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asaharuの独り言

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詩のようなもの を書いてます リアルだったり、妄想だったり、考えだったり、伝わるものもあれば、自分にしかわからない言葉の集まりみたいなものも書いていくと思います。 書き物はこうし… もっと読む
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記事一覧

わかりたくない事

わかりたくない事

目を閉じれば聴かされる
耳を塞げば見せられる
湯船に顔ごと沈めてしまえ
それで落ちつく事もある

心は空模様のように移り変わる
今日はどしゃ降り仕方ないね
舗装されてる道ではない
何度も躓いて転ぶだろう

立ち上がれる足があればいい
それでいい

明日は晴れるといいな

向日葵

向日葵

朝からうるさい蝉
窓を開けると蒸し暑い風
夏は嫌いだが出かけたいな
僕は今日 君の夢を見た

あの日出会った偶然を
必然と感じたくなる頃には
君の気持ちを知りたくなってた
臆病になる心も懐かしい

交わした言葉の数々
君のもとへと求める時間
長い間なかった感情に戸惑い
好きを隠すのに精一杯だ

朝からうるさい蝉
窓を開けると蒸し暑い風
夏は嫌いだが出かけたいな
僕は今日 君の夢を見た

幸せな一時

幸せな一時

言葉が飛び交う無法地帯
投げ入れる言の葉小さな波紋
時を操る歌声が終演を手招き
早朝の光と手を繋ぐ

伝えたい言葉は旅をし
着飾る言葉を削ぎ落とす
背丈が足りないありふれた言葉
でもそれが本当の想い

土曜の夜が特別に変わる
僕は君に言葉を贈る

ありがとう

月の夜に

月の夜に

人は月まで行き
一歩を踏み出せているのに

ちっぽけな僕らは
一歩が踏み出せない

踏み出す先がとても見えにくく
不安で壊れてしまいそうだから

僕が半歩 君も半歩
二人で歩み寄ればいい

僕らの未来

大切な 大切な
二人で一歩

投石

投石

足元に沢山の石
投げつけるのは簡単だ

世界にもあなたにも
投げつけるのは簡単だ

皆誰もが直ぐに石を拾う
それが最も単純な道だから

拾っては投げつける
拾っては投げつける

皆が皆同じように石を掴む
誰一人足元の石は減らなかった

握りしめた冷たい石
それは自分に投げつけられた石

馬鹿げた事と両手を上げもするが
少数派は石に埋もれ消えていく

神様の言う事さえ聞けない僕らは
誰に叱られればい

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一人千役

一人千役

様々な葛藤をする真の自分

その全てが独立し存在しうる

あの僕 この僕

答えはどこに

好きな僕 嫌いな僕

答えはどこに

正解も不正解もなく

全てが僕

全てが僕ならば

本当の僕はまるで無いようだ

僕が僕と叫びあう

僕が僕を止める

僕が僕を慰める

僕が僕を傷つける

僕の行動に責任をとるのは



矛盾が集まる吹き溜り

心に映りし万華鏡

黄金の翼

黄金の翼

進む進む僕らの世界は
やましい良心と手を取り合って
乗り遅れないようにと頑張って
不確かなものに成長する

善人は決して真実を語らず
言葉に優位な偽りを忍ばせ
本質を取り除いた金の卵を
今日も休まず量産する

世界はまさに金メッキ

あいつは耳を塞ぎ
自分の心と会話した

清んだ綺麗な水だった
流れにのって海に着く頃
僕らはかなり汚れていたんだ

生きている実感が無いのではなく
生きている実感が有

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月虹

月虹

人それぞれの今日があり

人それぞれに想いがあり

重力に縛られた僕らは

想いだけでも空に上げる

君に見せたい今日があるから

君に届けたい想いがあるから

太陽の前で笑顔でいた年月を

雨粒の中で泣いていた日々を

星空の下で願い続けた時間を

空はずっと見ていた

あなた以上にあなたを

空はずっと見ていた

優しいあなたを

世の中は無くなるものばかりで

淋しくなって

悲しくなって

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LIFE

LIFE

薔薇色の人生って何色だ?

今じゃ虹色の薔薇もあるらしい

黒い薔薇でもかまわないか?

白い薔薇でもかまわないか?

薔薇色の人生

時の道

時の道

二人で歩く散歩道

僕の話は風に流れた

気づくと君は五歩後ろ

すねた顔で立っている

僕の歩幅と君の歩幅

最初はそんな二人だった

早くおいでと声をかけた

二人で歩く散歩道

手と手を繋ぎ散歩道

後ろで佇む君はいない

僕らの歩調は近づいた

僕のリズムと君のリズム

僕はたまに引っ張った

君もたまに引っ張った

二人で歩く散歩道

色々あった僕らの道

昔話に自然に微笑む

二人の歩

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初雪

初雪

今日までの僕を

反省するでもなく

肯定するでもなく

過去にするでもなく

無にしたかった

甘ったれた僕に初雪が舞い落ちる

綺麗だなんて呟きもしたけど

積もらぬ雪は茶色くなったよ

振り返れぬ僕が雪に願いを

真っ白に積もってよ

僕の足跡も消してくれよ

甘ったれた僕に初雪が舞い落ちる

頬をつたった冷たいしずく

雪のいたずら笑えぬ身代わり

変わらぬ僕が雪に願いを

真っ白に積もっ

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この雨が止むまで

この雨が止むまで

僕にもくれないか 君の悲しみを

僕も感じていいか 君の涙を

雨にうたれる君に 言葉が見つからない

歩みも出来ない君に 次の道も示せない

僕が出来ることは

小さな傘をさすことだけ

僕にもくれないか 君の悲しみを

僕も感じていいか 君の涙を

傘をつたう雨が 二人の肩を濡らす

雨音と小さな声 ありがとうごめんね

僕が出来ることは

小さな傘をさすことだけ

街の灯りが消え失せても

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有史不在

有史不在

火龍の乱脈が睨みつけ

希望の兎は嘲笑い

愛郷の魂が排除する

意思の伝達に濃霧

扇状に広がる道標

溢れ現るメシアの語り

汚染された魚の群れ

昇れど海は受け入れず

与えし自由に潰される

バベル越えし人知の底

揺りかごで眠る懺悔の念

光るは科学 心照らせぬ闇

語り手無く終わらぬ世界

静寂に漂う英知の屑

黒き海に神話達

哀史が運命 星は空蝉

最も美しい球体

最も美しい球体

青き星の涙
それを知る僕の涙
青き星の涙
それを知る人の涙

何一つ変わらぬ現実に
また流す涙

地表に落ちる涙は消え去るように
この星の涙と同化する

この星に笑顔が戻る時
僕らはまた違う涙を流すだろう