朗読【心配/宮本百合子】

《あらすじ》

静な町から来た私には駿河台と小川町の通りはあんまりにぎやかすぎた。自分のつれて居るじいやは田舎出だからと云う事もあり電車が走って居る間に彼はいくどもころがりそうになったかわからない。その度に私は心配した。道をあるく時にも車にぶつかりはしないかと心配した。心配のしつづけで家に帰って日向のいい椽側に長くなった時始めてほっとして生かえった心地がした。そんな何気ない日常のお話。

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