マガジンのカバー画像

新刊試し読み

12
運営しているクリエイター

記事一覧

【試し読み】C・ホデント(著)山根信二(監訳)『はじめて学ぶ ビデオゲームの心理学』(第1章冒頭)

【試し読み】C・ホデント(著)山根信二(監訳)『はじめて学ぶ ビデオゲームの心理学』(第1章冒頭)

『はじめて学ぶ ビデオゲームの心理学――脳のはたらきとユーザー体験(UX)』が2022年12月13日に発売されました!

 「ゲームをおもしろくする要素を理解するには、脳のはたらきについて考える必要があります」。こうキャッチフレーズを掲げる本書は、これまでになかった、ゲームのおもしろさをを心理学の観点から解説した一冊です。
 ビデオゲームには実体がありません。すべてはプレイヤーの頭の中で起こります

もっとみる
【試し読み】R・J・フレデリック(著)花川ゆう子(監訳)『感情を癒やし、あなたらしく生きる4つのステップ』(日本語版刊行によせて+第1章冒頭)

【試し読み】R・J・フレデリック(著)花川ゆう子(監訳)『感情を癒やし、あなたらしく生きる4つのステップ』(日本語版刊行によせて+第1章冒頭)

 『感情を癒やし、あなたらしく生きる4つのステップ:気づく・鎮める・感じきる・心を開く』が2022年10月26日に発売されました!
 それぞれのキャラクターの心の動きを丁寧に追って、避けていたつらい感情への気づきと向き合い方、激しい動揺の鎮め方を学び、そして本来の自分らしさを見出していくセラピーの過程に沿って、理論的な裏付けと具体的な実践方法を詳しく解説していきます。エピソードはまるで小説のように

もっとみる
【試し読み】	谷淳(著)山形浩生(翻訳協力)『ロボットに心は生まれるか:自己組織化する動的現象としての行動・シンボル・意識』(「はじめに」より)

【試し読み】 谷淳(著)山形浩生(翻訳協力)『ロボットに心は生まれるか:自己組織化する動的現象としての行動・シンボル・意識』(「はじめに」より)

『ロボットに心は生まれるか――自己組織化する動的現象としての行動・シンボル・意識』が2022年7月1日に発売されました!
 20年にわたる研究を経て、ついに「心とは何か」という問いに対するひとつの図式を示しえたエポックメイキングな一冊。ロボット研究者のみならず、広く「心」と「意識」に関心のある方々にも有益です。
 著者の谷氏が英語で書いた原文を、当代随一の翻訳家である山形浩生氏が日本語訳し、その上

もっとみる
【試し読み】H・ローザ(著)出口剛司(監訳)『加速する社会』(訳者解説より)

【試し読み】H・ローザ(著)出口剛司(監訳)『加速する社会』(訳者解説より)

 『加速する社会ーー近代における時間構造の変容』が2022年7月4日に発売しました!
 社会学をはじめとする社会科学や人文学の研究者・学生はもちろん、時間管理をしているにもかかわらずいつも時間がない方、息つく暇もなく個人を活動に駆り立てる社会に疑問を感じるすべての方に強くおすすめします。

 ここでは試し読みとして、監訳者の出口剛司先生の「訳者解説」から一部を公開します。
 続きが気になる方は、ぜ

もっとみる
【試し読み】川﨑寧生『日本の「ゲームセンター」史』(序章より抜粋)

【試し読み】川﨑寧生『日本の「ゲームセンター」史』(序章より抜粋)

街なかにあるゲームセンター。日本のゲームセンターは世界に類を見ない独自の発展を遂げた娯楽施設で、そこには社会史、文化史、法制史など、さまざまな歴史的影響を見ることができます。本書『日本の「ゲームセンター」史』は、そんなゲームセンターの成立・発展・衰退の歴史を紐解き、ゲームセンターから日本の戦前・戦後史を読み取ろうという意欲的な書籍です。
本書ではゲームセンターを4つの種類に分類していますが、中でも

もっとみる
【試し読み】北川聡子・古家好恵・小野善郎+むぎのこ 編著『子育ての村「むぎのこ」のお母さんと子どもたち』(はじめに)

【試し読み】北川聡子・古家好恵・小野善郎+むぎのこ 編著『子育ての村「むぎのこ」のお母さんと子どもたち』(はじめに)

『子育ての村「むぎのこ」のお母さんと子どもたちーー支え合って暮らす むぎのこ式子育て支援・社会的養育の実践』が、2021年12月14日に発売しました!

