SUI-SUI | 星野リゾート

星野リゾート社員として働きながら、普段の日常や旅について思ったことを書いています。読書…

SUI-SUI | 星野リゾート

星野リゾート社員として働きながら、普段の日常や旅について思ったことを書いています。読書やアート巡りが趣味。*投稿内容は個人の見解です

記事一覧

場所はいつも旅先だった

旅とは何か?  旅先という言葉を聞いて、日々周りに飛び交う言葉からそれに当てはめてしまう。リゾート、風光明媚な、温泉旅館、非日常、、、絶景が見れたりそんな描写を…

五月病の正体

GWは目まぐるしい  今年の最大10連休だったGWもあっという間に通り過ぎてしまった。この間まで新生活や桜の開花情報がとりだたされていたのに、時間が移ろうのは早い。コ…

日々通り過ぎてしまうもの

 先週末近くの線路沿いを歩くことにした。風邪をひいてしまい運動不足気味だったというのが理由だ。運動と言っても公園をぐるぐる外周して走るほど気力は起こらないし、で…

アイヌと建築と工芸の世界

今回のおすすめの宿 アイヌと建築と工芸の世界  これは気になって足を運んでみた展示会。随分と日が経ってしまったけれど、最近民族文化について触れる機会が多かったの…

魅力的な言葉について書いてみた。『奥』

どんな旅が幸せか?  誰と一緒に行くか?どんなテーマで行くか?旅の目的は様々だ。雑誌に目を通すと女子旅特集もあれば、一人旅プランについても定期的に触れられている…

青森の煮干しラーメン

暖冬の11月も夜はさすがに冷えるようになってきた。なので”最近はラーメンを食べた。”と日記に書いた。例えばこれを”湯気に顔をうずめながら麺を啜った”としたらアツア…

アートな犬旅(後編)

11月1日はワンワンワンにちなみ、犬の日だそうです。 愛犬について思い出について触れています。(23年11月1日に記載) 2泊3日の青森旅行  新入社員研修ぶりにその地を踏…

【至福の週末モーニング】
ホットサンドにハマっている。
パンとパンで具を挟むだけ。
その工程が、思いのほかテンションを上げてくれる。
時間を気にしなくていい週末のご褒美に勝手にしてしまった。

今日はだし巻き卵サンド。
甘いお出汁でフワッと仕上げて、一日が始まる。

その町並みが美しく残るワケ

「生きている町並み」として評価されているんですよ  千葉県香取市は佐原。ボクはその町並みが好きだ。都心からはクルマで80分ほどにある。近くには利根川が流れており、…

アートな犬旅(前編)

愛犬はポメラニアン  幼少期から愛犬と一緒に過ごしてきた。犬種はポメラニアン。水が嫌いでシャンプーを怖がる。あとは雷の音に特に敏感で、散歩より旅行が好きな犬だっ…

終点の先へ

黄色いカボチャは人気者  久しぶりに高校時代の友人と再会。カフェに立ち寄りながら近況報告をしあう。途中で話題は最近した旅行について。相手にスマホの画面を見せなが…

神さま、おじゃましました

関東屈指のパワースポット  都内から車で80分。本日は日帰り旅行だ。千葉県は香取神宮へ。“関東屈指のパワースポット”と名高い。ボクは友人に勧められるがままにやって…

ナントカカントカ、パレルモ

乗り換えは旅である。 旅は些細な出来事で溢れている。  これはイタリアを舞台に描かれている。主人公たちはパレルモという街を目指す。日常と違って、とおいとおい国…

場所はいつも旅先だった

場所はいつも旅先だった

旅とは何か?

 旅先という言葉を聞いて、日々周りに飛び交う言葉からそれに当てはめてしまう。リゾート、風光明媚な、温泉旅館、非日常、、、絶景が見れたりそんな描写を連想してしまう。
 松浦弥太郎著「場所はいつも旅先だった」ではサンフランシスコやニューヨークのエピソードを中心に旅先での日々を描いたエッセイだ。旅とは何か、美しさとは何かなど筆者の考え方にも触れられる。特に人との出会いを大切にしていること

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五月病の正体

五月病の正体

GWは目まぐるしい

 今年の最大10連休だったGWもあっという間に通り過ぎてしまった。この間まで新生活や桜の開花情報がとりだたされていたのに、時間が移ろうのは早い。コロナ禍を乗り越え、平時となり人気の観光スポットの特集や、高速道路の渋滞予想がメディアでは大きく取り上げられた。このあとは五月病のニュースをスッと通り過ぎ、汗ばむ陽気とともに夏休みに突入していきそうだ。

結婚式の前夜祭

 今年のG

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日々通り過ぎてしまうもの

 先週末近くの線路沿いを歩くことにした。風邪をひいてしまい運動不足気味だったというのが理由だ。運動と言っても公園をぐるぐる外周して走るほど気力は起こらないし、できるなら景色の感じ方が変わる方が良い。どうせ歩くなら知らない場所がいいと思って数駅先の普段は降りない場所からスタートすることにした。
 駅ごとにそれぞれ個性が出ていて面白い。快速が停まる駅の場合、複数路線が流れ込んでくる。駅前の再開発が進み

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アイヌと建築と工芸の世界

アイヌと建築と工芸の世界

今回のおすすめの宿

アイヌと建築と工芸の世界

 これは気になって足を運んでみた展示会。随分と日が経ってしまったけれど、最近民族文化について触れる機会が多かったので書いてみたくなった。アイヌとは主に北海道地方の先住民族で、固有の精神文化を持っている。それは「自然界すべての物に魂が宿る」という考え方だ。アイヌでは神様をカムイと呼び、それは動物や植物、山、川もそれにあたる。アイヌの物語を調べてみたら

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魅力的な言葉について書いてみた。『奥』

魅力的な言葉について書いてみた。『奥』

どんな旅が幸せか?

