記事一覧
朗読【女の怪異】田中貢太郎作
《あらすじ》
菊江は、胃が痛む母のために蒟蒻を買いに行った帰り道に、男に襲われそうになる。しかし菊江の機転で、蒟蒻をあたかも怪異であるかのようにみせかけて男を撃退する。男は政雄といい、怯えた挙動のまま帰宅した。政雄は老人夫婦の家に下宿していたが、過去に暴力事件を起こしていたことから、
老人夫婦は挙動が怪しい政雄を不審がっていたが、恐怖に怯えた政雄は、怪異に取り憑かれていく。
朗読 久坂葉子作【覓子と兼子】
《あらすじ》
覓子と兼子はお互いの恋愛について
悲壮感を交えながら語り合う。
男性への捉え方、自らを大切にするということなど、一見、違う二人のようでありながら、実は、二人とも久坂葉子の感情そのものであるように感じさせる話である。
朗読【久坂葉子/うらといふ女】
《あらすじ》
『うら』という女は寺の娘として生まれ、幼き頃より両親は兄弟子の息子に嫁がせることを決めていた。しかしその息子を兄のように慕っていた『うら』は、これに反発し家を出る。その後、京都や大阪を転々とした『うら』は、次第に故郷が恋しくなり兄弟子の息子と結婚しても良いような気になるのだが、、。