ikuko Tune

心理セラピスト ラジオパーソナリティ ※CRT栃木放送【ikuko Tuneの癒しの雑…

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心理セラピスト ラジオパーソナリティ ※CRT栃木放送【ikuko Tuneの癒しの雑貨生活】毎週金曜日10:30〜

記事一覧

朗読【女の怪異】田中貢太郎作

《あらすじ》 菊江は、胃が痛む母のために蒟蒻を買いに行った帰り道に、男に襲われそうになる。しかし菊江の機転で、蒟蒻をあたかも怪異であるかのようにみせかけて男を…

ikuko Tune
2日前
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朗読 久坂葉子作【覓子と兼子】

《あらすじ》 覓子と兼子はお互いの恋愛について 悲壮感を交えながら語り合う。 男性への捉え方、自らを大切にするということなど、一見、違う二人のようでありながら、実…

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5日前
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久坂葉子小説朗読

《あらすじ》 久坂葉子が亡くなった昭和27年12月に書かれた随筆です。 自分のこと、これまで文章に描いた女達こと、周りの人への感謝などを非常に静かな文体で書いています…

ikuko Tune
12日前
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朗読【久坂葉子/花と女】

セラピストが読む文学小説です。 睡眠導入や作業用BGMとしてもご活用ください。

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2週間前
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朗読【久坂葉子/うらといふ女】

《あらすじ》 『うら』という女は寺の娘として生まれ、幼き頃より両親は兄弟子の息子に嫁がせることを決めていた。しかしその息子を兄のように慕っていた『うら』は、これ…

ikuko Tune
2週間前
2

朗読怪談【小山内薫/女の膝】

《あらすじ》 私は或る日、帯から上が見えない女を 部屋で見る。痩せた膝が印象的なその女は、毎夜、私にのしかかり、、。 気味の悪い家で起きた出来事が、 最後まで脳裏に…

ikuko Tune
3週間前
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朗読 大人向け読み聞かせ【永井荷風/独居雑感】

《あらすじ》 独身、一人暮らし、結婚、何が楽であるのか、当時の日本の社会と英米との比較を混ぜながら書いています。 永井荷風自身が感じていたであろう小説です。

ikuko Tune
3週間前
3

朗読 【久坂葉子作 訪問客】

《あらすじ》 胸を病んでいるゆき子のもとに女中が来て、矢木という人が訪ねて来ていると言う。やっと来てくれたと胸を高鳴らせたゆき子であったが、矢木という訪問客は…

ikuko Tune
1か月前
1

朗読大人向け読み聞かせ【正宗白鳥/見て過ぎた女】

《あらすじ》 早熟であった彼は、少年の頃から恋というものを冷静にみてきた。 歳を取ってからも、それは変わらず、 どんな綺麗な女性だとしても、その人だけにのめり込…

ikuko Tune
1か月前
2

朗読 大人向け読み聞かせ【山本周五郎/お繁】

《あらすじ》 お繁は、まだ乳飲児だった妹と共に幼少期に両親に捨てられた。残飯を漁り墓場のお供物を食べ、小屋に寝泊まりするその日暮らしのお繁は全身汚れ、村人や子供…

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1か月前
2

朗読【大人向け読み聞かせ】久坂葉子/猫

《あらすじ》 ※本日のお話しには残酷な表現がありますが、古き故人の文学小説でありますので、久坂葉子作品を壊さないためにも、そのまま読ませていただきました。何卒ご…

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1か月前
2

隣の女

《あらすじ》 30歳のITエンジニア、高橋誠は静かな街で独り暮らしをしている。ある日、マンションの地下ゴミ置き場で出会った不思議な女性が「隣の空き部屋に住んでいる…

ikuko Tune
1か月前
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朗読【久坂葉子-ゆき子の話】

セラピストが読む文学小説です。 睡眠導入や作業用BGMとしてもご活用ください。 《あらすじ》 私が久しぶりに、ゆき子を訪ねると、 ゆき子は柄にもなく子犬を二匹買ってい…

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1か月前
2

朗読【久坂葉子/計画は空し】

《あらすじ》 眞木新子は、ある日父に呼ばれ、 将来について問われる。 新子が結婚ではなく音楽を目指したいというと父は納得し、本当に音楽家の才能があると見極められた…

ikuko Tune
1か月前
3

朗読【久坂葉子/人形のかなしみ】

《あらすじ》 箱に入っている人形。 持ち主から、どれだけ可愛がられても 人形は話せないし、感情を出すことはできない。 人形というものの性に久坂葉子の生き方を投影した…

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1か月前
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朗読【久坂葉子/私】

《あらすじ》 久坂葉子自身について語った小説です。この数年後、何故自ら命を終えることにしたのか、その一片が描かれています。天性の才能に溢れながらも、自分自身を持…

ikuko Tune
1か月前
1

朗読【女の怪異】田中貢太郎作


《あらすじ》
菊江は、胃が痛む母のために蒟蒻を買いに行った帰り道に、男に襲われそうになる。しかし菊江の機転で、蒟蒻をあたかも怪異であるかのようにみせかけて男を撃退する。男は政雄といい、怯えた挙動のまま帰宅した。政雄は老人夫婦の家に下宿していたが、過去に暴力事件を起こしていたことから、
老人夫婦は挙動が怪しい政雄を不審がっていたが、恐怖に怯えた政雄は、怪異に取り憑かれていく。

朗読 久坂葉子作【覓子と兼子】

《あらすじ》
覓子と兼子はお互いの恋愛について
悲壮感を交えながら語り合う。
男性への捉え方、自らを大切にするということなど、一見、違う二人のようでありながら、実は、二人とも久坂葉子の感情そのものであるように感じさせる話である。

