【No26 アセスメント視点2】

僕は若い頃、高齢者介護を仕事をしていた。その人達がどういう生活をしたいかということも考えていたが多くは問題が出てきて、考えていくスタンスでした。

その人達が、イベントで息抜きをして生活に刺激を感じながら過ごしてもらったり、運動や体操をして日々の生活を少しでも張りのある生活をしてもらったり、何かをした結果、何かが実現できる。それが良いように思う。

しかしながら、僕は、トイレが座りずらくなってたら、体機能を改善して座れるようになるとか、そのために2人対応にするとか考えていた気がします。周りからも方法論や、その先のことなど言われました。

僕達の目線からすれば、方法論ははっきりと考えてほしいし、その先のことも考えとかないと、介護が難しくなりますし、介護時間が遅くなれば、他の入居者にも影響が出ます。

一方で、体の機能改善がして、それによりトイレに座り、排便が出て、便秘が解消して体調改善するとか、その人が楽に過ごせる。こういう目的というか、その人にとって意味あることを掲げないと、その介護は続きませんよ。

アセスメントは、周りを説得するものではなく、その人の満足と皆が介護を続けられるように考えていくことが必要かなと思います。

何かができるようになることではなく、生活がよくなる視点は大切だと思います。