「注意」に注意を向けてみると
「火の元注意」「頭上注意」「前方注意」「割れ物注意」「熱中症注意」「振り込め詐欺注意」などは、事前の注意を促す意味では一応納得できる類のものだ。
しかし、クルマの運転をしていると、一見「そうか、了解!」と同意しては見たものの、すぐさま、はたと困惑するような標識に出合ったりする。「その注意の後の対処法はいかに」と心中ブツブツつぶやきつつ、ついハンドルを握る手に力を入れてみたり、ブレーキ、アクセルの緩急を意識してみたりしてやり過ごすのが常だ。もちろん、「悶々」は吹っ切れないまま。