 誰と一緒に行くか?どんなテーマで行くか?旅の目的は様々だ。雑誌に目を通すと女子旅特集もあれば、一人旅プランについても定期的に触れられている。開運旅やリトリート、今の季節でいえばクリスマスにピッタリの旅先。そのようにテーマ別の紹介もたくさん見かける。旅行は人それぞれ考え方も出るし、面白い。私はただどこか遠くに行けた、そう思えただけで意外と幸せだったりする。情報収集もたくさんす

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青森の煮干しラーメン

青森の煮干しラーメン

暖冬の11月も夜はさすがに冷えるようになってきた。なので”最近はラーメンを食べた。”と日記に書いた。例えばこれを”湯気に顔をうずめながら麺を啜った”としたらアツアツ感や描写と動作が同時に表現できるだろうか。美味しい以外の言葉で伝えていけるといいな。
#ご当地グルメ

アートな犬旅(後編)

アートな犬旅(後編)

11月1日はワンワンワンにちなみ、犬の日だそうです。
愛犬について思い出について触れています。(23年11月1日に記載)

2泊3日の青森旅行

 新入社員研修ぶりにその地を踏んだ。地方から地方へ向かう飛行機の便数は極端に少ない。朝夜の2便のみ。そのため飛行場に早々に着いた。前編の大分旅行の際は無計画なボクたちは時間を持て余していたが、今回は違う。奈良美智さんというアーティストを目指してやってきた

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【至福の週末モーニング】
ホットサンドにハマっている。
パンとパンで具を挟むだけ。
その工程が、思いのほかテンションを上げてくれる。
時間を気にしなくていい週末のご褒美に勝手にしてしまった。

今日はだし巻き卵サンド。
甘いお出汁でフワッと仕上げて、一日が始まる。

その町並みが美しく残るワケ

その町並みが美しく残るワケ

「生きている町並み」として評価されているんですよ

 千葉県香取市は佐原。ボクはその町並みが好きだ。都心からはクルマで80分ほどにある。近くには利根川が流れており、江戸へ向かう水運の中継基地として栄えた歴史があるそうだ。そのため「江戸優り(えどまさり)」といわれるほど栄えていた。
 メインスポットは小野川沿いの町並み。かつてお金持ちであることが想像できるような商家が軒を連ねている。住民の暮らしが垣

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アートな犬旅(前編)

アートな犬旅(前編)

愛犬はポメラニアン

 幼少期から愛犬と一緒に過ごしてきた。犬種はポメラニアン。水が嫌いでシャンプーを怖がる。あとは雷の音に特に敏感で、散歩より旅行が好きな犬だった。久しぶりに思いださせてくれたのはアート作品だった。

湯布院@COMICO ART MUSEUM YUFUIN

 恥ずかしながら奈良美智さんというアーティストを知らずにいた。初めて知ったのは1泊2日の弾丸で大分旅行だ。地方から地方へ

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終点の先へ

終点の先へ

黄色いカボチャは人気者

 久しぶりに高校時代の友人と再会。カフェに立ち寄りながら近況報告をしあう。途中で話題は最近した旅行について。相手にスマホの画面を見せながらスクロールして思い出を共有する。複数ある写真の中から「あっ、これみたことある。有名だよね!」相手の目に留まった。それは海辺に浮かぶように佇む黄色いカボチャの写真だった。
 黄色いカボチャは草間彌生の作品でお馴染みだ。瀬戸内海に浮かぶ直島

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神さま、おじゃましました

神さま、おじゃましました

関東屈指のパワースポット

 都内から車で80分。本日は日帰り旅行だ。千葉県は香取神宮へ。“関東屈指のパワースポット”と名高い。ボクは友人に勧められるがままにやってきた。どうやらとても由緒ある場所のようだ。下総国(千葉県北部)の一宮で、全国約400社の香取神社の総本社。参道からも厳かな雰囲気が伝わってくる。

参道の帰り道

 二礼二拍手一礼。ちょうど参拝を済ませたところだ。境内は入り口から徒歩1

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ナントカカントカ、パレルモ

ナントカカントカ、パレルモ

乗り換えは旅である。

旅は些細な出来事で溢れている。

 これはイタリアを舞台に描かれている。主人公たちはパレルモという街を目指す。日常と違って、とおいとおい国での物語。異国の寝台特急は電車ごと船に乗り上げ、そしてそのまま乗船する。情景は船内で真っ暗なのに、”私たちは行き先を間違えていなかったんだ”と明るい光を見せてくれる。描写とは裏腹に主人公たちの心は高揚感で満ちていてボクのとても好きなシー

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