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ストーリーと共感

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#ビジョン

マーケティングを過大評価せず、「想い」を大切に

マーケティングを過大評価せず、「想い」を大切に

脳は可塑性の高いオープンエンドなシステム。何歳になっても学習によって鍛えることができます。逆にいえば、使わない機能はどんどん萎縮、退化。筋トレと同じですね。

話は少しそれますが、私は学歴的に、そして業務的にもマーケティングの世界に身を置いてきました。マーケティングの話をし始めると、割と長い間でも退屈しません。どんな問いに対しても割と的確なロジックを提示することができます。ですがこれ、とても危険な

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思いは実現する〜子どもの未来を応援する企画に携わりました

思いは実現する〜子どもの未来を応援する企画に携わりました

昨日はこんなイベントがありました。私が参画しているエルフェン埼玉という女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)に加盟しているクラブのイベントです。企画、スポンサー営業、そして運営まで一気通貫で携わることができました。

このnoteでも何度か書いているとおり、貧困や虐待問題に敏感な私。実際に日本の社会問題として議論されることも多く、その割にこの事実を知っている人が少ない現実にもどかしさを感じていました

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あなたの会社には「筋道の通った流儀」があるか

あなたの会社には「筋道の通った流儀」があるか

サッカーというスポーツに関する仕事をしている私ですが、私のフォロワーの多くはサッカーに無関心だと思います。なのでこういうことを書くとシラけちゃうし、読んでくれないかもしれないので控えるべきなのですが、昨日は思わず泣けてきて、感動して、心揺さぶられてしまって。今日も外に出ていろんな人にあって情報収集に努めたのですが、頭の中に残っているのは昨日のことばかりです。なのでサッカーの話、します。

現在、エ

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商品を売るのではない、「夢」を売るのだ

商品を売るのではない、「夢」を売るのだ

かつてスポーツクラブの経営をされていて、ずっと懇意にしていただいている方からの電話。かなりご無沙汰続きで申し訳ないなと思いながら行動できずにいた自分を悔いました。いつものとおり元気いっぱいの高い声で、近況報告かねて私の状況も気にかけてくれました。

彼の強みはネットワーク。相談すると必ず誰かを繋いでくれます。そしてそれが一定の成果につながるからいつも驚かされます。見返りは一切期待しないのが彼のスタ

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ファンはなぜ何度も何度もサインを求めにやってくるのか?

ファンはなぜ何度も何度もサインを求めにやってくるのか?

チケットの半券はただの紙切れだが、スクラップブックに大事に保管された半券を見るたびに、ずっと後になってもファンはそのときのことを思い出す

「ファンダム・レボリューション」の一節です。amazonで売り切れ。中古品で9,000円を払って手に入れた本です。今も中古品以外では買えないらしい(Kindleでは1,515円)非常に示唆に富む内容で、今も繰り返し読んでいます。

サッカークラブの練習場には、

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サッカークラブも「意味」を追及するとき

サッカークラブも「意味」を追及するとき

昨日、コンサル契約を結ぶサッカークラブのキービジュアル撮影に挑みました。まずはコンセプトづくり。メンバーと議論して、メンバー皆が意見を出し合ってまとめたコンセプトです。「こういう世界が実現したらすばらしい」という世界を構想し、それをデザイン化、映像化して社内外のステークホルダーに実現すべきビジョンとして提示します。

メンバーはいい意味で余白だらけ。というかほぼ真っ白と言っていい。人手不足で十分な

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売っている商品に「意味」はあるか?

売っている商品に「意味」はあるか?

楽天創業者で、現在も最高経営責任者を務める三木谷さんの著書「成功のコンセプト」を久しぶりに手に取り、ページをめくっていました。もう10年以上前になりますが創刊当初、Amazonで購入、即読んで感動したことを思いだしました。楽天の「5か条」には、

1.常に改善、常に前進
2.Professionalismの徹底
3.仮説→実行→検証→仕組み化
4.顧客満足の最大化
5.スピード!! スピード!!

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消費者は「意味」が見出せないと買うことができない

消費者は「意味」が見出せないと買うことができない

ちょっと震えました(↓)

過去には日本とアジアの国々とのあいだで不幸な出来事がありましたね。ああいうことを二度と起こさないために、友達がいろんな国にいるという状態にしたいんです。そのためには若いうちからどんどん外国に出て、いろんな文化に触れ、たくさんの人と知り合ってほしい。そんな環境を私たちがつくるんです。

このビジョンを掲げている企業、
いったいどんな業種だとおもわれますか?

少し考えてみ

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経験の「タグづけ」と全体合理性が他社との違いを生む

経験の「タグづけ」と全体合理性が他社との違いを生む

過去の投稿を整理して、
マガジン化してみました。

マガジンは他にもあるのですが、
研究の方向性として

「センス」「ストーリー」「リーダーシップ」

の3つに収れんされていく様子が
なんとなく見えてきました。

センスを磨いたり、
戦略ストーリーを構想したり、

リーダーが自らの哲学や審美眼をベースに
ビジョンを掲げることも

すべて「違い」をつくるため。

今日はあらためて、

それぞれの要素

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コンテンツマーケディングは「ストーリー」を語ること

コンテンツマーケディングは「ストーリー」を語ること

昨日は

リブランディングにおける
3つのポイントと称して、

主体性をもって「戦う場所」を決め、
貪欲に、組織を「正しい方向」に導きましょう、

というテーマで書いてみました。

どちらかというと
クラブ側に視点を置いて書いたのが昨日。

対して今日は

「クラブの外」に向けて、
という趣旨で書き進めていきます。

価値の定義を行ったクラブが、
サポーターや地域社会に対し、

どのようにしてその

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