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心理セラピスト ラジオパーソナリティ ※CRT栃木放送【ikuko Tuneの癒しの雑貨生活】毎週金曜日10:30〜

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朗読【久坂葉子/私】

《あらすじ》 久坂葉子自身について語った小説です。この数年後、何故自ら命を終えることにしたのか、その一片が描かれています。天性の才能に溢れながらも、自分自身を持て余している一面と、全てを肯定している、その感情の動きが良く分かる作品です。

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      朗読【久坂葉子/女】

      久坂葉子には、女というタイトルの作品が2つあります。直近に読ませていただいた女と 今回の女を是非、聴き比べてみてくださいませ。今回の作品は、以前にもyoutubeで配信していますが、なんだか、また読みたくなりました。同じ作品でも、私の日々の心身の変化で、微妙に同じ読み方ではないんですよね。そこも合わせて、ごゆっくりお聴きくださいませ。 《あらすじ》 女は5通の手紙を書き、女と因縁のある4人の女と一人の男に手渡しに行った。その手紙の内容は同じものであった。女の意図したものとは何か、 何をしたかったのか、謎を秘めたストーリーを是非ご堪能くださいませ。

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        朗読【悪魔/芥川龍之介】

        本日は芥川龍之介の悪魔を読ませていただきました。芥川らしい視点で書かれた文章を 読みながら、情景が見えるような気がしました。やはり芥川龍之介は素晴らしいなと、改めて感じています。 《あらすじ》 伴天連の「うるがん」の眼には、ほかの人の見えないものまで見えたそうである。殊に人間を誘惑しに来る悪魔の姿などはありありと形が見えたという。ある日「うるがん」は、なにがしの姫君の腰の上に座っている悪魔を見た。この悪魔は他とは違い、玉のように美しい顔を持っていた。姫君が心配になった「うるがん」は、この悪魔を捕え、悪魔の言い分も聞いてみることにしたのだが、、。

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          朗読【久坂葉子/女】

          《あらすじ》 混雑した電車の中。 女は途中で電車を降りた。 しかし女の居場所は、自由に息が吸える場所は、果たしてあるのだろうか、、。 この女は電車を降りてから、 どうなったのか、皆様はどう思いましたか?私は久坂葉子が自分の最期の光景を描いたような、そんな感覚になりました。

        朗読【久坂葉子/私】

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          朗読【久坂葉子/入梅】

          《あらすじ》 戦争で夫を亡くした私は、幼い息子の行雄と、私が幼いときから世話をしてくれていた、じいやの作衛とともに郊外の家に住んでいた。私は、若い娘の頃、習いおぼえた絵ざらさを仕事にし生計をたてていたが、仕事がだんだん忙しくなり、新しく、おはるという若い姐を雇った。 そのうちに、作衛とおはるの関係は 親密になっていくのだが、、。

          朗読【久坂葉子/入梅】

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          朗読ミステリー、推理短編小説【山川方夫/十三年】

          《あらすじ》 明るい昼すぎの喫茶店で、友人と待ち合わせた彼は、彼を見つめている女に気付く。しばらくして、その女は、彼が中学生の頃、アルバイトで下宿していた貸本屋の女主人、頼子であることを思い出す。 彼が寝ている間に頼子が彼の寝室に入るという妖しい出来事をきっかけに、彼が下宿から逃げるように去ってから、長い年月が経っていた。そして彼は、頼子の隣に彼の面影を持つ少女がいることに気付く。

          朗読ミステリー、推理短編小説【山川方夫/十三年】

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          切ない朗読【晩照(I)/久坂葉子作】

          《あらすじ》 私は友人と、その友人の母を慕っていた。私も友人の母も、夫を亡くした未亡人であることも含めて理解出来る頼れる存在であった。 友人も、その母も、私にとって数少ない友と呼べる人達であったが、 男性との関わり、嫉妬、恋愛、孤独といった虚しい感情が関わる中、 友人の母が開いている合唱の会がきっかけとなり、私は二人から次第に孤立していく。

          切ない朗読【晩照(I)/久坂葉子作】

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          セラピストの朗読【久坂葉子/終熄】

          久坂葉子の小説です。 21歳で自ら世を去った彼女の作品は、 10代の多感なものも数多く、特に恋愛に纏わる小説は、彼女自身と重ねているのでしょう。愛している人を愛してはいない、、という文章を 私は、彼女の他の小説でも度々目にします。もっと早く自由に素直になれていたら、恋人にも家族にも、と毎回気持ちを持っていかれます。そんな作品の一つです。 《あらすじ》 私はTと結婚することになった可愛い彼女とすれ違った。 彼女と挨拶をせずに通り過ぎてしまった自分を後悔した。 その後、Tから話しがあると連絡をもらい、私はTに会いにいく。 別れ際に抱きしめられたが、Tの顔は 冷たかった。

