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空海的な読み方

昨日書いた、西洋文明と仏教発想の違いを

物語との向き合い

で考えてみました。プラトンなら

物語の中に普遍的法則を見いだす

ような読み方が、高級な読み方の一つでしょう。

一方、空海なら

その物語を書いた人
になりきって

自分での物語を

再構築する

のではないかと思います。空海の著作を見れば

多くのお経を
それを説いた仏に代わり
再解釈して提示

があります。代表的な「般若心経秘鍵」を読んだ人は

顕教の代表が密教に変化

と驚いています。

仏の智慧は

人に合わせて法を説く
自分が触れているモノは方便

と教えます。

そこで、自分の中の「仏の智慧」を働かし、仏の立場になり

あの時代ならこのようなお経を説いた
今なら
このように説く

と言う対応が、空海が行ったことだと思います。

私達も、読書法として

著者が伝えたいこと読み解き
自分なりに再表現

と言う手法はあると思います。

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