レポートを完成させ提出しなければ、毎回授業に出ていても、単位にはならない。 時間はあったはずだ。どうしてこうなった。 全て消えてなくなった。全て消えてなくなったのだ。 お前に残されている、消えてしまいそうな微かな炎よ。決して消えないでくれ。
理念存在に囚われることなく、生きることは難しいことである。 親というのは、人の誕生のほんのきっかけに過ぎないが、子どもを養育しなければならない。親という理念上にしか存在せず、現実に位置を占めないものになろうと、様々なことをする。 養育に必要なものを得るために苦労を伴う労働に携わり、子が育つために必要であろう教育を施す。 子の将来のためと思い、本を読み聞かせたり、旅行に連れていったり、ピアノを習わせてみたりする。子が嫌だ、と言えば、あなたのためよ、と言ってみたりしてなんと
秘すれば花である。大したことであってもなくても、秘せざるは花ではない。 私はかつて全て言いたいと思っていたが、自分の中で育めるところはあると考えるに至ってから、ある程度育ててから話すようにしている。 会話の中で、明らかになっていくこともあるだろうから自身で解決できなそうなことは、積極的に、自分の中で考えが熟成されていなくても、ぽんと放り込むというようなことをする。 色々と勘違いされていることは多くあり、いやそんなの私じゃないよと、いいたくなることもなくはないが、自分でも
勉強をするから勉強をする時間が取れる。日記に取り組むから日記に当てる時間が取れる。 勉強はしてない。日記は雑。 そういう日もあるということだ。
行為は行為になった時点で行為主体を離れる。そこに主体の意図はもはや介在しているのかは甚だ怪しい。行為は既に進行しているからである。 冴えない男が女と仲良くなりたいと思い、話しかける機会を伺っていたら警察に取り囲まれているということはあり得る。本人はそれがストーキングとさえわからない。自身が加害性そのものであるということは彼にはわからなかった。 トルーマンは原爆の投下を指示をしたが、それで亡くなった全ての命の全貌を知ることはできない。原爆が戦争を終わらせた、ということはなく
悩んでることがあるとする。どうして私に彼女がいないのか、というような誰も挑まない人類最大の難問でもいいし、今日の晩ご飯はカレーにしようかしらということでもいい。 悩みを解決することに悩むことは必要なのだろうか。 バイトが終わって小腹が空いた。最寄りの赤い看板の店に行き、タブレットで注文する。この時に、並盛りにするか、大盛りにするか、特盛にするかで悩んでもいい。 並に生卵をつけるという塩梅で注文し、食べたら満足したのでこの選択は間違ってなかったとして、果たしてそうなのか。
影響を受けやすい。雨の日に傘を刺してなかったら濡れるように、簡単に影響を受ける。 しかし何がいい影響を及ぼすか、悪い影響を及ぼすかは私の知性はわかりえない。雨が降った日は洗濯物は干せないが、砂漠に降るのなら恵の雨であるように。 私に関わる何もかもが、私を作っている。好んで食べないブロッコリーですら栄養価が高いことがあるのなら、いい影響を主体に及ぼすのは、その人が好きなことばかりではないかもしれない。 忌避したいものも、いい影響を与えてくれるかもしれない。その可能性は閉ざ
視野が狭くなれば過度になる、スクリーンタイムである。 この日は五時間ほど画面を見ていた。その間の視野は5インチ程度の画面に釘付けである。それ以外は寝てた。視野は瞼の裏だけである。 家を出る選択は取らなかったが、家を出る選択肢は常にある。ミサイルは降るかもしれないが、雨の方が降る。
朝まで飲んだ日は一日中家にいるだけである。 胸元がやたらに汚れたTシャツを洗濯かごに入れ、財布を確認すると2万円あったはずのお金が2000円になっていて、普段吸わない銘柄のタバコが机に置いてある。 何をしたのか覚えているはずもなく、思い出すのも面倒なので、Netflixでプロレスラーが、父親の介護をするドラマを1日で見終わり、胸焼けを感じながら無理をして飯を食う。 暫く飲むのは控えようと思った次第である。
プロセスの中にいると気付けない。終わった後に、失った後に大抵気づく。 変化は捉えられない。久しぶりに会うからこそ変わったことに気づく。
頑張ることは自信につながるが、それが実になると信じることはとても不安なことである。 試験がいよいよ近づいてきた。単位にならないと諸々困る。試験期間が近づくと毎回感じる焦りを感じる。 出席は大丈夫、課題は出している、ただ試験は点数にならなかったらまずい。ノートを見返すが自分の字が汚過ぎて参考にならない。なんとなく読めるところから思い出して、書き直している。ぼんやり漫然と受けていた時の私を少しばかり恨んでいる。 レポートの締切日を間違えていないか、まだあると思っているとやら
絶賛二日酔いである。そして記憶はあやふやである。飲み過ぎた。 私達は世界にいる。二軒目にいったスナックでそういう歌を歌った。「We Are the World」である。 誰にとっても住みやすい世界ではないようだ。そのことを忘れてはならない。日本に住んでいても思うことはある。段差が多いことやエレベーターの位置が分かりづらいなど、地下鉄の駅は入り組んでいて、誰にとっても使いやすいことはない。大手町駅は複雑怪奇である。 私は全ての人が幸せにならねば気が済まない。最大多数の最大
牡牛座のあなたの今日はなんだか残念な日です。無理は禁物です。熱中症に気をつけましょう。ラッキーアイテムはポカリ。 今朝こんな感じの占いをめざましテレビかなんかで見かけたとして、何か残念なことがあるとする。例えば対向車線を少しはみ出して歩行する中型のおじさんかなんかに轢かれ、舌打ちをされたことを想像してもらいたい。 やっぱり占いは当たる、これから益々残念な目に遭うに違いない、せめて熱中症にだけは気をつけなければ、となるかもしれない。そしてポカリを買って若干熱中症気味ではある
どうして私がこんな仕打ちを受けねばならないの、と心の内で嘆くときに舞台が始まったと思うようにする。 ライトを目一杯、舞台の中心で浴びて運命を嘆く主演女優を想像する。壮大な音楽が流れていると尚良い。優しかった両親は交通事故かなんかで亡くなり、引き取られた先で腫れ物扱いをされていると尚良い。 比べて自身の悩みはどうか、家を出る時間に起きて、遅刻をするので教室に入りづらいぐらいだ。自販機で飲料を買おうと思ったら小銭がなくてお札をいれること躊躇するぐらいだ。あとなんか少し右肩が痛
昨年の7月7日の日記である。題目の体裁が少し変わったのは始めてから2回目の7月7日だからだ。 相も変わらず、懲りずに、捏造しているなあと思った。そもそも日記か、と自分で問うと、日々記すという意味での日記であると私が答える。 これから一年、記さなくていいことばかり記してきたが、文章力がついたかどうかはあやふやであり、大概嘘であり、本当だとしても、炭酸と氷とレモン汁で希釈してから提供している。 毎日投稿するのを面倒に思ってダイジェストでまとめてみたり、小説を書こうとして断念
お酒を飲むと私はポンコツになる。しかしこのポンコツは、愛すべきポンコツであり、決して将来が不安だとか、アル中になるぞとか、そういうことはあまり言ってやらない方がよい。悲しくなってしまう。 確かに、私自身うすうす感じてはいる。将来は不安で、飲み過ぎる傾向があることは把握している。できることならほろ酔いでやめにして、終電前に帰り、電車で寝過ごすことなく家に帰り、翌日に二日酔いにならずに、翌朝から活動するものでありたい。 しかし、夏は暑いしビールは旨い。枝豆と一緒に流し込むこと