          セラピストの朗読【久坂葉子/終熄】

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          朗読【菊池寛/好色物語より.女強盗】

          《あらすじ》 ある若者が強盗に遭遇し、一味に潜入する。首領を尾行して検非違使の官邸に行き着き、調査の結果、首領は官邸に仕える女中であった。また別の失業した侍は女強盗に誘惑され、共に暮らしながら盗みを働く。最初は不審に思うが、豊かな生活に惹かれ、悪事に加担するようになる。最終的に、女が別れを予感し、男が外出中に消えてしまう。男は強盗を続けるが捕まるが、実は、その女が首領だったことを知る。

          朗読【菊池寛/好色物語より.女強盗】

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          朗読【林芙美子/平凡な女】

          《あらすじ》 ある女性が他の奥様たちとの会話や生活に対する考え方の変化について語るお話しです。以前は子供の成長や日常の些細な話題を「狭い」と感じ、憤慨していましたが、今ではそうした会話を「温かく、女性らしい」と感じるようになりました。また、知識階級の女性たちが家事を避けるための話題に寒々しさを覚え、家庭の中での生活を軽視することに疑問を抱きます。今の彼女は、自身も家事や育児を大切にし、知識婦人たちのような生活を「空虚」と感じています。

          朗読【林芙美子/平凡な女】

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          ボンボヤージの魔法の杖

          第一章:新たな始まり 彼の名前はボンボヤージ。お母さんが「みんなの幸せを喜べる人になるように」と願いを込めてつけた名前です。彼の父は船乗りで、世界中の海を巡っているため、なかなか会えません。でも、日焼けした肌とくしゃっと笑う顔が大好きでした。 ボンボヤージとお母さんは、空気の良いこの街に最近引っ越してきました。お母さんは少しだけ体が弱いので、療養のために選んだ場所です。新しい街では友達も近所のおばさんたちもまだ馴染みがありません。そんな状況に少し寂しさを感じつつも、ボンボヤー

          ボンボヤージの魔法の杖

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          朗読【心配/宮本百合子】

          《あらすじ》 静な町から来た私には駿河台と小川町の通りはあんまりにぎやかすぎた。自分のつれて居るじいやは田舎出だからと云う事もあり電車が走って居る間に彼はいくどもころがりそうになったかわからない。その度に私は心配した。道をあるく時にも車にぶつかりはしないかと心配した。心配のしつづけで家に帰って日向のいい椽側に長くなった時始めてほっとして生かえった心地がした。そんな何気ない日常のお話。

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          朗読【久坂葉子/特急二十八分】

          《あらすじ》 自分の恋愛とは、結婚とは、生きるとは、幸せとは何なのか、、。 阪急神戸のプラットホーム、大阪行きの特急電車を背景に、作者久坂葉子の苦悩が描かれた作品です。

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          朗読【薔薇の女/作:渡辺温】

          《あらすじ》  馬車はヴェラクルスへ向けてはしっていた。お客は私と商人のパリロ氏と牧場主のラメツ氏と医師のフェリラ氏とそしてその他に全く得体の知れぬ二人連れの男女が乗っていた。男は鍔広帽子を眼深にかぶり上衣の襟を深く立てて、女は長い睫毛の真黒な眼だけを残してすっぽりと被衣を被っている。二人共如何にも世を忍ぶ風情である。女の耳のあたりには素晴らしく赤い薔薇の花が一輪留めてあった。  バランカで一休みして馬車は再び走り初めた。空は美しく谷あいの風は新鮮であった。  突然パリロ氏がその二人連の方を目くばせしながらフェリラ氏に囁いた。そして、ここから話しは恐ろしくも意外な方向に進んでいく。。

          朗読【薔薇の女/作:渡辺温】

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          〜あなたへ〜

          毎日楽しんでる?、と聞かれたら 楽しんでるよ、と答えますか? それとも一瞬悩んで 頑張ってるよ、と答えますか? もし、あなたが、  頑張ってるよ、と思ったなら もう頑張らないでください それより、 楽しんでください なんでもいいから 楽しんでください だって、あなたは もう十分頑張っているんですから ちょっと休憩しましょう 自分を甘やかしていいんですよ バチなんてあたりません 好きに休んで 好きなことして 好きなもの食べて 夢は叶うと信じて 泣いたり笑ったり 自由でいま

          〜あなたへ〜

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          朗読【久坂葉子/月の夜】

          《あらすじ》 私は姉の信子の夫と結婚するものと思っていた。しかし何かの出来事で、 男は姉と結婚したのであった。 私は、何事もなかったような顔をして、姉の式に参列したが、そのときに着た絹のドレスを売ってしまうことにした、、。

          朗読【久坂葉子/月の夜】

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