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日常のあれこれ𖧧˒˒

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生粋のいじめられっ子だった暗黒学生時代を過ごし、自己肯定感を見失い苦しんだ20代を過ごした私が、「自分らしさ」を見つけて前向きに生きられるようになったヒントと、日常のあれやこれや…
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#HSS型HSP

私はただ素足のまま地を歩き続けていたいのです。

私はただ素足のまま地を歩き続けていたいのです。

「心の強い方なんですね」

これは私のエッセイの読者さんに頂いた言葉です

皆様からいただくコメントは
どれも温かいものばかりで
思い思いのご感想をいただけることが
とても嬉しく感じていますが

このお言葉だけは
嬉しいだとか、優しい気持ちになるだとか、
喜怒哀楽どの感情にも引っ掛からない気持ちが芽生え
なぜかずっと心に残り続けています

どうしてなのでしょう?

「私の心が強い」か・・・

もし

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とりあえず否定から入らないことにしてみた。

とりあえず否定から入らないことにしてみた。

「冗談通じないよね」とよく言われる

正直者が馬鹿を見るとはよく言ったもので
私は至って真面目に
これまで生きてきたつもりなんだけど

こういったジョークを笑い飛ばしたり
乗ったりするのがとても苦手だ

プライベートなら
私がこういう性格だということを理解してくれてるし
むしろ周りにそういう人はいないんだけど

仕事中となると話はべつで・・・

冗談を言ったり笑わせようとするお客様の
ノリにうまく

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せっかく人間を演じているのだから、最後はハッピーエンドがいい。

せっかく人間を演じているのだから、最後はハッピーエンドがいい。

これは私が高校生の頃、演劇に青春を捧げていた時に出会った言葉。

シェイクスピアの戯曲の中には、この言葉に酷似した言葉がよく見受けられ、ここから彼の信念のようなものを感じられる一節だ。

簡潔な表現であるからこそ、捉え方は人それぞれだと思うけれど、私はこの言葉を二つの意味で解釈している。

「今起きていることばかり仰視するのではなく、人生という一つの戯曲を観劇するかのように生きるべきだ」

「生ま

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田舎の景色は美しくて、尊くて、ちょっと痒かった。

田舎の景色は美しくて、尊くて、ちょっと痒かった。

帰省3日目

朝7時に目が覚めて、母と談笑しながら朝ごはんを食べていたら「そろそろ近くの花畑にハナビシソウが咲く時期だね」と言われた。

ちなみにハナビシソウは別称カリフォルニアポピーと言われていて、鮮やかな橙色のポピーによく似たお花のこと。

ご近所さんしか知らない雑草だらけの抜け道を抜けると、徒歩数分でたどり着くお花畑は、毎年季節ごとの花が咲き並び、
春はハナビシソウ、梅雨の時期は紫陽花(アナ

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故郷を好きでいたいから、私は実家に戻らないと決めた。

故郷を好きでいたいから、私は実家に戻らないと決めた。

15:00

大きなキャリーケースを引っ提げて故郷に向かうローカル線に乗り込んだ。

発車まであと12分あるとはいえ、座席はがらんとしている。

もともと人混みや他人の話し声が得意ではないから、帰宅ラッシュに当たらないようにこの時間を選んでみたけれど思惑通りだった。
いつもなら周りの会話が耳に入らないように、イヤフォンをして動画や音楽を聴いているけれど、今日は気にする必要はなさそうだ。

15:1

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わたしがずっと言われたかった言葉。

わたしがずっと言われたかった言葉。

わたしがカメラマンの仕事を始めたばかりの頃、とにかく仕事覚えが悪く、要領も効率も悪くて、一つのタスクをこなそうとすると別のタスクが疎かになって、気付かぬうちにミスをしてしまうことがあった。

しかも自分でも驚くようなミスが多く「なんでこんなミスをするの?」と上司に言われて「自分でもそう思います」と言い返したくなるようなことばかりで

「なんて自分は無能なんだ、職場の足手纏いにだけはなりたくない、先

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生に生かされず、死に生かされてみるのも悪くない。

生に生かされず、死に生かされてみるのも悪くない。

私の母方のおばあちゃんは、アクティブでフットワークが軽く、自由奔放な人だった。

どれだけ歳を重ねてもおしゃれを欠かさず、お洋服も大好きでお化粧もしっかりして、昭和初期の生まれとは思えないほどにジャンキーなものも大好き。

若い頃から登山や旅行も大好きで、たまに旅行先で撮影した写真を楽しそうに見せてくれた事をよく覚えている。

そんなおばあちゃんが亡くなる直前
私たち家族にお願いしたことが二つある

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傷つけた相手に皮肉を込めて「ありがとう」と言ってやろう。