前作を作っているときから第2弾は実践編にすることが決まっていました。しかし作り始めたところ、むぎのこの支援の多様性(むぎのこ式)に一筋縄ではいかないことがわかり、どうしたらありのままのむぎのこを伝えることができるのか、一年間むぎのこに密着して、そ

もっとみる
【試し読み】R・E・ラングレン、A・H・マクマキン 『リスクコミュニケーション 標準マニュアル 』|第1章 序論より抜粋

【試し読み】R・E・ラングレン、A・H・マクマキン 『リスクコミュニケーション 標準マニュアル 』|第1章 序論より抜粋

 R・E・ラングレン、A・H・マクマキン (著)神里達博(監訳)堺屋七左衛門 (訳)『リスクコミュニケーション 標準マニュアル』はただいま好評発売中!
 リスクコミュニケーションの専門家、リスクコンサルタントの方々はもちろん、企業や団体の広報、総務、リスク担当、コンプライアンス担当の方々にもぜひご一読をおすすめします。今回は試し読みとして、本文冒頭の一部を公開します。
※2021年12月4日付の朝

もっとみる
【試し読み】『「仕事」に満足してますか?』水野修次郎・長谷川能扶子|レッスン1・2

【試し読み】『「仕事」に満足してますか?』水野修次郎・長谷川能扶子|レッスン1・2

『「仕事」に満足してますか? ーーあなたの適職・天職・転機がわかるライフデザイン・ワークブック』が現在好評発売中です。
ここでは試し読みとして、レッスン1・2を公開します。
続きが気になる方は、ぜひ全国の書店・ウェブストアからお求めください!
(本書の詳細はこちら。各種ウェブストアにもアクセスできます)

*本記事は発売中の『「仕事」に満足してますか?』から該当部分を転載したものです。

*   

もっとみる
【試し読み】『子どもと大人の主体的・自律的な学びを支える実践』中谷素之・岡田涼・犬塚美輪(編著):「はじめに」より抜粋

【試し読み】『子どもと大人の主体的・自律的な学びを支える実践』中谷素之・岡田涼・犬塚美輪(編著):「はじめに」より抜粋

◎自己調整学習研究が応用されている多様なフィールドを、最新の研究とともに紹介◎学校教育、スポーツ、医学教育等幅広い年齢層を対象にした教育現場で応用されている自己調整学習。各現場で行われている研究・実践を具体的に示す教師・指導者に役立つ一冊。

『子どもと大人の主体的・自律的な学びを支える実践--教師・指導者のための自己調整学習』が、9月1日に発売しました!
自己調整学習のアイディアが活かされている

もっとみる
【試し読み】P・スルクネンほか『ギャンブルの何が問題なのか?』(第1章冒頭)

【試し読み】P・スルクネンほか『ギャンブルの何が問題なのか?』(第1章冒頭)

◎世界初、データが語る世界のギャンブル業界の現状と依存の実態、そして有効な対策の提言◎
ギャンブル業界はこの数十年で、国境を越えたグローバルな営利企業としての側面を強めてきました。また、スロットマシンやパチンコに代表される電子ゲーム機は、よりプレイヤーが「ハマりやすく」なるよう、人間の認知機能に働きかけて射幸性を高める開発が進んでいます。
ところが、こうしたギャンブルの産業規模や依存の実情、そして

もっとみる
【先行公開】A・クラインマン『ケアのたましい』プロローグ(試し読み:後編)

【先行公開】A・クラインマン『ケアのたましい』プロローグ(試し読み:後編)

◎ポストコロナを私たちはどう生きていくのか:バーバード大学教授アーサー・クラインマンが遺す滋味豊かな物語◎
アーサー・クラインマンはハーバード大学の著名な精神科医、医療人類学者で、「ケア」というテーマの権威である。クラインマンは、妻のジョーンが早期発症型アルツハイマー病との診断を受けた後、自ら妻のケアを始め、ケアという行為が医学の垣根を超えていかに広い範囲に及ぶものかに気づくことになった。本書でク

もっとみる
【先行公開】A・クラインマン『ケアのたましい』日本語版への序文(試し読み:前編)

【先行公開】A・クラインマン『ケアのたましい』日本語版への序文(試し読み:前編)

アーサー・クラインマンはハーバード大学の著名な精神科医、医療人類学者で、「ケア」というテーマの権威である。クラインマンは、妻のジョーンが早期発症型アルツハイマー病との診断を受けた後、自ら妻のケアを始め、ケアという行為が医学の垣根を超えていかに広い範囲に及ぶものかに気づくことになった。本書でクラインマンは、医師としての生活とジョーンとの結婚生活について、深い人間味のある感動的な物話を伝えるとともに、

もっとみる