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#経営
2022秋 ブランディングを考える
「正しい日本語はない」
これは以前、僕が短歌の師匠から言われた言葉です。
言葉の使われ方、意味や概念は、時間とともに変わっていくもの。当然その時代ことの正しさがあります。それ以来僕は、例えば講義などで「適切な日本語」と表現するようになりました。
そこで考えると、実はマーケティングの代表的な定義、AMA(全米マーケティング協会)の定義も、これまで何度も変わっています。時代の変化や社会での役割に合
マーケティング 最初に強みと弱みを考えてはいけない
僕のnoteでは何度か「強み、弱み」という言葉について記しています。そのときあった出来事や感じたことを元に書いていますから、すぐに全てを思い出すことはできませんが、僕の記事でははこの「強み、弱み」という言葉について、否定的な内容のものが多いかと思います。
以前もいくつかの視点から記しましたが、多くの場合、競争優位を確立できない、主観的な視点になっていることが多いことや、根拠を説明できないものが多
マーケティング ユーザー、顧客、クライアント、パートナー
企業の支援などをしながら、お客様をはじめ色々な方とお話をさせて頂いていると、「顧客満足」について違和感を感じることがあります。それは誰を「顧客」とし、誰の「顧客満足」を実現しようとしているのかということです。
以前に関わった仕事で、とても嫌な思いをしたことがありました。
単に「面白い」とか、立場のある人に阿り、お金を出してもらおうとするばかりで、誰かに何も価値を提供していないことに関わったからで
ビジネスフレームワークの使い方
先日、ふと面白いことに気づきました。
今担当している、広告デザイン専門学校、マーケティングの講義では、最後の課題として、いくつかのビジネスフレームワークを使用し、実際の製品・サービスについて分析を行います。
内容は、PEST分析、FIVE FORCE分析、3C分析、SWOT,クロスSWOTを通じた市場分析。そしてユーザーモデル(ペルソナ)、カスタマージャーニーマップ、エンバシーマップ、UXマップ
企業のSDGsの考え方 マーケティング5.0を読む前に
2021年1月、フィリップ・コトラー氏が、マーケティング5.0を出版しました。日本語版は、本年中には出版されるかと思います。
内容について、まだ概要しか把握していませんから、正確な内容などについては言及しませんが、マーケティング5.0では、特にSDGsについて多くの言及がなされています。
この内容は、今回初めて述べられたわけではありません。
マーケティング3.0でもエネルギーの問題についての記
マーケティング プロモーションの考え方
僕は多くのデザイナーの方とおつき合いがあります。新型コロナウイルスの影響から、様々な理由で、広告業はかなり苦境に立たされているようです。
広告主からすれば、売上などに大きな変化がない限り、多くの場合、実は広告費ほど明確でないものはありません。そのため、経営状態が悪化すると、広告費が真っ先に削減されます。
そうした中で、先日、あるお客様から、webマーケティングについて相談を受けました。
そこ
情報の取捨選択 どの「サイシン」が必要なのか
先日ある方と話をしていて、実は僕達はビジネスの‘最新’キーワードをあまり知らない、という話をしましま。最初は驚かれましたが、実はこれは、専門的なお仕事をされている方は同じではないか、という意見をその方の分野に合わせて話したところ、その通りだと納得しておられました。
実は最新キーワードは、深く理解している人ほど「それは○○のことですね」と、本質的な言葉や、以前からある言葉で言い換えられることが多いで
マーケティングの第1歩 分類、分類、まずは分類。
以前も記しましたが、マーケティングというと、やっぱり「どうやったら儲かるか」という話になります。
まったくもう!
どんな企業、どんな市場、どんな製品・サービスでも必ず儲かるなんて方法はありません。もしそんな方法があったら、全ての企業が儲かることになります。
でもこれって矛盾してますよね。例えばAという製品を販売している企業が10社あるとします。10社の生産量が、その市場の消費量と等しかったと
年の初めに思うこと マーケティングを考える
昨年は生活環境やビジネス環境など様々な面で、変化を強いられる年になりました。しかし一方で、これまでの価値が問われ、新たな価値観が芽吹いた年にもなりました。
このことを考えていて、ふと、大学院時代のことを思い出しました。
そこで今回は、もう一度、マーケティングについて、考えてみたいと思います。
大学院の頃、多くの先生方に教えを頂きましたが、その中に、マーケティングが専門の先生がおられました。当時
マーケティングのインプットとアウトプット マネジメントとデザインの視点
現在SBE-Laboでは、若手のデザイナーの方と共同のプロジェクトを検討しています。まあ、若手という意味では、見方によってはまだまだ僕も若手なんですけどね。
さてこの方はランドスケープ、建築、プロダクトの分野の優秀なデザイナーで、僕と同様にデザイン学科でマーケティングの講義をされています。
色々な意見交換をしているうちに、大変興味深い話を聞きました。この話は、僕も長らく経営学の分野でマーケティング