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#文学
【読書コラム】ラスト1行が衝撃過ぎて、思わず「あっ!」と声が漏れてしまった「忘れえぬ人々」 - 『武蔵野』国木田独歩(著)
今度、日本の自然主義文学について話す機会があるので、いろいろと代表的な作品を読み込んでいる。議論の運びとしては島崎藤村『破戒』と田山花袋『蒲団』を中心にまとめ、後々、私小説というガラパゴスな進化を遂げたという方針を立てている。
残り時間はあと10日ほど。まだスライドは作っていないけれど、私小説とプライバシーの問題に触れるなど、いくらでも話題はあるだろうなぁと楽観している。だから、せっかくだし
ドストエフスキー作品を「わざとSF小説だと勘違いして」読んでみる至高の読書体験について
これまでnoteの上でもさんざん、「現代ロシアという国に言いたいことは山とあるが、ロシア文学は、純粋に、大好き」と公言してきた私。
そんなロシア文学の歴史の中で、
とりわけ好きな作家となると?
これまでもさんざん、トルストイ、ゴーゴリ、ブルガーコフへの敬愛をnoteで語ってきた私ですが、
※たとえばnoteでも何度もしつこく推していてスイマセンが、大好きな、コレとかね↓
しかし、↑こうい
「ロスト・ジェネレーション文学」の入口~ヘミングウェイとフィッツジェラルド・ふたつの切ない短編小説(改訂)
ロスト・ジェネレーション
1920年代から世に出たヘミングウェイらの世代は、「ロスト・ジェネレーション」と呼ばれています。「迷子の世代」あるいは「喪失の世代」などの訳になります。
彼らはまた、「貧乏くじ世代」とも呼ばれています。
この時代には、いくつかの大きな災いが起きました。その中で最も衝撃的だったのが、彼らが青年期の時に起きた第一戦世界大戦(1914~1918)でした。
かつてない規模の