見出し画像

日本にとっての沖縄は、中国にとっての台湾


台湾有事が今にも現実化しそうな雰囲気になりつつある

①台湾と沖縄の独立


中国は台湾が独立するなら軍事介入すると言っている。これは単なる脅しではないだろう。日本でも、そう考えている人は多いに違いない。だが、沖縄にも日本から独立しようとする動きはある。一般のメディアが報じていないから知られていないだけだ。

日本には一応、言論や経済の自由があり、中国にはないから、台湾は中国に併合されたくないが、沖縄は日本の一部であってもよいということはあるだろう。だが、中国と米国との間で戦争が勃発し、日本が巻き込まれれば、米軍基地の4分の3が置かれている沖縄は中国の標的になり、大きな被害が予想される。

大きなムーブにはなっていないが、米中戦争が勃発する前に、沖縄は中国から独立すべきだという主張が、沖縄の人達の中にはある。(民主党政権の時、菅首相も「沖縄は独立したら?」と言ったことがある。)もちろん、こんな主張は実現困難だ。だが、日米と中国の間に戦争が起きて、沖縄に犠牲者が多く出れば、戦争後に沖縄の独立運動が表に出てくることは考えられるだろう。


②台湾と沖縄の歴史


台湾が中国の一部だったのは清朝の200年位のことでしかない。清朝は満洲族の征服王朝だから狭義の中国ではないと言えなくもないが、中国では王朝が漢民族でなくても中国ということになっているから、この時期は台湾は中国だったということになるだろう。だが、清朝の支配下になかった時期は中国だったとは言えない。


 一方、沖縄も、琉球の代わりに沖縄県が設置されて、日本が敗戦するまでの数十年と、米国から返還されて現在に至るまでの数十年しか、沖縄は日本ではなかったと言える。


③ヤマト

沖縄の人々は日本本土の人々をヤマトンチューと呼び、本州をヤマトと言っているという話も伝わっている。

日米安保条約は次第に支持率が上昇しているのだが、それは、米軍基地を沖縄に押し付けていることと無縁ではない。本州の人達は今更、米軍基地を沖縄から本州に戻そうとは思わないだろうが、米軍が沖縄から撤退すれば力の空白が生じ、沖縄の独立が現実になるかもしれない。その場合は中国の介入があるだろう。台湾の独立は日本や米国の介入の下に行われる可能性があるわけだが、沖縄独立も沖縄単独では起きないだろう。台湾の独立に米国や日本が介入すれば、中国は内政干渉と主張するだろうが、沖縄独立に中国が干渉した場合、日本も同じことを主張することになるだろう。


台湾独立は歓迎しても、沖縄独立は断乎、認めないのというのでは、この地域に直接、利害関係を持たない国からはダブルスタンダードに見えるかもしれない。



お読みいただき、ありがとうございました。
あまり上手く書けませんでしたね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?