マガジンのカバー画像

わかるなーそうだよなーとなる素敵な皆様の文章です

18
運営しているクリエイター

記事一覧

揺れる日々

揺れる日々

ピーピー

レジにて、カードが使用できなかった時の音が鳴る。

''あれ、、操作は合ってたはず、、''
少し焦ってもう一度やってみようと思った時には、先輩が隣にいた。

''これ合ってますよね?''
操作に問題がないことを先輩に確認して、もう一度やってみるも結局タッチ決済はできず。

お客様には違う方法で決済してもらった。

やっぱり、先輩だ。

誰よりも早くわたしの異変に気がついて助けてくれるの

もっとみる
言葉の使い方で相性をみる

言葉の使い方で相性をみる

見方によっては惚気ととられてしまうかもしれないが、
夫がよくする相づちの中で「もちろん!」がある。

この言葉、夫と付き合って初めて言われたとき、大げさでなく
「もちろん…とな…」と結構な衝撃を受けた。

たしか最初のそれは、一緒に中国茶の専門店に行ったときのこと。

いろいろ味見させてもらって
ちょっと買って帰ろうか、となった時に
あまりに種類があるので迷ってしまって

「これと…これも美味しか

もっとみる
愛嬌について。

愛嬌について。

女は愛嬌が大切なんだと何度も聞いてきた。実際愛嬌に救ってもらったこともたくさんあって、わたしにとって愛嬌は最強の“ツール”。

はじめての営業スマイル

バイトを始めたとき、接客というものの楽さを知った。お金という分かりやすい目的を得れれば、自分はいくらでも笑顔で話せるし、変なお客さんがいても、笑顔の仮面の中の感情をドロドロさせる必要もなかった。

初めて使った愛嬌は、わたしの鎧になった。

もち

もっとみる
「もう恋なんてしない」と誓った私が結婚をして、半年経って。

「もう恋なんてしない」と誓った私が結婚をして、半年経って。

あの頃、どうしてわたしはあんなにも報われない恋ばかりしていたのだろう。

どうして身を滅ぼすような恋ばかり夢中で追い求めて、それが生きがいとすら思っていたのだろう。

今年の春に入籍をして、結婚生活もちょうど半年が経とうとしている今。わたしは2年前までの自分が今とはまるで別人のようだった事実を思い出して、静かに驚いている。

きっとあの頃のわたしが今の姿を見たら、不思議でならないのだろうな……。

もっとみる

恋愛エッセイ : 恋人になる人は出逢った瞬間にお互いに何かを感じるものだと思う

今マッチングアプリとかあるが、
僕が若い頃はなかった。スマホもなかった。
今の若い人たちは、恋愛しようとしている様に思える。また恋人を作ろうとしているようにも見える。  

恋愛はしようと思ってするものではなく
恋人も作ろうと思って作るものではないと思う。

恋人になる人というのは出逢った瞬間に何かを感じる、そして不思議と相手も何かを感じてくれている

最初から両思いの様なものだから、ふたりの間の

もっとみる
まじめな会社員。仮病つかって早退する。

まじめな会社員。仮病つかって早退する。

昨日、会社に嫌気がさして早退した。
こういうとき、「会社を辞めた」とかって言えば、物語でいえばこれからが気になるし、多少面白くなりそうなんですが、全然辞めません。早退どまり。


ここ1、2カ月、ものすごく仕事に注力していた。注力せざるを得ない状況になっていて、朝ははやくて夜は遅かった。

会社にほぼ身をささげる状況になり、会社にもお金が入るような形で貢献した。したんだけれども、月1回の人事評価

もっとみる
恋愛における「押すのか引くのか」問題(その①付き合いたい人がいる編)

恋愛における「押すのか引くのか」問題(その①付き合いたい人がいる編)

そんなに恋愛経験が豊富なわけではないが、29年生きてきて思うことは

結局、恋愛における正しいやり方なんてなくて、「人の恋愛は人の恋愛、自分の恋愛は自分の恋愛」これに尽きる。

とはいえ、恋愛にどっぷりはまっている渦中では、そんな事はおかまいなしに、正解が気になってしまう。どう行動したら、この人はわたしのパートナーになってくれるんだろう。結婚してくれるんだろう。

