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堀江貴文のブログでは言えない話【定期購読】

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#ロケット

スピード感を求めるなら要所要所で時間をかけろ

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北海道は大樹町に本拠地を構える『インターステラテクノロジズ』(以下、IST)は、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン用ターボポンプの熱走試験

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すぐそこにある、北海道からロケットが打ち上げられる時代

すぐそこにある、北海道からロケットが打ち上げられる時代

北海道は大樹町に本社を置く宇宙関連企業『インターステラテクノロジズ』(IST社)が開発を続ける、新型軌道投入ロケット『ZERO』のエンジン『COSMOSv1』のターボポンプ熱走試験が完了した。定格範囲で回すことができたので、これで名実ともに衛星を軌道投入できるクラスのロケットエンジンの技術を持った会社と胸を張って言えるようになったと思う。

すでにフルスケールのエンジニアリングモデルの製造には入っ

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進化をさせるスキームとそのために必要なこと

進化をさせるスキームとそのために必要なこと

今日は、VIPのアテンドのため、大樹町の『インターステラテクノロジズ』社へ。本来は大樹町飛行場の延伸記念でホンダジェットを飛ばすはずだったのだが、諸般の事情により断念。しかし予約だけはしておいてしまったので行きだけは、帯広空港へホンダジェットで。いつものように自動車で大樹町に向かう。

資金調達の関係で大樹町での工場増設は断熱材などの塗装工場などに留まる予定だ。
帯広の廃業した物流倉庫を改造したロ

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忘れてはいけない「0→1」を生み出すための着実な歩み

忘れてはいけない「0→1」を生み出すための着実な歩み

昨日はインターステラテクノロジズ(IST)の事業説明会が開催された。同社では新型ロケット『ZERO』の開発に集中するため2021年以来ロケットの打ち上げを行っていなかった。先代のロケットMOMOは、日本の民間ロケットとして初めて宇宙空間と呼ばれる場所にまで到達し話題にもなったのではあるが、その後は派手なニュースがあまりない状態だったので、株主やサポート企業などのステークホルダー、そしてメディアを通

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野口さんが指摘した日本の有人宇宙飛行のハードル

野口さんが指摘した日本の有人宇宙飛行のハードル

昨日は宇宙飛行士の野口聡一さんらとWAGYUMAFIAで会食、ロケットや人工衛星の話題など話に花が咲いた。その話のなかで「日本でも有人宇宙飛行ができないか」という話になった。
思えば4月末に開催された『ニコニコ超会議』で『インターステラテクノロジズ』の衛星部門を務める野田さんと対談をした際にも、我が社の次世代ロケット「ZERO」でも打ち上げられる小型有人宇宙船の話が出ていたりもした。

ZEROは

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飛行試験に成功したSpaceXの次なる一歩

飛行試験に成功したSpaceXの次なる一歩

日本時間の昨晩実施された『SpaceX』が誇る史上最大の宇宙船「スターシップ」の打ち上げが圧巻だった。
打ち上げが行われたのは、テキサス州ボカチカ。ここはメキシコ湾に面していて、南や東の方角に同時にロケットの打ち上げができるアメリカでも珍しい場所だ。そしてこの場所に「スターベース」という、ロケットを射出するための基地が形成されている。

※この続きや日々更新される記事の全文は、個別購入以外にnot

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ロケット開発は、なにも特別なものではない

ロケット開発は、なにも特別なものではない

今年も『ニコニコ超会議』に参戦! 「超宇宙開発ブース」の展示とトークショーを行う。
私が参画する宇宙関連事業『インターステラテクノロジズ』(以下IST)のブースも展開している。
今年はロケットの開頭試験と真空試験を行ったCFRP製のフェアリング、燃焼試験に成功した再生冷却燃焼器COSMOS-v1をメインで展示。その他、ロケットの発射ボタンを押したら映像が流れる展示も用意した。

