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ロジックとエモーションの狭間で
15年くらい前だろうか。
父とそれなりに小洒落たレストランで、それなりに派手にケンカをしたことがある。
(大変迷惑な客である)
内容はもう忘れてしまったのだが、最後に父に伝えた一言は未だにたまに思い出す。
「お父さんはね、正しいかもしれない。でも正しいことが常に良いことではないんだよ」
今日もご飯が食べれない父は昔から「正しい」人だった。
正義感が強くて、曲がったことが大嫌い。
人目も気に
whyを辞めたら夫に優しくできた話
夫は謎である。
日常の家事は大得意で、料理や掃除、洗濯全て手際良くやってくれる。
シンクのゴミ袋を新しくしたり、ペットボトルのラベルを剥がして仕分けしたり…と、いわゆる「名もなき家事」もお手の物。
家事が好きでも得意でもない私は、夫氏最高!!!と毎日感謝の気持ちいっぱいで生きているのだが、そんな一見マメに見える彼は、なぜだか人から依頼されているタスクは一切無事に完了できない。
逆にどうやった
30年引きずった、ある女の子への嫉妬
通勤路ですれ違う、色とりどりのランドセルを背負う子どもたちを見ながら、私はNちゃんのことを思い出していた。
Nちゃんは、私が小学6年生の頃の同級生だ。
当時は今みたいにランドセルのセレクションが豊富ではなく、女子は赤・男子は黒一択という時代。
そのつまらなさからかわからないが、高学年にもなると「ランドセルなんて背負ってるやつはダサい」という暗黙の空気があり、自然と皆市販のリュックサック風バッ
バズり中の「起業家慶應生」と「コンプレックスを抱える少女」の記事を読んで傷ついたアラフォーの話
今、話題になっている2つの記事がある。
慶應大学に在籍しながら、「TimeLeap」の代表取締役を務める仁禮彩香さんへの取材記事と
「この割れ切った世界の片隅で」というタイトルとさびれた団地のサムネイルが強い印象を放つ、鈴さんという高校生が書いたnoteでのエントリである。
私はこの2つの記事をほぼ同時期に読んで、いろんな気持ちにおそわれていた。感動、憧れ、共感、尊敬、悲しみ…一括りにできない