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「男女」と「女女」と「男男」
無知と傲慢と偏見最初は発想すらなかったので、初めてそのセリフを言われたときひどく驚いた。
それは2015年のことで、私が職場のある男性先輩と某チェーンカフェでお茶をした話をたまたま女の子に話したときに、「気づいていないと思うけど、男の人が2人きりでカフェでお茶してたら、周りの人からゲイって思われるよ」と言われた。
それは単なる事実報告というより、すこしからかいを含んだ物言いだった。
今の価値
「覚悟はいいか、俺はできてる」
覚悟ほどやっかいな言葉はない。
私は覚悟という単語を聞くたび「ひっ」となり、使っている人を見ると本当に大丈夫? となり、覚悟したものを守り続ける人の気高さにうっとりする。
覚悟の先に待ち受けているものは、その言葉のある種の使いやすさよりもっとずっと重々しいものだ。そして覚悟には、実はいくつか種類がある。
以前、私は念願の仕事につくため実家から1000キロ以上遠くの見知らぬ土地で就職した。残業
永遠にフェアになることのない男女の夜道の歩きかた
誰にも話せないことがある。正確には話してはいけないこと、つまり男女にまつわるセンシティブな話だ。言葉を選び尽くしても反感を買ってしまいそうな、けれど私は私で、きちんと傷ついた話。
序盤の内容はありきたりだ。仕事帰りに夜道を歩いていたら十字路でばったり見知らぬ女性と鉢合わせしてしまってしかも帰る方角が同じらしく彼女のほうが少し先を歩く羽目になった。もちろん怖がらせてはいけないと思い、10メートルく