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sana2525
未完【短編小説】新宿
僕は死のうと思っていた。
新宿をぶらぶらと歩いていたとき、ゆり、と出会った。
ゆりは、小説や学問が好きだ。
僕は小さいボロアパートに住んでる。
僕はタバコを吹かしていた。
後ろから、ゆりが抱きつく。
「どうしたの?」
「ねー、新宿いかない?」
「いいけど」
新宿へと出歩く僕たち。
良さげなラブホテルがあった。
部屋の中には回転式ベッドがあった。
「ハァハァ」
ゆりがあえぐ。
果てた僕は、ゆりとキスをした。
「なぁ、ビルから飛び降りないか」
「心中?」
「こんな人生、もうおしまいにしたい」
「もう」
ゆりと死ねれば、こんなに幸せなことはない、と思った。
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