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ウクライナと台湾は違う

 ウクライナが負けると台湾がやられるという主張が見られるが、ウクライナと台湾は別の話である。

 ①台湾と国交のある国は十数か国しかないし、台湾は国連にも加盟していない。中国が台湾を攻撃しても、中国の国内問題ということにして逃げてしまう国が多いと見られる。

 ②一帯一路に参加している国は120以上あり、中国に援助してもらったり、中国との経済交流で利益を得ている国は多く、中国の経済規模が大きいことからも、中国への制裁に参加する国は少ないと思われる。

 ③EU諸国がウクライナを支援したのは、ウクライナがヨーロッパに位置し、白人国だからに過ぎない。中国と台湾が交戦しても、しょせん中国人同士の戦いであり、遠方のアジア人が犠牲になったところで、EUが台湾支援に動く可能性は低い。

  ④中国は人口が14億人、台湾は2000万人であるのに対して、ロシアは人口が1億人、ウクライナは4000万人で、中国、台湾の差の方が大きい。また台湾の国土は3万平方km、ウクライナは60万平方kmで、中国が台湾を制圧するのに時間はかからないと予想される。

 日本は、必要以上にウクライナに肩入れすべきでない。

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