マガジンのカバー画像

別垢

48
運営しているクリエイター

#中国

日本でも徴兵制?

日本でも徴兵制?

イギリスやドイツで徴兵制の復活の話が出て、ネット世論にも変化が見られる。

➀X(旧twitter)

私はXの政治界隈の人達と交流があるが、彼らに対して疑念を持っている。彼らは国防に熱心なのであるが、何故、徴兵制の導入を主張しないのだろうか。

Xの政治界隈は、年齢的には若い人は少ない印象であるが、彼らのフォロワーには若い人達がいるようなので、フォロワーに配慮している面もあるかもしれない。また、

もっとみる
日本にとっての沖縄は、中国にとっての台湾

日本にとっての沖縄は、中国にとっての台湾

台湾有事が今にも現実化しそうな雰囲気になりつつある

①台湾と沖縄の独立

中国は台湾が独立するなら軍事介入すると言っている。これは単なる脅しではないだろう。日本でも、そう考えている人は多いに違いない。だが、沖縄にも日本から独立しようとする動きはある。一般のメディアが報じていないから知られていないだけだ。

日本には一応、言論や経済の自由があり、中国にはないから、台湾は中国に併合されたくないが、沖

もっとみる
ウクライナ戦争の教訓

ウクライナ戦争の教訓

まだウクライナ戦争は終結したわけではないが、現在の状況で考えられることを書いてみた。

➀アメリカはあてにならない

バイデン大統領は戦争の勃発時にロシアと直接戦うと、第3次世界大戦になるから直接は戦わないという趣旨の発言をした。アメリカは核保有国とは直接戦わない。日米安保条約が存在しても、核保有国に日本が攻撃された場合、日本は単独で立ち向かわないといけなくなりそうだ。

 ②通常兵器の増強は抑止

もっとみる
インド太平洋について

インド太平洋について

インド太平洋は、安倍元首相が提唱したわけだが、私はインド太平洋という枠組みについては疑問に思っている。

 ①NATOにユーロ大西洋パートナーシップ理事会という機関があり、協力するために話し合いの場を設けている。メンバーにはロシアもベラルーシも含まれており、ウクライナ戦争には役に立っていない。この機関は、ソ連が解体した1991年に設立され、その頃は、ロシアはエリツィン大統領で協力的だったが、現在は

もっとみる
インドについて

インドについて

 ①独創性

 私は一時期、図書館学の勉強をしていたことがあるが、インドの本の分類法を知って驚きを隠せなかった。日本の分類は米国の十進分類法の応用、日本化でしかないのだが、インドのものは米国の分類とはまるで異なり、非常に独創性に富んだものであった。それはコロン分類法という呼称を持ち、数字と記号とアルファベットからなっていて、一緒に勉強していた学生から「まるで数学みたいだ。」という声が出たほどだ。

もっとみる
日本とは何か

日本とは何か

日本が歴史に遺したものは何だったのだろうか。

①アジアに西欧の近代文明を移植

 これが1番、普通の答えに違いない。日本が西欧の近代文明の移植に成功していなければ、他のアジア諸国は近代化に成功しなかっただろうし、西欧の近代文明も、世界文明にはなれなかったであろう。したがって、日本の歴史的役割は、それなりのものだったということは言える。しかし、近代文明は日本の自前のものではないから、それでは寂しい

もっとみる
ウクライナと台湾は違う

ウクライナと台湾は違う

 ウクライナが負けると台湾がやられるという主張が見られるが、ウクライナと台湾は別の話である。

 ①台湾と国交のある国は十数か国しかないし、台湾は国連にも加盟していない。中国が台湾を攻撃しても、中国の国内問題ということにして逃げてしまう国が多いと見られる。

 ②一帯一路に参加している国は120以上あり、中国に援助してもらったり、中国との経済交流で利益を得ている国は多く、中国の経済規模が大きいこと

もっとみる
西ヨーロッパ=東アジア 

西ヨーロッパ=東アジア 

前にロシア東欧はヨーロッパの東南アジアという文章を書いたので、今回は東アジア(東北アジア、外務省の分類だと北東アジア)と西欧の比較を書いておきたい。

①中国は東アジアのギリシャ、ローマ

 中国は、この地域の基層文化を創造したから、ギリシャ、ローマに該当する。これには異論はないだろう。ギリシャの哲学者に当たるのが中国の諸子百家で、ローマ帝国に当たるのが漢である。

②韓国、朝鮮は東アジアのアイル

もっとみる
民主主義vs権威主義ではない

民主主義vs権威主義ではない

現在、国際社会で起きているのは民主主義vs権威主義ではない。またハチントンが唱えたような地域ごとの異なった文明の問題でもない。

① 

1942年、当時の代表的思想家、文学者、歴史家、美術評論家などが一堂に会した座談会のテーマは近代の超克であった。すでに太平洋戦争は勃発していた。この座談会で小林秀雄は「ニーチェを読んでいると、近代に衝突しないわけにはいかない。これを避けて通ることはできない」と語

もっとみる