未題作

君は夢遊病者のふらふらとした覚束ない足どりで階段を上がっている。焦らなくていい、一段いち段、紙を数えるように階段をあがるのだ。別に酔っているわけではないが、躓かないに越したことはないだろう。

最後の一段は踏まずに跨いだほうがいい、骨が擦れたような軋み音で屋敷の主人が眼を覚ますと厄介だ。何故なら、君は君の人目を憚る行動を誰にも見られてはいけないのだから。

君は薄暗い廊下の正面に立つ。

あたりの

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『未完』同士で寄り添って

名前も在処もわからないモノを

求め歩く日々の中で見つけた

『君』という濃厚な一冊の表紙

                                                     

それを開くことで飛び出した

何色と名付けることも出来ない

心の声にただ胸を澄ました

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あなたもドウゾ(っ`・ω・´)っ❤️
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ショートショートを書いてみたくて

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 我が母校の私立S学園高校には、ちょっとした名物がある。
 吹き抜けになった広い昇降口ホールの天井が、一面水槽になっているのだ。
 なんでも、何代か前の理事長が某水族館の「海の中道」をいたく好んでいて、老朽化した校舎の改築ついでに私財を投じて作り上げてしまったのだという。

「その子、センセーが高校生の時もいたんですか?」

 教育実習生活も折り返しを迎えた日の、午前7

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猫のひたいって撫で心地いいよね。
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『愛読少女』(小説冒頭)

0 『相澤汐』

 ある愛読書の話をしよう。

 肌は陶器みたいに透き通り、血管の染付を際立たせている。なだらかな目蓋には今はみえない、黒々と潤む目の玉がしっかりとくるまれている。連なる頰の丸み、首筋、胸の膨らみ。曲線はお互いに呼応しあい、『それ』が一番端正に、いとおしくみえるよう、絶えず試み続けている。猫のように、赤ん坊のように、本質的に。そして完全に成功している。
 

『お前は人型の焼物を賛

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あなたのおかげでちょっと良い日になりました。感謝です!
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人生って。。。

こんにちは。

ひらです。

人生って自分を知るための

教科書みたいなものなんだって。

ふと思った。

気づかされることが多い。

起きた出来事にしても、

誰かの一言や、

聞いた話、
見たこと、
本やニュース。

あげればきりがないけど。

それらに気づける
感受性の高さは、

俺の才能の1つだと思う。

アンテナがなければ、

情報キャッチできないもんね。

学ぶことは、

生きること。

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読んでくださってありがとうございます😉
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妖精の子供たち[断片]

……むかしむかし、おおむかしのお話です。ある街の隣の森の中に、真っ白な塔が1本、立っておりました。白と言っても、それは炎に焼かれた石の色で、塔は、ヒトに打ち棄てられたものでした。といいますと、その塔には、ヒト嫌いの炎の妖精がひとり、棲んでいるので、ヒトはみな怖がって、誰も近寄らないのです。
 ある時、その塔に2人の赤ん坊が棄てられていました。1人は、額から銀の角を生やし、脚は青い鱗に覆われた、異形

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灯台と魚[断片]

……むかしむかし、おおむかしのお話です。ある大洋に、真っ白で大きな灯台が、ぽつんと、座っていました。背筋はまっすぐ伸びて、姿勢はいいのですが、灯台はとても静かで、寂しそうでした。彼の足元では、魚たちが、くすくす、くすくす、と灯台について噂話をしています。魚たちは小さいので、笑い声も小さいのです。
「この灯台には、どうして灯りがつかないのだろう。黒い窓はずっと黒いままで、こないだも、しるべを失った船

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ミスチル田原さんのテレキャスター

に憧れて5年くらい前に買ったテレキャスター

メインは隣にあるちょっとクレイジーなエクスプローラなんですが、たまーにこのテレキャスが弾きたくなります。

確か5年くらい前にミスチルの未完ツアーの日産スタジアム公演に行った時に田原さんがこのカラーリングのテレキャスを使いまくってはって、めちゃくちゃカッコ良くて、思わず衝動買いしたんよなー。イノセントワールドとか、名もなき詩をやる時よくこのテレキャス使

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感謝感激雨霰!ありがとうございます!
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《小説》 夢(未完)

ありきたりな夢の話をしようと思う。

  私は夢の中にいた。

  そこで私は、デパートの最上階にある書店に行こうとしていたのだ。私は繁華な道から少し入った、細い路地にあるエレベーターを見つけた。私とほとんど同時に3人の女性が来て、ボタンを押してすぐに来たエレベーターへ一緒に乗り込んだ。
  私は最上階、つまりこのエレベーターだと11階を押した。2人の女性は3階へ、もう1人の女性は6階へ行こうとし

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思想は一つの実行である 有島武郎
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学校という社会の「多様性」

義務教育の学校という社会は、その地域に住む同じ学齢の子ども全員が対象という点で、多様性に満ちている。(地域性は多分にあるし、年齢層は同一だったりもするけれど。)

家族状況も、経済状況も、ひとりひとりの能力も個性も考え方も、SOGI(性的指向・性自認)も、国籍も、文化も、多種多様な子どもたちが、「同じ地域」「同じ学齢」という共通項でくくられて、学校という枠の中で、ともに学び、ともに遊ぶ。
ある意味

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スキしてくれて、ありがとう♪
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