久坂葉子小説朗読

《あらすじ》
久坂葉子が亡くなった昭和27年12月に書かれた随筆です。
自分のこと、これまで文章に描いた女達こと、周りの人への感謝などを非常に静かな文体で書いています。

朗読【久坂葉子/花と女】

セラピストが読む文学小説です。
睡眠導入や作業用BGMとしてもご活用ください。

朗読【久坂葉子/うらといふ女】

《あらすじ》
『うら』という女は寺の娘として生まれ、幼き頃より両親は兄弟子の息子に嫁がせることを決めていた。しかしその息子を兄のように慕っていた『うら』は、これに反発し家を出る。その後、京都や大阪を転々とした『うら』は、次第に故郷が恋しくなり兄弟子の息子と結婚しても良いような気になるのだが、、。

朗読怪談【小山内薫/女の膝】

《あらすじ》
私は或る日、帯から上が見えない女を
部屋で見る。痩せた膝が印象的なその女は、毎夜、私にのしかかり、、。
気味の悪い家で起きた出来事が、
最後まで脳裏に残る作品です。
今夜は怪談で涼んでくださいませ!

朗読 大人向け読み聞かせ【永井荷風/独居雑感】

《あらすじ》
独身、一人暮らし、結婚、何が楽であるのか、当時の日本の社会と英米との比較を混ぜながら書いています。
永井荷風自身が感じていたであろう小説です。

朗読 【久坂葉子作 訪問客】


《あらすじ》
胸を病んでいるゆき子のもとに女中が来て、矢木という人が訪ねて来ていると言う。やっと来てくれたと胸を高鳴らせたゆき子であったが、矢木という訪問客は、ゆき子が待っていた矢木の妻であった、、。
このお話は、矢木の妻がゆき子に語りかけている途中で筆が止まっています。これが書かれたのが昭和27年で、
久坂葉子が自ら命を絶った年ですから、何か深いものを感じますが、
非常に素晴らしい小説になる
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朗読大人向け読み聞かせ【正宗白鳥/見て過ぎた女】

《あらすじ》
早熟であった彼は、少年の頃から恋というものを冷静にみてきた。
歳を取ってからも、それは変わらず、
どんな綺麗な女性だとしても、その人だけにのめり込むようなことはなかった。しかし、誰かといるときに
美しい女性を想像することは多分にあった。そんなある日、昔を知る女性と偶然出会う。彼女は、見るからに老け込んでいた。。

朗読 大人向け読み聞かせ【山本周五郎/お繁】

《あらすじ》
お繁は、まだ乳飲児だった妹と共に幼少期に両親に捨てられた。残飯を漁り墓場のお供物を食べ、小屋に寝泊まりするその日暮らしのお繁は全身汚れ、村人や子供達から疎まれていた。ある日釣りに来ていた『わたし』は、
お繁に出会う。薄汚れている中でも、
ふと、女性として成長している肉体に気付き、はっとするのであった。

⭐︎本日もご覧いただきありがとうございます!
朗読後半に、お繁が歌う場面がありま
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朗読【大人向け読み聞かせ】久坂葉子/猫

《あらすじ》
※本日のお話しには残酷な表現がありますが、古き故人の文学小説でありますので、久坂葉子作品を壊さないためにも、そのまま読ませていただきました。何卒ご了承くださいませ。

好きな人が結婚する前に、私は彼の店に会いに行く。相変わらず穏やかな口調の彼から飼い猫をもらってくれないかと言われた私は、最初猫は嫌いだと断るが、屈折した私の脳裏に次第に恐ろしい計画が浮かぶ。それは猫を彼から引き取って、
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隣の女

隣の女


《あらすじ》
30歳のITエンジニア、高橋誠は静かな街で独り暮らしをしている。ある日、マンションの地下ゴミ置き場で出会った不思議な女性が「隣の空き部屋に住んでいる」と言う。彼女の存在に興味を持った誠は、隣の部屋に関する情報を集め始める。調査を進めるうちに、誠は驚愕の事実に直面し、その謎を解き明かすため、ますます不穏な道に足を踏み入れることになる。


第一章【全ての始まり】
今年で30歳にな

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朗読【久坂葉子-ゆき子の話】

セラピストが読む文学小説です。
睡眠導入や作業用BGMとしてもご活用ください。

《あらすじ》
私が久しぶりに、ゆき子を訪ねると、
ゆき子は柄にもなく子犬を二匹買っていた。楽し気に飼い犬の話をしているゆき子に仕事の様子を聞くと、心に溜まった意外な苦悩を話し出した、、。

朗読【久坂葉子/計画は空し】

《あらすじ》
眞木新子は、ある日父に呼ばれ、
将来について問われる。
新子が結婚ではなく音楽を目指したいというと父は納得し、本当に音楽家の才能があると見極められたら援助は惜しまないと新子に伝えた。
新子は無事に音大に行き、素晴らしい成績も上げ、いよいよ、これから音楽家に向かおうとしていたとき、一人の男性に出会う。この出会いが新子と父の運命を変えてしまう。

朗読【久坂葉子/人形のかなしみ】

《あらすじ》
箱に入っている人形。
持ち主から、どれだけ可愛がられても
人形は話せないし、感情を出すことはできない。
人形というものの性に久坂葉子の生き方を投影したのではないかと感じながら読ませていただきました。

朗読【久坂葉子/私】


《あらすじ》
久坂葉子自身について語った小説です。この数年後、何故自ら命を終えることにしたのか、その一片が描かれています。天性の才能に溢れながらも、自分自身を持て余している一面と、全てを肯定している、その感情の動きが良く分かる作品です。