように願う

          理論が切り捨てたモノ

          物を売るときに リピート客を維持 ことを大切にしている会社は 社員を会社にする 傾向があります。なぜなら 今まで人脈・経験などの蓄積 を重視するからです。しかしながら、一部の経営者は 人件費は最低に抑える と言う発想で 人に対する投資をしない 場合があります。 こうした行動の一つの要因は 決められた期間での利益 と言う尺度でしか考えないからです。 さて、このような 数値の尺度 だけしか考えない経営が、近頃増えているように思います。 その理由は

          理論が切り捨てたモノ

          ミラーニューロンが潜在的に働くと

          会社生活を長くやっていると 分不相応な出世は体を壊す と言う現象を何度か見てきた。これは 神経の細い人が酒に逃げ 糖尿病や肝臓を壊す 事例が多いが、逆に 図太くマウンティングし 人をこき使う 人間でも、突然の病気や、早死にという事例がある。 こういう人に対して あの人は多くの恨みを買っているから と言う風に、何らかの「呪い」のように捉える傾向もある。 しかし、もう少し科学的な説明が出来ないか、考えると ミラーニューロンの共感作用 ミラーニューロン - W

          ミラーニューロンが潜在的に働くと

          数学への誤解

          数学の世界では この問題は解けない と示すことも、大きな成果となっています。有名な例では「三体問題」「ゲーデルの不完全性定理」等があります。 しかしながら、ここで注意してほしいことは この成果は 今ある手法では解けない と言うことです。もう少し言うと ゲーデルの不完全性定理は 新しい公理追加で新体系の可能性を示す と言う側面もあります。数学の歴史を考えると、こうした拡張で、実りの多い分野を拓いてきました。一例を挙げると 二乗してマイナスになる虚数の導入 です

          数学への誤解

          スパイラル成長の学問

          リベラル・アーツや一般教養という分野は、大学では 1,2年の教養課程で学ぶ モノとなっている。確かに 論理思考などの基本スキル は、その後の学問のために必要である。 しかし、こうした 単線的積み上げ で上手く行く学生は、どれほどいるのだろう? 私自身は 学生時代は哲学など解らず その後情報工学から 計算機の基礎論そして数学に戻り 更に哲学の必要性 法学などの発想の必要性 と言う道のりを描いて リベラル・アーツを必要に応じて学ぶ と言う体験をして

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