IST採用情報はこ

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ISTが擁するロケット以外の事業

ISTが擁するロケット以外の事業

北海道は大樹町に拠点を置く『インターステラテクノロジズ』(以下IST)。同社の事業といえばロケット開発に注目が集まりがちではあるが、そのロケットに載せる人工衛星の研究開発を行う衛星開発部『Our Stars』を擁している。

現在、通信衛星フォーメーションフライト技術や超低高度衛星コンステレーションなどなど様々な技術開発に力を入れているところだ。

宇宙開発に関わる文字通りの一大事業を作り上げてい

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宇宙関連事業に差し込みつつある光

宇宙関連事業に差し込みつつある光

宇宙関連事業を展開する『インターステラテクノロジズ』社では、新型ロケットZEROの開発が佳境を迎えている。ロケットエンジンの心臓部ターボポンプの冷走試験がコンプリートし、夏には熱走試験を行う。その過程は順調に推移しているし、4月からはかなり強力な技術的な布陣も出来てきた。

先日は北海道大樹町のスペースポート整備について、岸田首相と北海道鈴木知事が整備促進についてお話をされたそうだ。

※この続き

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当たり前のことを以前はよくわかっていなかった

当たり前のことを以前はよくわかっていなかった

今日は急遽予定を繰り上げて、自民党宇宙・海洋開発特別委員会宇宙総合戦略小委員会に出席した。裏金問題の処分の件からなのか、自民党本部にはかなりの数の報道陣が集まってごった返していたわけだが、我々は我々として、民間主導における日本のロケットの打ち上げ回数を増やさなければならないことを強く訴えた次第だ。

自民党が与党で政権を握っている以上、自民党の委員会で決められたことが政策に反映されるのは当たり前の

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「資金・技術・人材」以外で重要なもの

「資金・技術・人材」以外で重要なもの

今日は北海道大樹町へ向かった。定例で開催されるロケット事業『インターステラテクノロジズ』社(以下、IST)の取締役会のためだ。もちろん取締役会だけであればオンラインでも開催はできるのでわざわざ北海道まで行く必要はないのだが、日々増え続ける社員の顔を見たり、増設される工場の状況を視察したりと定期的に行く意味はある。この取締役会だが、3ヶ月に一度は東京支社でも開催している。

こうやって募集を続けてい

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真の愚は、遅れをとることよりも追いつこうしないこと

真の愚は、遅れをとることよりも追いつこうしないこと

日本時間の昨晩『スペースX』社の新型ロケット、「Starship」の打ち上げが、実施された。

1段目のSuperHeavyブースターは33機のRaptor2エンジン全てが正常に燃焼し、最大動圧点であるMAXQを軽々とクリアし、Starshipの6機のRaptor2エンジンに点火しながら切り離される。そして切り離されたブースターは本来であれば打ち上げ地点に戻って再利用されるのだが、着陸がちゃんとで

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失敗は“進化の証”でもある

失敗は“進化の証”でもある

国内初の民間ロケット衛星軌道投入機となるはずだったスタートアップ企業『スペースワン』社の『カイロス』の打ち上げが失敗した。打ち上げ5秒後に自立飛行安全システムが作動して自爆したらしい。スペースワン社としては、離床はしたので打ち上げ費用の売上は立つであろうが厳しい船出となってしまった。しかし、こればかりは経験を積んで挽回していくしかないと思う。

今回の件は人工衛星軌道投入機『ZERO』を開発中の我

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国内ロケット産業、機運高まる

国内ロケット産業、機運高まる

今日はロケット事業を手掛ける民間企業『スペースワン』社。その『スペースポート紀伊』からのロケット打ち上げ生中継をYouTubeで見ていた。テレビ和歌山の生中継がロケットに一番近かったので、そこのチャンネルで配信を見ていたのだが和歌山出身の芸人がハイテンションで喋っていて、めちゃくちゃうるさかった……。あれが関西のノリなのだろうか? 打ち上げは延期となったが、日本でも徐々にロケット事業が盛り上がって

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