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スタートアップ経営

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他のスタートアップのいいところをどんどん吸収して、仲間を巻き込み、素敵な会社を創り、社会にインパクトを与えていきたい所存!
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#経営

10年・20年先もIVRyがおもしろい会社であるために

10年・20年先もIVRyがおもしろい会社であるために

IVRy(アイブリー)代表の奥西です。

最近は、13億円資金調達をしたり、AIひろゆきとコラボしたり、インフォグラフィックスを公開したりしました。

さて、本題ですが、タイトルの通りに「10年・20年先のIVRyがおもしろい会社であり続けるためにはどうするのか?」について、IVRy内で議論した思考や取り組んでいることを書いていければと思います。

0. 前段そもそも、まだ上場もしていない従業員規

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なぜ成長企業の歯車は急に噛み合わなくなってしまうのか? ~100話で心折れるスタートアップを考察してみた~

なぜ成長企業の歯車は急に噛み合わなくなってしまうのか? ~100話で心折れるスタートアップを考察してみた~

3連休に思うところがあったので、久々にnoteを書きます。テーマは、『100話で心折れるスタートアップ』となります。

話題や議論を呼んだ本作ですが

など、組織運営のリアルが描かれており、企業の歯車が噛み合わなくなり、急激に衰退していく様子は、胸にくるものがありました。

また、ウサギさんは、何か意図を持って悪い判断をしたというわけではありません。

その時々で事業の生存のために合理的な判断をし

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経営戦略と広報:事業を強化するための目標設計と組織づくりをどう進めるか?

経営戦略と広報:事業を強化するための目標設計と組織づくりをどう進めるか?

テックタッチ株式会社のHead of PR/ Marketing の中釜由起子です。(@YukikoNakagama、入社エントリーはこちら)テックタッチは、昨年末、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)領域で3年連続国内シェアNo.1を獲得しました。

私たちのようなスタートアップかつ新領域のサービスは、認知の獲得がとても重要です。経営戦略において、広報はとても重要かつインパクトがあるに

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急成長フェーズでの採用の考え方

(※ 社内報なので、社内向けの言葉使いなどわかりづらい点はある等ご了承ください)

急成長フェーズでは、通常の採用ではNGとされるような採用が正解となるケースがある。なんの意識もしないと定石とされる方法をとることでのミスが発生する。本来定石だが、急成長フェーズでは意思決定ミスにつながりうるケースに対して考え方の修正をする必要がある。

前提として、20%成長を目指す会社ではなく、毎年何倍も成長する

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ファネルを科学する。コホートを駆使して事業解像度を高める「シン・ザ・モデル」

ファネルを科学する。コホートを駆使して事業解像度を高める「シン・ザ・モデル」

1. はじめにどうも、すべての経済活動をデジタル化したい、LayerXの牧迫(@35_mki)です。法人支出管理SaaS「バクラク」シリーズを提供しているバクラク事業部で事業部長を務めております。

今回は、昨年2021年1月から提供している「バクラク」シリーズの裏側を「事業目線で」お伝えできればと思います。

タイトルが流行りに乗っかっただけ感があるですが(笑)、バクラク事業部も「THE MOD

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数字でドライブする経営(後編)

数字でドライブする経営(後編)

皆様、こんにちは!
テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)

最近、色々な経営者の方と数字を経営にどう活かしているかという意見交換をしたり、テックタッチ社内での経営の舵取りの際も、数字を使った経営判断をすることが多くなってきているので、「数字でドライブする経営」についてのナレッジシェアを目的に、noteを書いてます。

前回、「数字でドライ

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数字でドライブする経営(前編)

数字でドライブする経営(前編)

皆様、こんにちは!
テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)

最近、色々な経営者の方と数字を経営にどう活かしているかという意見交換をしたり、テックタッチ社内での経営の舵取りの際も、数字を使った経営判断をすることが多くなってきているので、「数字でドライブする経営」についてのナレッジシェアを目的に、今回noteを書くことにしました。

