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愛しき言葉たち

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座右の銘や好きな言葉。 どこかで聴いたり読んだりしたお話の断片。 備忘録だと僕の目にしか触れないので、ここに記録しようと思った。
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2024年5月の記事一覧

旅、それは物語

旅、それは物語

「明日やろう」は、バカ野郎!
なーんて言葉もありますが、僕はそういう「明日やることにしたこと」があっても良いと思います。
ただ、若い頃にしかできないことは間違いなくありますよね。
今までの人生で一番若い今、あるいは次の土日とか、遠からずのうちにやっておくべきことはあると思います。
旅もそうかもしれません。
僕には70代以上の身内がいますが、旅に連れ出すのは、なかなか気を使います。
ディスプレイ上に

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パーフェクトな勝利、それは引き分け?

パーフェクトな勝利、それは引き分け?

多分、「空母いぶき」の映画か漫画かのセリフです。
誰かと対決構造になったとき、そりゃあ自分が勝ちたいですよね。
自分の意見や論理(あるいは腕力?)を、自分は正しいと思っていますもの。
例えば野球の試合で、相手チームをボッコボコにやっつけて30対0のコールドゲームで圧勝したとします。
大差でワンサイドなやられ方をした相手チームの心には、渦巻くものが残りそうですよね。
必死で練習し、次の対決の試合では

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大人と痛み

大人と痛み

僕は昭和生まれですが、世代を越えて、これって真実ではないかと思うのです。
人が技術やスキルを得るとき、対になっているのが痛みや苦労。
乗り越えた壁が高く険しいほど、高い技術やスキルを得られます。
何の痛みもなく、何の苦しみも味わうことなく歳を重ねただけの人を、大人だと言えるのか疑問に感じます。
僕がこれまで体験してきた痛みや苦労の程度なんて、世の中的にはイージーモードかもしれませんから、僕も大した

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幸せの在処

幸せの在処

元F1ドライバーの片山右京さんの言葉です。
片山さんは登山家で、ロードバイクで駆ける人でもありました。
登山を今も続けられているか分かりませんが、ロードバイクはレーシングチームの運営や、自転車競技の啓発に活躍されている様子です。
自動車レース競技のF1も、数千メートル級の登山も、ロードバイク競技も、危険と隣り合わせです。
苦しいし、しんどいし、暑かったり寒かったりします。
何かを成し遂げる時、その

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上級者への道のり

上級者への道のり

漫画「スラムダンク」で読んだ一節です。
ダニング・クルーガー効果という理論があります。
気になる方はググってもらえたらと思いますが、概要としては…
①少し経験したり、少し勉強すると理解度が高まった気分になる
②しかしその段階の理解度はまだ低い
③能力は低いのに自信マンマンで天狗になっている状態
④更に経験を積んだり勉強したら、自分の不足が分かり自信は低下
⑤「己が下手さ」を知った状態、しかし天狗の

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「夢」は植物?

「夢」は植物?

夢にも色々あって、社会に役立つビッグな目標から、今夜食べたい料理まで、気負わず自然体に考えるので良いみたいですよ。
晩ご飯にカレーが食べたいな、と思ったところから、より美味しいカレーを追求して、インドを訪ね、店を開き、カレーの名店になる…なーんて怒涛の展開もあるみたいですから。
夢の漢字に草冠があるように、鉢植えに水や肥料を与えて、太陽光を照らして、少しずつ伸ばしてやるのが夢なのかもしれません。

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発想力の拡大

発想力の拡大

早稲田大学ビジネススクールの入山章栄先生の講演で聴きました。
最近は自宅で仕事をする人も少なくないですが、発想力を磨くには「物理的な移動距離」が物を言う、といったお話だったと思います。
発想力は、多彩な視点から得られるものだと思います。
「そう来たか!」と思わせる力。
自分の縄張りの範囲内だけを行動範囲に暮らしていると、新しい文化に触れる機会は少ないです。
新しい視点や価値観に触れるのは難しいと思

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あまやかしと過保護

あまやかしと過保護

幼児教育に関わる友人に教わったことです。
子どもへの接し方の話ですが、子どもに限らない話にも聞こえます。
過保護は、前に書いた「お節介」とも繋がる気がします。
そのときの相手の状況にもよりますし、人との関わり方の濃淡のバランス、難しいものですね。
だらからこそ大事なのかもしれません。
AIでは対応できない領域なのかも。

未完

未完

勉強すればするほど、勉強不足を感じるものなのでしょうね。
無知の知。
「分かった!」と思ったとしても、それが本当に「分かった」の領域にいるのか、自分では分からない…その繰り返しがスタートするのが常です。
それが正しいのかもしれませんね。
人が生きていられる、長くても100年の時間でも、何かを極めるのは難しいものかもしれませんね。
完璧、完全であることが幸せとも限りませんし。
未完を感じ、未完を楽し

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傷つける/赦す

傷つける/赦す

多分、昔、ツイッターで目にした言葉です。
完璧であることは、人間には無理なこと。
もしも完璧になったとしたら、それは神様の領域で、
もはや人ではない存在だと勉強したこともあります。
だから完璧ではなく、不完全なりにより良い姿を目指すのが人として正解なのでしょう。
自分にも人にも厳しい視点でより良い状態を目指すのは大事ですが、完璧を求めるのは自分も他人も傷つけてしまう。
いい塩梅、中庸を保つのが人と

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人生フライング上等!!

人生フライング上等!!

過去に何度も紹介した北海道の植松努さんの言葉です。
スポーツや試験とかでフライング(ヨーイドンより早くスタート)するのは反則ですよね。
やり直しになったり、場合によってはルール違反で排除されたりします。
でも、人生というステージでは、その理屈は通用しないです。
さっさと新しい知識や体験に触れることは、人生を先取りすることになり、残りの人生で、自分というコマをさらに前へ進めることができそうです。

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どこから腐る?

どこから腐る?

どんな企業も、組織も、仲良しグループも、ある程度は人の流動性はあった方が良いのだと思います。
水も留まると腐ると言いますし。
役職とか資格とかに任期や期限が設けられているのは、その防止策なのでしょうね。
企業でも定期的なローテーションは必要だと思います。
環境が変われば、人は新しい環境に応じるべく自分を変化させます。
すなわち、環境が変わらなければ人は自分を変化させず、守りに入り、やがて腐ってしま

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暇つぶしの功罪

暇つぶしの功罪

"kill"は「殺す」。
何かを見てメモした走り書きです。
時間を葬る行動が暇つぶしであると考えると、ちょっと考えさせられますね。
スマホでのパズルゲームなんかをしていると、ちょっと後ろめたい気持ちが生まれそうです。
一方で、何もしていない時間も大事と思います。
特に男の子がぼーっとしている時間は、知識を定着させている時間だから制止すべきではない、と聴いたことがありますし、張り詰めた弦の楽器では正

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上機嫌と視覚・聴覚の影響(メラビアンの法則)

上機嫌と視覚・聴覚の影響(メラビアンの法則)

喜多川さんの小説は、ストーリーの面白さに加えて、人生観に刺激をもらえる含蓄が多い印象です。
娯楽作品に留まらない、訴えかけてくる何かがある気がします。
「上司たるもの上機嫌であれ」
と、何かの機会で聴いたことがあります。
上司とか役職とかの、立場の上下に限らないセオリーと思います。
喜多川さんが著作で言われているように、不機嫌な人と付き合いたいとは思いませんしね。
不機嫌な人には、マイナスのオーラ

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