こういうときに、どう振る舞えばい

もっとみる
「もし独身だったら好きになってたかも」なんて

「もし独身だったら好きになってたかも」なんて

この記憶が褪せてしまう前に。

今思えば、ちょっと、いや、しっかり好きになってたと思う。

① 上司だった、素敵な人

昨年上司だったSさん。
一年間色々お世話になり、沢山話した、というよりは日々少しずつ話した、のを積み重ねた、という感じ。

「お酒入ってないとあまり喋れないんだよね」と少し下を向いて笑っていた。
しかし彼は色んな人とそつなくコミュニケーションを取り、話の聞き方も上手で、話しかけら

もっとみる
やさしく、じんわり。「好き」を考える。

やさしく、じんわり。「好き」を考える。

30歳が近づくにつれて、「好き」の定義が変わってきたと思っている。

学生時代に感じてきた
かっこいい!イケメン!好き!
っていう単細胞な思考回路も未だに無くはないけれど、

それ以外にも、
ああ、なんかこの人のこと大切だな、
と、やさしく、じんわり、温かい感情を抱くような。
そんな感覚を「好き」だと捉えることが増えてきた。

今、多分だけど、そう感じている相手が1人いる。

何ていうか、一緒にい

もっとみる
恋愛小説を読むと思い出す、最低で最高な恋のお話。

恋愛小説を読むと思い出す、最低で最高な恋のお話。

24歳になってすぐの頃に彼と出会った。
同じ部署に異動してきた1つ上の先輩で、すっと背が高く、色白な肌と、ぱっちり二重の大きな目が印象的な。

かっこいい人だった。

新卒1年目だった私と、2年目の彼。
たった1年の差なはずなのに、とてつもない壁を感じたのを鮮明に覚えている。私の何倍も頭が冴えて、数字に強くて、立ち回りも上手だった。
私も彼のように仕事をしたい、できるようになりたいと思った。

もっとみる

3行以内

自分がブログで長ったらしい文章を書いている割に、僕は人の長い文章を読むのがそんなに得意ではないです。(小説とか専門書なら読みますが)

特にTwitterのようなSNSにおける3行以上の文章は、基本的に読んでいないです。このように怠惰な人間なので、自分は基本的にツイッターの投稿を3行以内に収めるようにしています。

これって俳句の類だなと思ったりします。俳句は5・7・5の条件の中で、的確な表現をす

もっとみる
全女子が好きになってしまう男の人の話

全女子が好きになってしまう男の人の話

タイトルに「全女子」とか、書いてしまった。(笑)
こういうブログを書く上で気を付けるべきことは、主語を大きく設定しないことだ。
いろんな人が見るものに、自分の価値観を押し付けたら、いけない。
それを分かったうえで、今回は「全女子」が好きになってしまう男の人の話をしようと思う。

よくある質問をしよう。
好きなタイプはどんな人ですか?

優しい人。かっこいい人。面白い人。
いろいろあるだろう。
でも

もっとみる
相手に会いたい、と思うかちゃんと考える優しいあなたへ

相手に会いたい、と思うかちゃんと考える優しいあなたへ

人と遊ぶ約束があるとき、恋人とデートに行く約束があるとき、
「会いたい」という感情がちゃんとあるかを確かめることってみんなしているのだろうか。
私は全然しない。予定がある。だから行く。
むしろ今日気分じゃないなあ、会いたくないなあ、ってなってても、
そのレベルじゃなく、は?マジうざいわ、あり得ないってなってても、
まあ、会ったら考えも変わるでしょって思って会いに行く。

昨日、深夜2時過ぎ。なにか

もっとみる
「恋人」だけどずっと「好きな人」

「恋人」だけどずっと「好きな人」



恋人との日々の細やかでたまらなく愛しい、私の記録。

一番おいしいところ彼となにかを食べていると彼は決まって「ここが一番おいしいよ」と一番おいしいところを私に差し出す。たとえば、クリームたっぷりのパンやスイーツなら端っこは自分が食べて真ん中のとろとろのクリームが溢れ出すところを私に差し出す。スイーツのようなドリンクなら「ここ果肉いっぱい」と指を指す。ハンバーガーなら、全部の具材をひとくちで味わ

もっとみる