傷つけた相手に皮肉を込めて「ありがとう」と言ってやろう。

言葉にはチカラが宿っている

人を笑顔にすることもできる

労うこともできるし
涙を拭うこともできる

だけど傷つけることも簡単にできる

最初は注射の針でチクッと刺されたくらいの
小さな痛みだったものが

身体中にじんわり広がって
どんどん呼吸が苦しくなって

涙が溢れたり

涙すら出なくなったりする

知らず知らずのうちに
言葉の持つ大きなチカラは誰かを傷つけてる

分かってる

みんな分かっ

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「良い人」止まりの人生は、もういい加減やめにしたい。

「良い人」止まりの人生は、もういい加減やめにしたい。

私の性格を一言で表すならば
平和主義という名の臆病者である。

我を出すことが苦手で、いつも人と足並みを揃えることだけ考えて生きてきた。その方が誰とも喧嘩にならないし、ほんの少しだけ気が楽だって思ったから。それでも心のどこかでそんな自分のことを好きになれなかった。

私が周りから抱かれる印象は決まって
「優しくて温厚な人」

褒められているように聞こえるけれど、私には「ありきたりで中身のない人間」

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ハワイには日本人が忘れかけている真心があるらしい。

ハワイには日本人が忘れかけている真心があるらしい。

最近パタパタとしていていつもは3ヶ月おきに行っていた美容院を4ヶ月も開けていることに気づき、梅雨が近くなったのでカットと縮毛矯正もあわせて予約をした。

私は小さい頃からうねうねした癖っ毛が好きではなく、もともと顔が大きいということもあって、ボブにすればキノコになるし、ショートヘアなんて扱いきれなくて論外だった。

というか子供の頃から母と私がお世話になっている美容院のお兄さんにショートヘアだけは

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環境や人間関係を手放すことで生まれる、漠然とした寂しさと焦り。

環境や人間関係を手放すことで生まれる、漠然とした寂しさと焦り。

以前の記事で、わたしが会社員からフリーランスに転身した時のお話をさせていただいたのですが、今日はそのお話を深掘りしてお届けをしていけたらと思います。

それでは本題に入っていきます。

前回の記事で、わたしが5年間勤めた仕事を辞め、転職を迎えるタイミングで、思い悩んだ原因についてこう表現した。

「環境を変えることで
自分の栄光が失われることへの漠然とした恐れ」

これは転職だけでなく、一つの物事

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新しい道を歩き始めると、急にひとりぼっちになったような気分になる。

新しい道を歩き始めると、急にひとりぼっちになったような気分になる。

今回の話を始める前にまずは2年前の私のお仕事の転換期について話そう。

いつも私の話から始めてばかりで、読んでくださる皆様には大変申し訳ないのだけれど、noterさんはお優しい方が多いので、きっと孫の話を聞くかのように優しく頷きながら読んでくださっているだろうと信じている。

いつもありがとうございます(土下座)

と前置きをしたところで、早速お話を始めていく。

今から2年前、私は契約社員として

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辞めたい理由はたくさんあれど、次に進む勇気が見つからない。

辞めたい理由はたくさんあれど、次に進む勇気が見つからない。

まずは私の社会人生活のはじまりからの経歴を
読んでる方に飽きられないようにざっくり話そう。

新卒の会社を3ヶ月で退社して、某ファーストフード店のアルバイトで1年働いたけど、労働時間に見合わない給料で、ついに家賃が払えなくなり実家に強制帰還したものの、新たに始めたカフェのバイトは3日で辞めて、フォトスタジオのアルバイトは1年働いたけどお店が潰れた。

しかし今でも本業として生計の軸になっているスタ

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考え事をしている時は、あっさりめのコーヒーが似合う。

考え事をしている時は、あっさりめのコーヒーが似合う。

昼間と比べて明け方はまだ寒く

ここ最近は5時くらいになると寒さで目が覚めて
ベッドの横にあるタオルケットを
ミノムシのように隙間なく巻きつけ

アラームまでは絶対に起きてたまるかと
寒さを凌ぐ日々を過ごしている

しかし今日に関しては何にも予定のないお休みで
とくに何時に起きようと決めておらず

クローゼットから羽毛布団を引っ張り出して
ちゃんと二度寝に勤しむことにした

おかげさまでホッカホカ

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