- 運営しているクリエイター
#中学校の先生
校内研究の難しさと改善へのヒント ~演繹的な校内研究と帰納的な校内研究~
校内研究(校内研修)に難しさを感じる教員の方は少なくないと感じています。
今回は、時事通信社「内外教育(2022.9.27)」に掲載の、奈須正裕「学校における理論研究の進め方」から、校内研究の方向性について考えてみます。
※本来の意味は異なりますが、ここでは便宜上「校内研究」に表現を統一します
1 校内研究が背負うもの
前提の整理ですが、いわゆる校内研究は、主に3つの側面を背負って
結局プリント学習…オンライン授業実施の「難しさ」
ご無沙汰しております。お久しぶりの記事になりました。
コロナ禍ではありますが、やらねばならぬこと、やりたいと思うことは多々あり、調整すべきことも結構あります。
そして本業は年度末業務が佳境になりつつあります。
それでも以前よりかなり時間にゆとりをもてるようになりました。多少なりとも自身のスキルが向上したという面もあるかもしれませんが、「働き方改革」がゆっくりとですが、多少なりとも浸透してきた
できるだけ多くの人が幸せになる『しくみ』をつくる ~2022年初頭の覚え書き~
あけましておめでとうございます★
昨年noteを始め、様々な方々にお読みいただき、ありがたい限りです。
新年の抱負…という程でもないですが、現在思う自分の「ミッション」を、三が日のうちに覚え書きしておきます。
1 今、自分の中にあるミッション
「できるだけ多くの人が幸せになる『しくみ』をつくる」
今はそう考えています。
現在、学校の教員をしているわけですが、
自分に内在していたミッシ
日本の教育はコスパ最強!?その②~「教師は五者たれ」を考える~
先日、日本の教育はコスパ最強!?という記事を、教員の業務や教育費等を元に作成しました。
関連してですが…
「教師は五者たれ」という格言?のようなものを時折聞きます。
今回は、日本の教育界に根付く「教師は五者たれ」について少し考えてみます。
※自分は「教師」より「教員」の方がしっくりくるのですが、今回は言い回しの関係上、基本「教師」に統一します。
1 「教師は五者たれ」とは?
自分
日本の教育はコスパ最強!?
先日、埼玉で教員の方の時間外労働に関する訴訟の判決が出され、今日的に注目を浴びています。日本の教員の労働時間が長いこと、その内容が多岐にわたることは既に知られるところです。
こと残業代に触れると、企業のような見方をすれば「みなし残業」のような扱いで手当に含まれていますが、数十年前に「時間外労働は月10時間程度」とした制度が、今も続いています。
学校現場は常に動いている状態(しかも自転