日本だと

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PMFまでの引き算の経営

PMFまでの引き算の経営

PMFに集中するための”引き算”スタートアップを起業したらまず向き合うPMF(プロダクト・マーケット・フィット)という深い深い闇。

そのもがき苦しむ過程で生まれた経営スタイルについてこんなTweetをしました。

スタートアップの起業では、初期はPMFだけが大切とさえ、よく言われます。
世の中はPMFに至るためのノウハウで溢れており、かくいう私自身も、必死に書籍やWeb記事を読んだものです。

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OKRは最高の経営システムだ

OKRは最高の経営システムだ

ユーザベースの佐久間です。

OKR = Objective & Key Result(目標と主要な結果)

GoogleやFacebookなどシリコンバレーの有名企業が取り入れていることで有名な、組織の目標設定・運用手法です。

Objectiveという定性的でチャレンジングな目標に、その達成を図る定量的な指標、Key Resultをセットにします。シンプルな例はこんな感じ↓。

Objecti

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不況下での財務的な経営の舵取りについて

不況下での財務的な経営の舵取りについて

2021年年末・2022年初からの大きな株式市況やマクロ環境の変化に伴い、多くの企業、特にスタートアップやハイグロース企業においては、その経営戦略の変更を余儀なくされているところも少なくないと思います。

(いわゆるスタートアップ企業である)弊社10Xにおいては、元来より長期目線で着実に会社や事業の基盤を作っていく経営スタイルを取っていたので、大きく慌てることはありませんでした。とはいえ、大きな環

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【CEO・CFO向け】新任CFOに何を求めるべきか整理してみた

こんにちは、ログラスの布川です。
今日のテーマは、新任CFOとはどうあるべきなのか?について、BCGが今年6月にまとめた素晴らしいドキュメントを見つけたので、読了した上での感想戦みたいなものをまとめていきたいと思います。

出典:未来に向けたトランジション――新任CFOが描くビジョンとロードマップ(BCG)

対象読者

これからCFOを受け入れようと考えている経営者

投資家、金融機関の方

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人事の目的は、人と組織で最高のパフォーマンスを出すこと

人事の目的は、人と組織で最高のパフォーマンスを出すこと

事業の成長には、良い採用がスタート地点となり、そして、事業成長の根幹はヒトだと思っています。

先日、採用力に関する記事を書きましたが、採用がゴールではないので、同時に、中で働く皆が力を発揮できる組織を作っていくことが課題になります。

私はHRバックグラウンドはなく、M&Aなど投資やIRを行うファイナンスの人間です。今は、事業拡大をするためなんでもやる意気込みで、ファインディというスタートアップ

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ハードシングスへの突入と脱出

ハードシングスへの突入と脱出

こんにちは、HiCustomer代表の鈴木と申します。
HiCustomerは2017年創業のSaaSスタートアップです。累計2億円強を調達しカスタマーサクセス領域のプロダクトを提供してきました。業界黎明期から続けてきた情報発信のおかげで、カスタマーサクセスに取り組む方は名前くらいは聞いたことがあるかもしれせんが、実のところ直近2年間は事業が停滞し、eNPSが下限の-100を叩き出すほど組織が壊れ

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【シード投資先100社に学ぶ】シード期のスタートアップ経営 虎の巻

【シード投資先100社に学ぶ】シード期のスタートアップ経営 虎の巻

「シード・スタートアップの経営を、もっと科学したい!」

シードVCのジェネシア・ベンチャーズに転職して、約4年間が経過した水谷( @KokiMizutani )です。

ジェネシアでは、主に日本と東南アジアのシード期のスタートアップに特化して投資支援活動を行うVCファンドを運営しています。ファンドの立ち上げから約5年間が経過し、チャレンジにご一緒させて頂いているスタートアップは100社を越えまし

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